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【真冬の霞水系オカッパリ】スタンダードを”あえて”外した釣り方がデカバス捕獲のキーに

寄稿:安江 勇斗
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冬のバス釣り特集2019

みなさん、こんにちは! 霞ヶ浦水系で活動している安江勇斗(やすえ・ゆうと)です。

寒くなってきましたが、みなさん釣りには行かれていますか?

僕のホームグラウンド霞ヶ浦周辺もずいぶん寒くなり、いよいよ冬本番という感じ。

霞ヶ浦の冬のオカッパリといえば、テトラ周りなどでダウンショットやシャッドの釣りがメインなんですが、このところそういったスタンダードな釣り以外の釣り方で、けっこうイイ思いをしているんです。
冬のもう1つの定番「メタルバイブ」を使った釣りでも”特殊な使い方”が個人的には好実績。

そこで今回はあえてスタンダードではない、最近実績の出ている釣り方をご紹介していきます!

安江勇斗(Yuto Yasue ) プロフィール

愛知県出身。WBSノンボーター出場をきっかけに霞ヶ浦が好きになり、茨城県に移住。 おかっぱり、レンタルボート(12ft)、バスボート、さらにトーナメントと、様々なスタイルでバスフィッシングを満喫しているアングラー。 2018年より霞ヶ浦でバスボートによるガイド業も行っている。デプスフィールドテスター、RYUGI フィールドモニター、1992年7月24日生まれ。

 

霞ヶ浦の季節の進行と釣り方

水温が下がり切るまで:12月~1月にかけて

水温が下がり切るまでの12月~1月にかけては、まだ動けるバスも多く、様々な種類の釣り方が存在します。

この水温が下がり切るまでのタイミングに、僕が一つオススメとして上げるのはシャローカバーの釣りです。

 

狙い目なんですが、晴天で太陽の日射しが暖かい日だったり、この時期の冷たい風が当たりすぎない、または風裏になっている場所。時間帯は十分に水温が暖まる昼ごろから日没まで

連続して暖かい日が続いたりすると、特に激アツです。

釣りする日だけではなく前日、前々日の天候や気温なども常に考えて釣りをする事が大事だと思います。
厳しい冬の時期は、特に気にしたいところです。

さらにこの数年、冬の霞ヶ浦はハイシーズンより平均水位を上げている傾向があります。そのため、ショアラインにシャローカバーが多く形成され、12月からのシャローゲームを楽しませてくれる要因に。

キーとなるベイトの一部であるスジエビも、水温が下がり切る1月上旬まではドシャローで確認する事ができますよ。

また、シャローゲームとは別に1月の上旬ごろまでは、毎年ダウンショットなどのライトリグを使用する、いわゆる「食わせの釣り」が成立しやすい状況でもあるので、そういった釣りも考慮しながらローテーションしていくと良いと思います。

 

水温が下がり切る:1月中旬~2月

例年1月中旬から2月後半まで霞水系では最低水温を迎え、1年の間でもっとも釣るのが難しい時期。

そんな時期にどうやって釣るかと言うと、冬でも活発に動いている個体を狙うか、極端に丁寧な釣り方で狙うかがキャッチの近道。
ちなみに、後ほど登場するバリソンミノー【デプス】のジャーキングゲームと、サーキットバイブ【デプス】の軽メタゲームは、この時期でも実績がある釣り方です。

 

スポーニングを意識しだす:2月後半以降~

2月後半からは産卵を意識したバスが釣れ始める時期で、潮まわりに左右されるのをより強く感じられるようになってくる時期でもあります。

大潮前の中潮から大潮は活発にバスが動きやすいタイミングなので狙い目です。あえて日を選んで釣りに行く場合は、このタイミングを選びましょう。

オススメの釣りは、この時期もやっぱりシャローカバーの釣り。
スポーニング場を探すオスがシャローエリアに差しやすく、口も使いやすいので積極的に狙うのもアリだと思います。

この時期、ビッグミノーパターンや白魚パターンで霞ヶ浦本湖や北浦本湖に人が集まりやすいんですが、シャローカバーとなるとアングラーの数が少なく、狙う人も少ないので、2月~3月の釣り方として楽しめる釣りの一つだと思っています。

また、季節の進行を感じることができる釣りでもあります。 水温が暖まりやすい小規模な河川や水路では季節の進行が早いので、バスのポジションを見て、アベレージサイズの大きいメスのポジションを想像することもできます。

 

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