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実際に記者が「ベイトエギング」を試してみて感じたこと

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そのロッドが、メーカーから出荷されたのはつい先日のこと。

ご存知の通りマーケットの反響は大きく、フィッシュマンがエギングシーンに一石を投じたのは紛れもない事実。

実際どうなんだ!?

事の発端は…渦中のフィッシュマン代表 赤塚さんからの1本の電話。

「エギやるんだよね?ベイトエギング用のビームスカルマー、一回使ってみてくれない?」

…ええ、やりますけども。なんならけっこう好きですけども。ただ、こうなった以上、正直に申し上げましょうね。

スピニングで事足りてしまっている。

記者が学生の頃からだから、ざっくり20年近くエギングをやってきて。アオリーQとかエギマルとか…そうそう、まだエギ王Kなんて存在しなかった時代からスピニング以外の選択肢を考えたことないですし、それで十分釣れている。

だから、赤塚さんのベイトエギングの話も「なるほどなー」と思いつつ、どこか全力で肯定できないというか。使いドコロがイマイチ掴めないというのが正直なところ。

記者と同じように考えているエギンガーさん、けっこう多いんじゃないでしょうか。

ありかなしか、ではない

で、届いたロッドがこちら。

早速、使ってみました。釣行数にして3回、しっかり使ってみたんです。

たった3度ではありますが、なんとなくベイトエギングの良い所、悪い所は見えてきたような気が。理由はメリットとデメリットがはっきりしているから。だから、記者目線でここが良かった、ここがもう少しこうだったら…と書くのはカンタンなんです。

ただ、実際使ってみると「ベイトエギングってアリなの?ナシなの?」という、話ではない。なんでしょうね、概念といえば大げさでしょうか、でもそれに近いような側面が見えてきたんです。

そう感じませんでした?既に使われているベイトエギンガーの皆さん。

ベイトエギングのメリットとデメリット

他魚種のスピニングとベイト

例えばバスフィッシング。使うルアーやシチュエーションに合わせて、ベイトとスピニングを使い分けますよね。あるいはジギングもウエイトや水深、誘い方などその日の状況で使い分ける。もっといえば、ロックフィッシュ、チニング、渓流…。

そこには、“ありかなしか”という概念はない。必要に応じて使い分けていて、そのタックルを使うことで、いや使わないと釣れない魚がいるから。

ベイトエギングにあるものとないもの

エギングも、道具がなかっただけで一つの釣りと考えれば同じじゃないか。

実際、ベイトエギングタックルをスピニングの感覚で使うと、慣れなければシャクりにくいし…スピニングと同じようには操作しにくい。油断すればバックラッシュだってするし。

でも、それ他の釣りでも同じこと。つまるところ、記者の一つの結論として、“スピニングの代用品としてのベイトエギングはなし。ただし、それらを補って余りあるほどのメリットがある”…と。

感度はバツグンに良いです。スプールに常に指が触れているし、カンタンにラインスラックを出さないようにもできるし。ベイトフィッシュや流れ藻がラインに触れる感覚もわかる。何より、フォール中のアタリとか、少しボトムにエギを転がしておかないと抱かないような渋い状況の微妙なアタリさえ、しっかり取れるのが大きいです。

他に感じたメリットも合わせてまとめると…

・潮の状況やベイトの有無がわかりやすい

・ドラグを弾けば一瞬でラインスラックが取れる※専用のスタードラグがあるともっとやりやすい

・スピニングでは取れないわずかなアタリも取れる

・指でクラッチを切るだけでフリーになる

・キャストが気持ちいい

記者はたった3回使っただけで、これだけのメリットを感じられたんです。ベイトエギングに。

まだまだおもしろくなるぞ

これ、逆に考えると…まだまだおもしろくなるぞ、と。

シャクりにくいと書きましたが、イカってそもそも絶対シャクらないと釣れない? 細かいアクションを入れないと興味を示さない? あるいはタックルの重量。シャクりやすく、細かいアクションを入れやすく、感度を上げて、絶え間ないシャクりでアングラーを疲れさせないための“軽さ”だと考えると。それらを補って余りあるメリットさえあれば…デメリット、気になるでしょうか。

もっと言えば、感度の良さなど、現時点で十分メリットを感じられるベイトエギングに、さらに“タダ巻きで釣れるエギ”だったり、“タダ巻きで釣れるメソッド”だったりがドンドン出てくれば…もっとおもしろくなる、いや、普通にベイトエギングとして定着すると思いませんか?

だから、“ベイトエギングを新しいジャンルと考えれば、めちゃめちゃあり”なんです。

エギングに新たな1ページを

では、記者は今後スピニングではやらないのか言われれば、多分スピニングでもエギングはやります。

ただし、タダ巻きが効くナイトエギングとか、シャクる必要のあまりないライトエギングとか、あるいは極めて渋い状況で軽く触れるようなアタリを取りにいくような時、あるいはそのキャストフィールの良さからアタリも何もなく心が折れそうな時は断然ベイト派。また上記のように、タダ巻き専用のエギとか、タダ巻きで釣れるメソッドが開拓されれば、もっとベイトタックルを使用する頻度は上がっていくと思います。

楽しいぞ!ベイトエギング!

スピニングとベイトを状況やシチュエーションで使い分けて、もっとアオリイカを釣る。

近年「釣れない、釣れない」と言われて久しいアオリイカ。もっと柔軟に、釣り人側で変えられることは変えていかないと…やっぱり釣りをして、ターゲットとして狙う以上、釣れた方が絶対的に楽しいですからね。

…あれ?結局、3度の釣行でイカは釣れたのかって? エラそうなこと言っておきながら2バラシのみ。実際にイカが釣れれば=ベイトエギングのメリットをもっと感じることができれば、考えがまた変わっていくような気もします。

エギングに行きたい!

そうそう。何より大きなメリットとしては、この記事を書いている今、もう既にエギングに行きたくなっているということ。

“釣れるロッド”は世の中にいくらでもありますが、“人を動かす力のあるロッド”はあまり聞かない。

さぁ、週末はどこに行こうか。初イカはいつ釣れるのか。次回、「実際にイカを釣ってみた」こうご期待!

Fishman

「ゼロバックラッシュ」「飛距離」「高精度ピンスポット撃ち」を追求したベイトロッド専門メーカー。 怪魚ハンターとしても知られる赤塚ケンイチ氏が代表を務め、同氏の豊富な経験がフィードバックされたロッドは、繊細な渓流から秘境のモンスターまでさまざまなスタイルに対応するラインナップ。

 

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