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【エメラルダスSTOIST RT(レーシングチューン)】ダイワの注目・超絶感度を実現した新作エギングロッドをスクープ!「山田ヒロヒト」が開発秘話を明かす

連載:山田ヒロヒト「ヤマラッピワールド」
寄稿:山田ヒロヒト
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山田ヒロヒト (hirohito yamada) プロフィール

バックドリフト、ノーテンションソフトフォールなど、新たなエギングの扉を開き続けるエギンガー。2016年年末に、それまで23年勤めた会社を退社、2017年よりフルタイムのプロアングラーとしての活動を開始。これまで通りエギング関連アイテムの開発を続けるほか、イカ係長とフィッシングブランド「NUTS & VOLTZ」を立ち上げるなど、活躍の場を広げている。なおアオリイカの自己記録は屋久島ロケ中に捕獲した4280g。1968 年7月生まれ、大阪府出身、奈良県在住。趣味はスノボと一眼レフカメラ撮影。

さて、今回の連載ですが…。
本来ならこの連載「ヤマラッピワールド」は、毎月20日に配信されるのですが、今回は22日配信となりました。

単純に締め切りに遅れたわけではありません!

実は連載の配信がこの22日になった理由があります。

実は2021年のダイワの最新エギングロッドの情報解禁スタート日が22日となっていて、そんな重大な発表に、今回の連載も合わせたというわけなんです。

さて、それでは、ダイワから2021年どんなエギングの新作ロッドが出るのか? 。
まずは、なにはともあれ、こちらの動画をぜひチェック!

【2021年新製品】エギングロッド最高峰エメラルダスSTOISTに、さらにとがるレーシングチューン

出典:YouTube ヤマラッピちゃんねる

動画をご覧になられた方! また今見たとこっ! という方もいるかもしれませんが…。
「出たっ」
「やばっ」
「まぢかっ」
「やっぱりな〜」なんて思われたはずです!

そうです! ストイスト シリーズに新たなチューンモデルが誕生します。その名は…

エメラルダス・STOIST RT(レーシングチューン)【ダイワ】

山田ヒロヒトプロデュースの新ロッドシリーズ!
2021年春登場予定

エメラルダス・ストイストRT (レーシーングチューン)ですが、ストイストシリーズが全く新しくなるというのではなく、ストイストシリーズのレーシングチューンモデルが新しく登場するんです!

 

ファーストリリースのラインナップは、アウトガイドモデル3本、インターライン1本の計4本です。

どんなロッドなのか? 基本的な話も含めて、他では聞けない裏話なんかもまじえて、ご説明させていただきます。

 

以前からあたためていたNEWロッド構想! プロジェクトとして本格的に動きだしたのは約2年前

STOIST RT(レーシングチューン)モデルですが、構想自体は、以前からずっと、あたためていたんですが、企画として立ち上がったのは3年ほど前、そしてプロジェクトとして動き出したのは2年ほど前になります。

どんな経緯で開発が進められたのか? というと…

現在、リリースされているストイスト シリーズはアウトガイドモデルが11本、インターラインモデルが5本の計16本あります。

この16本を徐々にラインナップしていくにあたっても、色んな思考錯誤を繰り返してきましたが、やはり釣り人として、また斬新な切り口の新たなエギングロッド作りにチャレンジしたくなったんです。

パリパリのレーシングカーのような、トガった使用感を感じるような鋭さを追求したロッド

で、私が作りたくなったロッドというのは、これまでとは違うパリパリのレーシングカーのような、トガった使用感を感じるような鋭さを追求したロッドなんです。

もちろんこれまでのストイスト シリーズでも十分に感度や鋭さは追求してきましが、今回は、特に感度にこだわった究極の超高感度ロッドを作りたいと考えました。

さらに、私好みのしなやかさは捨てないモノ…と、わがままともいえる無理難題な要求をダイワの開発陣に言い続けていたらきたら、何と形になってしまったんです。いい続けてみるものですね!

最終的には、ホントに素晴らしいロッドが完成しました。本当に素晴らしい設計チームだと思います、今回ばかりは感謝しかないです。

 

さて、それでは、・STOIST RT(レーシングチューン)が、どんなロッドに仕上がったのが? 本題に入っていきましょう!

STOIST RT(レーシングチューン)モデルで追求したのは軽さ

まず徹底して追求したのは軽さです。クラス最軽量といえる軽さで、88のレングスで84gといった軽さを実現しています。

さらに伝えたいのが、この数字上の軽さだけでなく、釣りをする上で最重要といえるバランスに強烈にこだわりました。

 

数字上の軽さはもちろん、実際の釣りの動作での使用感の軽さを追求した究極のバランスに注目してほしい

世の中には、数字上では軽いロッドはいくつかありますが、実際、現場で使ってみると、重く感じたりすることがあります。
だけどこのSTOIST RTは、リールをセットし、実際にキャストしたり、シャクってもらうと分かるのですが、とにかくこれまで感じたことのない軽さを実際の釣りで体感できるバランスになっています。

では、どうしてそんな軽いバランスを実現しているのか? というと…

まずSVFコンパイルXナノプラスを採用。そしてX45フルシールドからのVジョイントα、全てが一つ上の先進技術に進化しました。

そしてグリップ周りを徹底して見直しました。
グリップエンドを15mmほど短くし、グリップ上部をブランクタッチができるレベルまでショート化!

そして全てのティップをカーボンチューブラーとし、またロッド先端ガイドのガイド径を3.5mm、また徹底的に全体のガイドを小径化&スリム化しました。

 

かなり細くしたブランクスで、ロッドにかかる空気抵抗を極限まで抑えてあります

ブランクをできるだけ細く作るために、あえての逆並継ぎを採用し、バット側をよりスリム化することに成功しました。

これらによって、持ち重りをなくすだけではなく、ロッドを振った時の空気抵抗を極限までおさえることに成功しています。

そこまでやって、カンカンに張りがありすぎる訳ではなく、AGSのショートフット化と相まって、しなやかな曲りを実現してくれています。

これだけ聞いただけでも、ヤバさが伝わってくるとは思いますが…。
実際、持っただけで感動し、振ってさらに感動し、エギをしゃくってまた感動、最終的にイカを掛けて感動する!

何をやってもすぐに誰でも、そんな感動を実感できるロッドに仕上がっています。

こんなにエギングロッドが進化していくとは、私自身が想像もできませんでした。

お世辞抜きに、実際、開発者である私自身が、このロッドによって改めてエギングが楽しくなってしまったことを打ち明けます。

本当に開発陣は、がんばってくれたと思います。何年も追い求めてきたものがこうやって形になってくれて、本当にうれしく思います。

 

最初にリリースされる予定なのはアウトガイド3本、インターライン1本 の計4本

さて、そんなSTOIST RTのラインナップですが、アウトガイド3本、インターライン1本 の計4本がまずはリリースされる予定です。

 

発売は、2021年春予定、予約開始が2月くらいになるかと思いますが、それらについてはダイワの正式発表をお待ちください!

今後も、このエメラルダス・ストイストRTについては、じっくりと掘り下げて、様々な秘密を明かしていきますので、お楽しみに!