皆さんは「ドリームアップ(DreemUp)」というメーカーに対して、どのようなイメージをお持ちだろうか。

「ライトゲームに強い」「ワームの形が個性的」「最近よく名前を聞く」…。そんな印象を持っている方が多いかもしれない。しかし、その核心にあるのは、単なる流行ではない。徹底した「現場主義」と、代表・倉本啓二氏(インスタ)の「釣りへの飽くなき情熱」から生まれる、一切の妥協を排したモノづくりだ。

今回は、ビギナーからベテランまで、多くのコアアングラーを虜にするドリームアップの魅力とその真髄に迫る。
代表・倉本啓二氏。その“ガチ”な釣行がブランドの魂
ドリームアップを語る上で欠かせないのが、代表の倉本啓二氏の存在だ。倉本氏は、単なる経営者ではない。年間200日以上をフィールドで過ごすと言われる、いわば「超・現場型」のプロアングラーである。

ドリームアップのアイテムは、机上の空論やトレンドの模倣から生まれることはない。倉本氏がフィールドに立ち、魚と対峙し、既存のルアーでは届かない領域、あるいは獲りきれない状況を打破するために必要な要素を具現化している。
「自分が納得できないものは、絶対に世に出さない」
この哲学が、ドリームアップの全ラインナップに通底している。ルアーの造形ひとつ、マテリアルの硬さひとつをとっても、そこには明確な“理由”がある。だからこそ、ドリームアップのルアーは、理屈抜きの圧倒的な釣果を叩き出すのだ。
ドリームアップが牽引する二つの主要ジャンル
ドリームアップが全国のアングラーから絶大な支持を得ているのには、明確な理由がある。それは、特定ジャンルにおける圧倒的な専門性の高さだ。

ブランドの代名詞とも言えるのが、アジング・メバリングを中心としたライトゲームだ。同社の代表作である「マッカム」や「グリリン」は、今や全国の激戦区で“切り札”として君臨している。

特徴的なのは、その水噛みの良さと操作感。ハンドポワードの独自の形状により、わずかな潮流の変化をアングラーに伝え、低活性時のショートバイトを確実に捉える。特に「吸い込みやすさ」を追求したマテリアル選定は、倉本氏の現場経験の賜物と言えるだろう。

そして今、ドリームアップが最も熱視線を浴びているのが、彼らが提唱し、牽引してきた「ミドルゲーム」というカテゴリーだ。ライトゲームより強く、シーバスやショアジギングよりは繊細に。PE0.4号〜0.8号前後のタックルで、マダイやアコウ(キジハタ)、オオモンハタといった良型魚を狙い撃つこのスタイルは、現代のタフなフィールドにおける最適解の一つとなった。
看板ワームである「ドリームシャッド」は、ヒラメやマゴチのみならず、その圧倒的な波動と耐久性でロックフィッシュシーンに革命を起こした。
「機能」が形を作った、名作ルアー&ロッドたち
ドリームアップのルアーやロッドは、どれも個性的だ。しかし、それは決して奇をてらったものではない。

フラットフィッシュ、そしてハタ類やマダイをターゲットにした際、強すぎず弱すぎない絶妙なロールとウォブリングを両立。オフショアでもショアでも、「これでないと食わない」という状況を作り出す。

独創的なテール形状が、複雑な水流を生む。アジが吸い込んだ瞬間に折れ曲がり、フッキング率を劇的に向上させる設計は、トーナメントレベルの精度を誇る。

ワームだけでなく、プラグにも倉本イズムは健在だ。操作性に長けた設計は、アングラーが「釣った」という実感を強く得られる仕上がりになっている。

ライトゲームからハードロックフィッシュまで幅広いラインナップを誇るフラッグシップ「ドリームコンスリー」シリーズ。そしてボートロックに照準を当てた「オーシャニックタイムズ」シリーズ。対巨大ロックフィッシュロッドで主導権を渡さない「ランブルロッカー」。さらに、「ドリームコンスリー」の遺伝子を受け継ぎつつ、細部を見直すことでコストパフォーマンスを向上した「トラウム」シリーズ。…いずれも最高感度、超軽量で数多の実績を築いてきたドリームアップの、そして倉本氏の魂がこもったロッドシリーズとなっている。

和歌山から全国へ。本物を求めるすべてのアングラーへ
ドリームアップの拠点は、豊かな海に囲まれた和歌山県にある。そこで日々磨き上げられたルアーたちは、今や北は北海道から南は九州・沖縄まで、全国のフィールドで結果を出し続けている。

ドリームアップのルアーを使うということ、それすなわち倉本氏の膨大な経験値を共有するということ。
「なぜこの形なのか?」「なぜこのアクションなのか?」
使い込むほどに、その深い意図が伝わってくるはず。もし、あなたが「あと一匹」を絞り出したい、あるいは「自分の釣りをさらに深化させたい」と願うなら、ぜひドリームアップの扉を叩いてみてほしい。そこには、現場を知り尽くした者だけが作れる、本物の道具が待っている。
編集後記:ドリームアップの未来
代表の倉本さんとは、フィッシングショーの会場や各種イベントでも良く顔を合わせ、冗談を言い合う仲。

倉本さんについて特に記者が印象的なのは、その視線が常に次のフィールド、次の魚に向けられていること。
あの釣りが最近おもしろい、今度この釣りに行ってみる。ライトゲーム、ミドルゲーム、そしてさらにその先へ。
「釣り人は欲深い生き物」とはよく言ったもので。ドリームアップが全国で支持されているのは、その飽くなき探求心、行動力があるからこそ。その動向を追うことで、釣り人としての新たな扉が開きそうな気がする…とは言い過ぎでしょうか。























































