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【ネギング対応NEWモデル】テンリュウ・ホライゾンLJ621S-FML誕生秘話Part.2【寄稿by舟木雄一】

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ネギングにおける大切な要素

ネギングを説明するには、下記の要素が大切になってきます。

・繊細ながらも、パワフルなバットパワーを持ったライトジギングロッド
・ハイギアのスピニングリール
・ショートピッチジャークと誘い上げ
・水深100m以内のフィールド
・ドテラ流し or パラシュートアンカー流し

以上の要素を組み合わせ、状況によってアジャストさせながら釣りをしていきます。

基本的なアプローチ法

①手順はジグを軽めにキャストすることから始まります。
②水中に入るラインの角度を斜めにし、メタルジグの泳ぐ軌道をできるだけ横にします。
③底を取ったら、比較的速めのリーリングとショートピッチでのジャークを織り混ぜながら誘いを掛けていきます。
この際のイメージは、ジグを横引きしてターゲットを誘い出し、ジグを追尾させます。
④そしてバイトがあったら、ハイギアのリールで一気に巻き上げ、根から引き剥がすようにファイトをしていくのです。

参考タックルバランス
Rod : HORIZON LJ (HLJ621S-FML)
Reel : STELLA SW 4000XG
Line : PE 1.5号 & リーダー7号
Lure : JIG 80~150g

 

フィールドの状況を理解する

この釣り方の理解を深めるにはフィールドの状況から考えていく必要があります。根魚が多いということは、海底には魚が好む障害物が多くなります。

根に潜むターゲットは、常にストラクチャーを通過するベイトを意識しており、ベイトを見つけると追尾し、補食すると元の位置に戻ろうとします。

ネギングはメタルジグを横引きして、根に潜むターゲットにジグをベイトが泳いできたかのように演出しバイトさせます。

その際にフォールはあまり多用せず、魚を障害物から追尾させ根から誘い出すことで、バイトさせても根に潜られ難くすることが可能になるのです。

それなら最初からヘビーなタックルを使えばよいのでは?と考えることもできますが、そこはルアーアングラーとしてライトタックルで釣った方が面白くゲーム性がある、というのが船長の考えでした。

ライトタックルでの楽しみを唱える、龍勢丸船長

豊かなフィールドで末永く楽しめるように

またネギングの紹介とは違いますが、根魚のリリースを積極的に行っている姿が印象的でした。

この釣りをする上で、小さな魚まで掛かってしまうことが多くあります。経験したアングラーも多いと思うのですが、口や肛門から内臓が飛び出してしまい逃がしても泳ぐことができないことがあります。

リリースを希望した方は、浮き袋に溜まったエア抜きをして、飛び出した内臓を元に戻しリリースしていました。

専用器具を必要とせず、プラスチックのストローを斜めにカットした針でエア抜きをしているようです。

まだ発展途上の釣りでもあるので開拓するフィールドはたくさんありますが、魅力あるターゲットが永く楽しめるよう、積極的なリリースも心掛けたいものです。(文:舟木雄一)

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