今江克隆のルアーニュースクラブR「『ZENON CX』実釣インプレッション!そして、新たな衝撃」 第1299回
先々週世界初公開となったAbugarciaの最新鋭スピニングリール「ZENON CX」シリーズ。
バスフィッシング用スピニングリール史上世界最軽量118gアンダーを実現した衝撃のスピニングリールデビューは、この原稿を桧原湖の湖畔で書いている時点で、日本のオジサンが日本語で、さらには3分の長尺解説にもかかわらずInstagramリール再生208万回という驚異的なインプレッションを記録している。これだけの再生数を短期間に記録したことは、世界的にも「CX」への注目が並々ならぬことを証明しているようだ。

先々週世界初公開となったAbugarciaの最新鋭スピニングリール「ZENON CX」シリーズ、なんとこの原稿を書いている時点でインスタのリール解説が208万回再生と超バズっている。
そこでようやく露出が全面許可された今週は、この「ZENON CX」を隠すことなくフルに桧原湖で実戦投入してきたのでその包み隠さぬ超実戦的インプレを紹介しよう。想像を超える繊細さとリグ操作、そしてラージマウスを超える強烈な引きで知られるライトゲームの真打、スモールマウスを相手に「CX」を試せたことは自分にとっても大きな収穫になった。

桧原湖戦のプリプラに先駆けてAbugarciaの極秘CM撮影も同時に行った。その衝撃の内容はラストに!
2000SH(114g)、2500SH(118g)、3000SH(124g)の3機種を投入
今回の桧原湖のプリプラで投入したCXは2000SH(114g)、2500SH(118g)、3000SH(124g)の3機種。
114gという目玉が飛び出る軽さを誇る2000SHは初めての使用だったが、径が小さいので「リアルデシテックス」0.25号に投入、2500には「リアデシ」0.25のほか、東レ「エクスレッド・シンキングPE0.4号クラウディー」をサイト用、「グランドカモフラージュ」をキャロやジグヘッドなどに投入、3000SHはフロロ2.5~4lbでのロングリーダーキャロや「ジャバロン110」、「ラボシリーズ ミノー5.5インチ」などに投入した。
48mm大口径の3000SHのフロロ4~6lbでの使用感はすでに早明浦湖で存分に使用しているので今回は2000SH、2500SHの極細PEでの使用感、操作感をスモールマウス相手に存分に試してみることができた。

桧原湖ではフルにCXを全機種投入。2000SHから3000SHまで初めて、こそこそ隠すことなく気持ちよく使えた。
オートベイル機構の排除は?
まず最初に感じたことは、オートベイル機構の排除はやはり特にトラブルや不便を感じることはほとんどなかった。たまに「あれっ???」と思い出したようにベイルを返し忘れて戸惑うこともたまにあるが、実戦仕様においては自分のスタイルでは慣れるにしたがいほぼほぼ影響はないように思う。
ま、試合本番の異常精神状態で使ったときはまだわかりませんけどね笑。
だがそれ以上にやはり軽さの恩恵は大きく、マイクロベイトやサイトフィッシングにおける超軽量ルアーのキャストフィールは明らかに向上する。超軽いルアー超細いラインには、超軽いタックルはマストであり確実なアドバンテージになるとここは言い切れる。キャストはもちろん、操作、感度も変わる気がする。

なんだか桧原湖のスモールマウスは年々大きくなっている気がする。超繊細かつ精密な釣りを要求されるスモールマウスは、CXの使い込みには最適の好敵手だ。
自分的には5インチクラスのミノー型ワーム(「サカマタシャッド」や「ジャバロンSR」、「ラボワームミノー55」など)を、「カレイド・ガルネリウス(67MH)」級の強く重めのハードスピニングロッドで使うときに124gの大口径48mmの3000番を組むと圧倒的な操作感の恩恵があると感じていたが、
今回、スーパーフィネス級ロッド(100g以下)に極細PEライン、そして114gの2000番を組む恩恵は、それ以上の驚異の操作感になった。 114g+85gで実に200gアンダーのスピニングタックルならば、1インチ程度のマイクロワームに0.6gネイルシンカー、PE0.25号でも全然キャストも操作も苦にならない。超軽量リグに対する超軽量タックルの恩恵はヘビールアー以上に明確な差がつく。長時間ジッとロッドを動かさずに構えていても重さを感じないため、疲れも最低限で集中力の持続にも大きく影響する。これはアジングなどではものすごいメリットになるのだろうと思った、、、知らんけど。
正直なところ、PE0.25号以下なら112gの1000番を使ってみたいと本気で思った。

2000番の112gという軽さに100gを下回るスモールマウス専用ロッド、アンダー200gの組み合わせは繊細な操作性を格段に向上させる。
CX2500SH
そしてサイトフィッシングに関しては、東レ「エクスレッド・シンキングPE」0.4号を2500SH、「カレイド・マーシャルイーグル」に組んでシャローのスモールを狙ってみた。
すでにこの組み合わせも早明浦湖ロケで「レインボーチューブ」のノーシンカーi字巻きで50cmUPほか多数を仕留めており、すべてにおいてやはり「軽さは正義」と実感できるコンビネーションだ。手首や肘に何かしら爆弾を抱える高齢バスプロには本当にタックルの軽さはすべての負担とストレスを軽減してくれる。サイトでのキャストはロッドを振るときよりも、ピシッと振ったロッドをピタッと止めるときの手首や肘への負担が大きかったことをCXを使ってはからずしも実感することになった。

極細PEやフロロ2.5lbでドラグテストも存分に行えるのが桧原湖の魅力だ。ドラグに関してはプロ向けオプション設定が現在テスト段階にある。

AbugarciaのCMは何かと注文が多く、取材以上に苦労する。だがそれだけクオリティの高いCMであり、ピュアフィッシングの並々ならぬ気合には毎度驚かされる。

「マーシャルイーグル」に「CX2500SH」、そして「エクスレッドシンキングPE」0.4号グランドカモフラージュ。今や今江的に全国鉄板のサイトの組み合わせだ。

サイトフィッシングでも軽さは絶対正義だと感じる。超軽量がゆえに力みが抜け、軽い力で鋭く振れてかつ、ピタッと止められる。高齢者プロには体に優しいタックルだ。

グッドサイズのスモールマウスでも、マーシャルイーグルにPE0.4号だと主導権は一切渡さない。CXは太めのフロロにも極めて対応力が高いが、PEにはさらに適応が良い感じがする。
今回の桧原湖では秘密兵器の高比重シンキングエラストマーの「ダンベルクラブ」ノーシンカーが抜群に効いた。浮く「ダンベルエラストマー」は絶対マストだが、ノーシンカーで高比重ワーム的に使える、自然に全体の比重で震えながら沈むダンベルもまた絶対に必要だと思えたテストだった。

高比重エラストマーの「シンキングダンベル」で仕留めたグッドスモール。「マーシャルイーグル」、「エクスレッドPE0.4」、「CX2500SH」の組み合わせは今や自分の鉄板だ。
CX3000SH
そして、今回の桧原湖ではスモールマウスが大の苦手なイマカツ渡辺にもテスト的にCXを使ってもらったが、7フィート4インチの「カレイド・キャロスぺ」に3000SHをフロロ3lbで使用したにもかかわらず、その圧倒的軽さ、糸グセの少なさに驚愕していた。

ドラグテストもかなり行った。プロ目線だけでなく、釣りウマアングラーの渡辺にもCXのインプレをしてもらった。
初めてCXを使った一般玄人アングラーの渡辺によると、渡辺的にはマニュアルリターン式ベールはほぼ気にならなかったという。もともと自分が昨年CXを初めて触ったおり、「オートベールなしはアカンやろ!」と渡辺に電話で話したところ、「僕は使いませんけど…」とサラッと返されてムカついたというのが事実である。

スモールが大の苦手な渡辺も、めちゃくちゃ軽いロングリーダーキャロロッドに3000SHの組み合わせの軽さと感度に驚きを隠せなかった。
今江克隆が感じたこと
ただドラグに関しては、正直、フロロとPEをともにCXで使った自分が感じたことは、伸びのあるフロロでのドラグ性能は世界一といわれるシマノのハイエンドには及ばないというのがホンネのところだ。
先代ZENONよりはやや進化したというのが今江的見解だ。
おそらくアメリカ人のバスアングラーはスピニングリールをPEラインでしかほぼ使わないので、PEに合わせたドラグ設定のような気もする。 ただし、このドラグに関しては今後「プロ用のオプション設定」も計画されているようなので、こちらはまだ秘密だが期待できる情報だと言っておこう。
また、独特の滑らないザラッとした触感が特徴の超軽量中空ノブは人によっては好き嫌いが出そうだが、交換できる通常仕様のスペアノブも付属同梱されるので心配は無用だ。さらに自分のロッドにはまったく不要だが、万が一シートとフットがきっちり合わない場合のガタツキ防止フットカバーも付属する。

デフォルト設定は好き嫌いが分かれそうな独特のグリップノブだが、しっとりとしたやや硬質のスペアノブも付属するので好みで交換可能だ。

プリプラはあと5日間。CXシリーズをフルにスモールマウス相手に使い込んで、その耐久性も検証してみようと思う。
あの謎の赤い「Ambassadeur」が!





















































