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今江克隆のルアーニュースクラブR「TOP50プロたちが選ぶ!究極のPEラインとその先」 第1298回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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近年のバスフィッシングにおけるタックル関連で、今江的に劇的にその使用率とシェアが爆上がりしているのがPEラインだろう。

かつてナイロンラインが絶対王者だった1980年代から、1990年代に入ってその絶対的な地位をひっくり返したフロロカーボン・東レ「スーパーハード」の登場以来、2024年頃から爆発的にその勢力図を書き換えつつあるのがPEラインだ

フロロやナイロンを圧倒的にしのぐ引張強度の強さと細さ、さらに伸びがほぼない低伸度性の瞬間的なフッキング性能と超軽量リグの操作性から、ライブサイトの台頭とともにTOP50選手の極細PE0.3~0.4号の使用率が、がぜん高まった。現在では試合でスピニングタックルはすべてがPEラインというトップランカーも数人見かけるほどである。

今やTOP50の試合ではスピニングにはPEしか巻いていないプロをよく目にする。数年前の弥栄湖でも梶原智寛選手はオールPEだった。

ただ、モノフィラメントであるフロロ、ナイロンに比べ絶対的な強度アドバンテージのあるPEも、撚糸ゆえの「不透明性」や「滑らかさ」「耐摩耗性」に関しては圧倒的に不利な部分もあり、同時に比重の軽さと(フロロ1.7、ナイロン1.4、PE0.98~)張りのなさから初心者には気持ちよく扱えない部分が多々あるのもまた事実だ。

今週はそんなPEラインについてのTOP50最先端情勢を数回にわたって解説していこう。

第1回の今週は、まず現在TOP50で多くの選手から実際にメーカー枠を超えて圧倒的な支持を得ている最先端PEラインを紹介しよう。

極細PEの定番化でスピニングはビッグフィッシュタックルへと劇的進化を果たした。取材であっても掛けてしまえば50cmUPとのファイトも余裕しゃくしゃく。

0.4号でも7lb以上の強度があるPEライン。デカいバスのジャンプも力で抑え込むことができる。

リアルデシテックスX8

まず最初はライブサイトの普及によってここ2年、使用頻度が最も高くなった極細PEに関してTOP50で圧倒的ともいえる使用率になっているのが「リアルデシテックスX8だ。今まで0.4号が細PEの限界と感じていたプロたちもこのPEの登場で0.3号以下の限界突破の世界に突入したといっても過言ではない。

もはやマイクロベイト、ド中層ライブではこれ一択と言い切るライブ派トッププロが多数いる。

PEは標準直径に世界基準があるフロロやナイロンに対し、直径表示がメーカーによってバラバラで線径はあまり参考にならない中、圧倒的に同引張強度比較において細いPEという特徴がある。そのうえ、適度な硬さと張りもあり、意外にも風にそこそこ強く、なぜか沈みもよく思う。極細PEが最も苦手とする岩や金属に対する耐摩耗性も極細PEの中ではずば抜けている。

TOP50プロ御用達の最高峰超極細PEの「リアルデシテックス」。同じ強度であれば一番細く感じる。比較的張りもありなぜか普通のPEに比べ沈みもよい感じがする。

価格がアホほど高いのでまさにセレブPEだが、0.25号というTOP50プロならわかる実に絶妙の設定が今年出たことで、さらにライブサイトではそのシェアを独占してしまいそうだ。0.3号と0.2号の絶望的な操作感差と耐久性差を体感した者ほど、この0.25号存在の頼もしさが理解できる。

あえて弱点をいうならコーティング?の落ちが比較的早く、ラインツイストがカラーの陰影のためか目につきやすいことくらいだろう。この細さで今や七色ダム戦や弥栄湖戦での主力として当たり前に使われているのだから驚きである。

ま、平時は0.3号でも十分ですけどね…。

アバニ ソルトウォーターフィネス、スーパートラウトエリア インフィニティ

この「リアルデシテックス」が登場する以前に最高の評価を感じていたのがバリバスの「アバニ ソルトウォーターフィネスPE X8
」。その耐摩耗性と強度は目を見張るものがあるが、ソルト用ゆえの真っ白単色のためクリアウォーターの水中でハッキリと目立つ欠点があった。

エリアトラウトが登場する以前は最も高評価だった「アバニ・ソルトウォーターフィネス」。ソルト用だけにめちゃくちゃ見やすい白色で、後に白色のPE好きになるきっかけになったPE。

それをエリアトラウト用にチューニング?したのかと思うほど優秀だったのが、「スーパートラウトエリア インフィニティ PE X8
」だ。こちらはシャンパンゴールドにトラウトが嫌わないというオレンジのマーカーをあしらったもので、強度・耐摩耗性は最高レベルの極細PEだ。

今江的老眼ではかなり見にくい(ほぼ見えん)のと、やや風に影響されるのが弱点だったが、「リアデシ0.25」が出るまではこれが極細PEの最高峰だった。ただ、150mで8,000円前後の「ソルトウォーターフィネス」に対し、75mで5,000円前後の「インフィニティ」は一般人がなかなか手を出せないスーパーセレブPEであることには間違いない。

一昨年まで桧原湖とサイトフィッシングではもっとも多用していた「スーパートラウトエリア インフィニティ PE X8」。カモフラージュ効果が高く細さ比での耐摩耗性はおそらくNo.1。スーパーセレブ価格のPEだ。

この2つのPEはカラー的にもラインツイストの陰影もほとんど感じないし、水中に入れて使うにもカモフラージュ効果が高いPEだ。ただ、リアデシ、SWF、インフィニティATは0.4~0.3号が上限なのがバスに使うには実に玄人専用PEってところだろう。

トラウト リアルファイター PE

その点においては東レの「トラウト リアルファイター® PE」は価格が100mでWEBで2,000円以下で売っており、4ブレイドなので若干直線強度は落ちるが、4ブレイド特有の張りとコシがあって風があっても使いやすい。カラーも見やすくなじみやすく絶妙で、ツイストの陰影も少なく、普段の釣りや練習用に使う極細PEとしては正直これの0.3号が最もコストパフォーマンスが高い練習用PEラインかもしれない。

最近、試合本番以外で練習用に使うのが東レのコレ。価格が激安の割にコシがあって見やすく、練習用としては必要十分。逆に巻き替え頻度を上げられることでセレブPEを上回るコストパフォーマンスだ。

フォワード

ほかに変わり種として今年の冬以来今江的にいろいろ研究中なのが、バークレイのFFS専用PE、「フォワードだ。コイツの最大のメリットは撚糸PEでなく直線状態で繊維を束ねてコーティングしている極細PEで、ほぼまったく「伸び」がない。撚糸PEは撚ってある分わずかに伸びるが、コイツの遠投能力と瞬間的な操作性、フッキング性能はずば抜けている。ただそれゆえに0.4号以下になるとFFSでバスがくう瞬間を画面を見てあわせると、力んでアワセ切れが起こりやすい。

また撚っていないがゆえにファイアーライン同様、ラインツイストの陰影が結構目についてしまう。リアルタイムの操作性を重視するFFS対応ならではの特殊PEといえるだろう。

FFSに特化したバークレイの特殊PE。トラウトで試してみたが飛距離と速掛け性能はずば抜けている究極のノンストレッチPE。アワセ切れには注意しなければならない。

ダイワの12ブレイド

そして、もうこれは自分も昔から一択なのだが、スピニングタックルでの「吊るし」と「水面チビネズミ系」にはダイワの12ブレイドだ。

この12本撚りPEはその滑らかな表面から耐摩耗性は素晴らしく、直線強力も耐久性も、同時に価格もブッチギリにPE最強だろう。マジで1号以上は切れる気がしない。ラインツイストの陰影もほぼ見えないうえ、ラインノイズは最高レベルに滑らかだ。ただ、残念なことに超派手な色ばかりのため、吊るしなどではとても見やすいが水中に入れる釣りには向かない。そして12本撚りの宿命で0.6号が現在の技術的に限界の最細号だと聞いている。

吊るしの釣りや「野良ネズミ」には最強の相棒である12ブレイド。その滑らかさは無音に近いほどで強度、耐摩耗もずば抜けている。ただ少し線径太めで0.6号以下がないのと超高価なのがネックだ。

PEラインを使い込んで一番感じたこと

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