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【雪解けからはじまる春】東北のメジャーフィールド”八郎潟”を「ブルフラット」で完全攻略。

寄稿:小倉 千弥
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春のバス釣り特集2020
地形を見極める

まずはブルフラットで釣っていく条件、条件というか魚の状態を書く必要があります。

バスの気持ちになって考えるという事はけっこう大事ですので、しばしお付き合いを。

では順を追って、まずは地形から。

水温9度台から13度といった安定期までの間で地形選びの際に大切にしている事が3つあります。それは…

・ボディーウォーターが常時当たらない
・水深1.5m前後
・ショアラインからの落ち方がスロープ形状じゃなくて階段状

これに加えて、沖にディープがあれば尚良しとなります。

で、この全ての条件を満たした場所にあるストラクチャー。できれば縦スト系。

 

ひたすらこの条件を追い求めます。

余談ですが八郎潟に初めてくる方には、リップラップと何かしらのストラクチャーがある場所だけを釣っていくことをオススメします。リップラップだけというのは、バスにとってもう、ありきたりな日常なので…。

 

バスのポジションを見極める

条件が合う地形を見つけることができたら、次に「バスのポジションを見極める」ということが必要になってきます。

これで、バスの居場所がよりリアルに想像できるようになります。

まず、春に釣りをする上で凄く大切にしていることが。

「春のバス、浮きがち」

そう、早春のタイミングでは特にその傾向が強く、少しでも暖かい水や光を求めます。

冷えやすいボトムより、少しでも暖かい中層にいる!と、思い込んで釣りをするのが1つのキモになります。

 

そう考えると、わざわざ冷たい水に出向いてまで捕食するよりも、温かい快適な空間で優雅な食事を楽しみたい!というバスの気持ちがわかってきます。

私だったら、中層より、上にいたい。出来れば温かいコーヒーが飲みたい。というわけで、ミッドスポーンまでの間、私はボトムでの食わせはやりません。

 

ベイトを見極める

低水温期から水温が上昇していく際、残念ながらバスに限らず全ての魚達が元気に回復していくわけではありません。

ここでのキーワードは「冬を越せなかった個体」です。

寒いなりに安定していた冬とは違い、三寒四温の気候がもたらす激しい水温変化の影響が、魚達に残っている最後の体力を容赦なく奪っていきます。

力尽きるまでではないが、弱る個体も。八郎潟でこの傾向が出やすい魚はズバリ「マブナ」。

はい、ピンときましたね。マブナとブルフラット。

そう、これぞマッチザベイトなんです。

 

ブルフラットのセッティング

いる場所も、食う場所も、食いたいベイトもわかった貴方の前には、ハッキリとバスの姿が見えているのではないでしょうか。

あとはそこにキャストするだけ。 では、使うブルフラットのセッティングをご紹介します。

使うブルフラットは5.8インチのノーシンカーリグ。

 

5.8インチを使う理由は、春のマッディシャローレイクにつきものである濁りを攻略する為です。特に八郎潟はびっくりするくらいの濁りに遭遇しがちです。

4.8インチと5.8インチのサイズ感は約2倍ほど違います。つまり、魚から見つかる確率も2倍違うという事。

 

よってより見つけてもらえそうな、5.8インチを選びます。

カラーは、アングラーから目視しやすいものがいいです。この釣りは、見ながら操作する釣りだからです。

 

 

タックル

ロッド:HGC-70XF/GPスーパーボーダー SUPERBORDER【deps】

BAIT CASTING model/Length:7’0” 1piece/Lure Weight:1/2~1oz/Line:12~25lb/Action:X-Heavy Fast Taper/Grip Length:390mm(Grip脱着可)/自重:約184g

リール:ハイギアベイトリール

ライン:フロロカーボン20lb

フック:オフセットフック6/0

 

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