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【山の釣りはこう愉しむ】GreatHunting 福山正和的、山岳渓流の指南とルアー使い分けイロハ。

寄稿:福山 正和
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GREAT HUNTING 50 Flat Side(Fast Sinking)※カラー:M BLUE STREAM
GREAT HUNTING 55 Heavy Duty(Sinking)※カラー:LZ LIME BACK OB

まずは、この2アイテムルアーの特徴と自身の使い方をご紹介させていただきます。

※あくまでも私はベイトでのスタイルです。そのルアーコントロールとしての解釈をお願い致します。スピニングでは全くレスポンスが変わりますよ。

共に上流域、山岳エリアにて使用しています。 中流域、比較的流れのあるシーンに対し決して強いルアーではありません。 あくまでもナチュラルにリトリーブさせたり、時よりヨレでトゥイッチ、表層から中層、ボトム上に流力を利用し流し込むようなスタイルですね。

 

流れの強いシーンでのハードな連続トゥイッチ、必要以上の負荷を掛けるとルアーバランス、ルアー本体の動きを殺してしまうので注意! 優しく丁寧に自然に同調させ時よりのトゥイッチでバイトを誘うイメージ。

ヤマメ狙いではなく、イワナに対しては無闇矢鱈にトゥイッチする必要は無いと思っています。 要所、要所、地形を吟味しルアーが流れに対し破綻しないようにコントロールする事の方が肝心です。

僕はこのように心がけ、上記2品番は使用し、釣果を得ています。

※現在は流れ、中流域、ヤマメに対しての平打ちヘビーシンキングも企画中!こちらは乞うご期待!

 

VISION ONETEN Jr. (Suspend)※カラー:MG WESTERN CROWN
X-80SW LBO Shallow(Sinking)※カラー:GG KINAKA
X-80Jr.(Suspend)※カラー:TONEDTROUTオリカラ

使用ポイントとしては、山岳エリアでの滝壺、深場。大岩魚に対し一発狙いの激アツルアー。

※写真は「ITO CLEAR LAKER」

基本的にExtreme Climber 484 を使用ロッドとしての釣行ですので、キャストやパワージャーク、トゥイッチなど、力加減を限りなく抑えてのルアーコントロールになります。 X-80Jr.は大枠問題ないですが、その他のルアーウェイトはロッド限界値を超えています。

かといって山奥に本流ロッド、山間部、岩場の環境下での手返しも考えた際には…このショートスペックロッドでやらざる得ないのです。 デリケートかつフィネスの言葉通りにやり抜く、繊細な技で大物を得る、そのような世界です。

大型ミノーを使うのは、釣る迫力というより、小物を引き寄せない方が大きいですかね、ヌシを狙うワケですから。
ヌシの陣取るテリトリーにアップキャストする際はどうしても周りの子分が飛びついてきます。その小物を散らすというか、諦めさせる比重とアクション、ルアーサイズでないといけません。

これは僕のあくまでも考えですが。小物に先に口を使われるのは、大物へのチャンスを減らす事になります。

ここの3種のルアー、はっきり言いまして滝壺では独壇場です。相当な実績を自身は作っています。
奥地滝壺、魚止めまでのアクセスが最重要ですが、大岩魚、本当に釣れますね。

 

X80jr、VISION ONETEN Jr.に関しては比較的ルアーコントロールは物凄くイージーかつ定番的。安定感抜群。説明不要。まず、滝壺で使って頂きたく思います。

今回説明させて頂くのは、X-80SW LBO Shallow(Sinking)。これが実に良いのですが、トラウトを狙う渓流下では勿論、重量過多。 使いきるには少しポイントがあるのです。

あくまでも、40cmUPの大岩魚滝壺スタイルでの話ですが(本流、中流でも勿論可能)、基本ロッドがExtreme Climber 484 の場合、PEの0.6号に、ショックリーダー8~10lb。キャストはフィリップ、アンダー、バックハンドで優しく打ち込みます。使用するロッド的に遠投はできません。

アクションについては、ルアー比重に対し、リップの水噛みが浅いのが特長なので、若干ですがショートロッドへの負担減。
時間を使いながらレンジを下げ、ストップ&ゴー、ただ巻き、時よりのトゥイッチで竿が負けない程度にルアーを上げてきます。

このメソッドで、他の2つのルアーのもう一つ下の層を狙うイメージ。

勿論、そのさらに奥へはスプーン、バイブレーション、メタルも使いますが、ミノーでの釣果は僕の大好物ですので、こちらをお勧めいたします。 勿論中流、渓流層の本流でも存分に楽しめます。

 

僕自身、大本流はあまり得意ではないのと、好みでもありませんので、あくまでも中流から上流でのメソッドとしてご参考にくださいませ。

ではでは、まだまだ書くこともたくさんあるのですが、今回はこの辺で!

どうぞ、今後ともよろしくお願い致します。利根水系みなかみの福山より。
※日々の更新はこちらよりチェックできます→https://www.instagram.com/mofm_minakami_life/

 

※追記

僕はよく熊に遭遇します。30回の面会を超えています…。怖いですね、危険です。こちらが彼らのテリトリーにお邪魔しているのですがね…。

とにかく「出合い頭」を無くそう、その事だけを常に意識しています。熊スプレー、鈴は大小8個ほど身につけています。

こちらはその中の強烈なアイテムです。 少しお高いですが、命のことを考えるのと、少しでも釣りに集中できることを考え是非に。

 

クマ鈴

業務用 大音量ベル アルトフォアン【プラスワン】口径75mm

 

お手頃&圧倒的響き

熊よけベル 大 カラビナロック式【浅野木工所】

 

音質を変える為、上記の2点と併用

犬用鈴 特大 /イタリア鈴・カウベル【VARRONE PREMANA】

 

メガバス(Megabass)

1986年8月15日設立、静岡県浜松市を拠点とするルアーメーカー。デストロイヤーをはじめとする各ロッドシリーズ、各種バス、ソルトルアー、リールなど、あらゆるフィッシングタックルを輩出。 同社のCEO伊東由樹氏はアングラー、そしてルアー、ロッドデザイナーとしても有名で、同氏の手掛けるタックル&ルアーは実釣力の高さに加え、優れた機能美、造形美を放ち、国内外で高い評価を受けている。
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