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今江克隆のルアーニュースクラブR 第974回「サプライズとディープトレーサー」の巻

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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超豪華ゲストたちのパターンは?

まぁ、そんな奇跡のゴージャス東条湖オープン、参加人数も90艇と賑わい、ゲスト3人は狙いすぎ&手堅すぎ?で轟沈してましたが、厳しいながらバスを触れたアングラーは多かったよう。

ただ、釣況的には今年は例年以上に水深8〜10mディープへの落ちが速い印象を受けた。

まぁ、キムケンは「琵琶湖ちゃうでココ…」と呆れるほどの暴力的ルアー&タックルのみで爆沈、巧くんは手堅く3尾まとめて600gとなかなかシビれる3尾ウェイトで消沈、三原は前々日の「The Hit」で爆釣かましてお疲れなのか、轟沈。

来季からエリートプロの伊藤巧くん。3尾600gと絶対外さないトーナメンター魂を見せてくれました

優勝は…

優勝は、青野ダムの主、青野ボートハウス・ワカサギ名人の徳永氏が、4尾2300gとこの時期の東条湖としてはブッチギリのウェイトで優勝。

パターンは7〜10mに落ちるブレイクでのノイケ「ピンテールスティック」のダウンショット2.7g。

放水口の対岸にあたる、水通しが良いながらも直接流れが当たらないが、新鮮な水が供給される「溜まり場」となるフラットで粘り切ったそう。

キモは重めのダウンショットと、クイックな動きが出せるピンテールスティックで、ここぞというタイミングでピッと跳ねさせてからのフォールで、リアクションで喰わせる方法だった。

ブッチギリ優勝でふんぞりかえる青野ダム「アウトドアハウスアオノ」の徳永さん。 さすがにワカサギの動きを熟知してるだけはありますね

ちなみに2位のアングラーも放水口対岸フラットで、「スワンプクローラー」のネコリグでの同様のリアクション的釣り方だった。

これは東条湖の釣り方の結果だが、実に理にかなった納得のパターンで、放水口直ではなく、その流れが直接は当たらない直近のフラット、スローな釣りの中に「リアクション」の要素を織り込んでキッカケを作り出す。まさに先週書いた記事の秋のディープ攻めの基本通りなパターンで上位入賞が出ていた。

商品総額200万オーバーと言うビッグトーナメントになった東条湖ベストラン20周年記念トーナメント

ちなみにキムケンはデカトップや「10XD」、巧くんも「ショット・ストーミーマグナム」をロッドにぶら下げていただけに、そりゃ東条湖じゃ夢追いすぎですわな…。

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