【アタリを捉え、バラシにくい】当たり前だけど必要な要素を抑えたイカメタルロッド「グランシャリオ」
今期もシーズンに突入となればきっと多くの方が熱中するであろうイカメタルゲーム。わずかなアタリに掛けていく、レンジが変わったり、ドはまりするリグやカラーがあったりとゲーム性の高さ、そして食べて美味しいというところも人気のヒミツでしょう！
ゼニスのイカメタルロッド「グランシャリオ」
ということで、少しばかり気が早いけれど、今回ご紹介するのはゼニスのイカメタルロッド「グランシャリオ」。
ホワイトのブランクスにグラデーションブルーが美しいロッドで、昨シーズンもなかなかに人気の高かったゼニスロッドのひとつ。
まず、グランシャリオにはドロッパーリグ用のイカメタルモデルと（ベイト3機種・スピニング1機種）、オモリグモデル（スピニング2機種とグリップにグレーカラーの入ったカスタムカラーモデル2機種の計4機種）がラインナップされる。
イカメタル・ベイトモデル：GC-B6102M / GC-B682MH / GC-B692H
イカメタル・スピニングモデル：GC-S6102M
| 型番 | 全長(m) | タイプ | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径/元径(mm) | 適合ルアーウエイト(g) | 適合ラインPE(号) | 適応ドラグ(kg) | カーボン含有率(%) | 本体価格(税抜) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| GC-B6102M | 2.08 | ベイト | 2 | 107 | 103 | 0.8/8.7 | Max20号 | Max#1.0 | 2.0 | 91.2%/8.8% | 28,500 |
| GC-B682MH | 2.03 | ベイト | 2 | 104 | 102 | 0.9/8.6 | Max25号 | Max#1.2 | 2.5 | 97%/3% | 28,500 |
| GC-B692H | 2.05 | ベイト | 2 | 105 | 109 | 0.9/8.6 | Max30号 | Max#1.5 | 2.5 | 97%/3% | 28,800 |
| GC-S6102M | 2.08 | スピニング | 2 | 107 | 88 | 0.8/8.7 | Max20号 | Max#1.0 | 2.0 | 91.2%/8.8% | 27,500 |
イカメタルモデルの機種展開は上記の通り。ベイトモデルに6.10ftのM・6.8ftのMH・6.9ftのH、スピニングに6.10ftのMがある。
オモリグ・スピニングモデル：GC-S67MH / GC-S67H
オモリグ・スピニングモデルGrayカラー：GC-S67MH-Gray / GC-S67H-Gray
| 型番 | 全長(m) | タイプ | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径/元径(mm) | 適合ルアーウエイト(g) | 適合ラインPE(号) | 適応ドラグ(kg) | カーボン含有率(%) | 本体価格（税抜） |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| GC-S67MH | 2.01 | スピニング | 2※ | 154 | 112 | 1.4/11.2 | Max30号 | Max#1.2 | 2.5 | 97%/3% | 25,500 |
| GC-S67H | 2.01 | スピニング | 2※ | 154 | 114 | 1.5/11.6 | Max40号 | Max#1.5 | 3.0 | 95%/5% | 26,300 |
| GC-S67MH-Gray | 2.01 | スピニング | 2※ | 154 | 112 | 1.4/11.2 | Max30号 | Max#1.2 | 2.5 | 97%/3% | 25,800 |
| GC-S67H-Gray | 2.01 | スピニング | 2※ | 154 | 114 | 1.5/11.6 | Max40号 | Max#1.5 | 3.0 | 95%/5% | 26,300 |
オモリグモデルには、6’7″のMHとHがあり、そのカスタムカラーGrayバージョンも、それぞれある…そんなラインナップ。
各機種に個性があるんだけれど、まずイカメタルモデルとオモリグモデルでの大きな違いとしてはティップセクション。
イカメタルモデルは、繊細なカーボンソリッド。手感度もよく引きに応じて追従していくのが魅力だ。
オモリグモデルはある程度ウエイトのあるシンカーをキャストする負担も考慮したGekiNose Tip tecを採用。
GekiNose Tip tecは、カーボンを巻く際にグラス素材も一緒に巻いて作られる製法。これにより継ぎ目なく素材をコンポジットでき、強度に優れる。なおかつチューブラーなので、グラス素材の弱点となる重さ、オモリグロッドでいえば天敵となる先重りが抑えらえるのが大きなメリット！
ゆえにキャストに対する耐久性も高く、瞬間的なアタリを表現する目感度を有している。
また、シリーズを通してガイドはベイトに関してはスパイラルガイド仕様となっておりトラブルを抑え軽量化にもつながる。
アタリが分かりバラし難い
いずれにしても、各機種に最適な製法・調子を設定しているグランシャリオ。ユーザーには何が受けているのかというと、端的にいえばアタリが分かりやすくバラし難い…という点。
ありきたりな言葉にはなってしまうが、ドロッパー式リグ・オモリグ、それぞれに設定自体が最適化され、アタリが分かりやすい。そして、ナイトゲームも多いジャンルだけにホワイトカラーがそもそも視認性の高さで挙動を捉えやすい。
△こちらはイカメタルモデルのティップ。オレンジのスレッドもコントラストが分かりやすい
そして、掛けてからの安定感。もちろん調子という部分で硬さに違いはあるんだけれど、共通する部分として重量感に追従するように素直に違和感なく曲がり込んでいく部分。
ここがゼニスらしさであり、高い評価を得ている部分だ。
価格も定価で3万円アンダーと、ハイスペックでリーズナブルなイカメタル＆オモリグロッドを求めているならぜひぜひ……本格シーズン前にチェックしてもらいたいロッドだ。
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