技術の進歩に伴い、様々な釣りで使われることが多くなったPEライン。

釣具屋さんのラインコーナーでは、様々なメーカーからたくさんの種類のPEラインが並んでいます。しかし、それゆえに何を基準に選べばよいか迷ってしまうこともあるでしょう。

今回ピックアップするのは、ゴーセンの「ROOTS（ルーツ）」シリーズ。

エギング専用PEライン「ANSWER エギングPE」やジギング専用の「ANSWER JIGGING PE×8」など数々の専用ラインを輩出しているゴーセンですが、こちらの「ROOTS（ルーツ）」は、その逆の汎用性の高さが魅力のPEラインです。

バスからトラウト、ソルトはもちろん、ショア・オフショアなどマルチパーパスに活躍する性能となります。

また、4本撚り・8本撚りの2種類がラインナップされるなど、好み用途に応じてチョイスも可能です。

出典：ゴーセン公式「ROOTS」詳細ページ

ライン選びに迷った人に見てほしい！「ROOTS（ルーツ）」シリーズの4つのポイント

ラインは釣り人と魚をつなぐ、生命線。感度や操作性など釣果にも直結する大事な部分でもあります。

だからこそ、信頼できるものを選びたい！きっと釣り人のだれもが思うことでしょう。

では、何を基準に選ぶべきなのか？今回は、「ROOTS（ルーツ）」シリーズの注目したい4つのポイントをピックアップしてご紹介していきます。

ラインの選び方が分からない、そんな方にもオススメのラインです。

PEラインのトラブルは他の素材のラインに比べ、修復が難しかったりすることが多々あります。

「ROOTS（ルーツ）」ではそうしたライントラブルを極力起こさないよう、様々な工夫や技術が取り入れられています。特にPEラインで起こりがちな「高切れ」・「摩擦切れ（根ズレ）」・「色落ち（コーティング剥がれ）」の3大トラブルを激減！

そのカギとなるのが、ゴーセンの独自技術“MPX製法×HDX製法”の採用です。

MPX製法とは、PEラインの基となる原糸を高密度で組み上げる製法で、摩擦や瞬間的な負荷によって、ラインが切れることを軽減するというもの。対して、HDX製法は密に組まれた原糸を”正確に組む”製法となります。

つまり、PEラインの原糸を高密度で組み上げ、さらに密に組まれた原糸を精確に組むことで、より高密度であって均一性のあるラインに仕上げられています。

ちなみに、原糸が均一性に欠けてしまうと負荷が一部に集中してしまい、そこから高切れが起こるのだそう。“MPX製法×HDX製法”で組み上げることで、耐衝撃性にも優れ、キャストやフッキングなど瞬間的な負荷がかかるような場面でも安心して使用することができます。

さらに、「ROOTS（ルーツ）」シリーズでは、耐摩耗性に優れた“GT加工”を搭載。“GT加工”とは、PEラインの基となる素材を鍛える加工で、より原糸が強く根ズレなどにも強く仕上げられています。

一般的にPEラインは摩擦に弱いラインとされていますが、「ROOTS（ルーツ）」シリーズは“GT加工”によって強度のほかに耐熱性にも優れ、摩擦による熱での糸切れも軽減してくれます。

一般的にラインは消耗品とされています。どんなに高品質でも、繰り返し使用していけば、ラインのハリやコシが失われ、色落ちや毛羽立ちなどが目立つようになります。

「ROOTS（ルーツ）」シリーズはそうしたハリやコシ、色落ちを軽減する“X樹脂＋特殊シリコーン＋表面改質”が施されています。

PEラインを使用して、リールのラインローラーやガイドにラインの塗装がべったりついてしまった経験はありませんか？

PEラインは染料で染まらない素材であるため、色をつけるためには顔料を混ぜた樹脂でのコーティングが必要です。さらに非常に接着しにくい性質でもあるため、一般的な接着剤では摩擦で簡単に剥離し、色落ちが発生する要因となります。

ちなみにコーティングが剥がれると、ラインのハリやコシも失われてしまうため、結果としてトラブルが起こりやすくなります。

「ROOTS」に使用されている「X樹脂」は、PE素材と最も密着性の高い特殊な樹脂。そこにさらに仕上げ材として「特殊シリコーン」を塗布することで、色落ちを軽減し、糸切れの要因となる摩擦熱の低減にも効果を発揮。

また、コーティング前の原糸にも特殊な表面処理を行うことで、コーティングと糸の密着性の向上させるなど、色落ちしにくいラインに仕上がっています。劣化しにくく、初期の使用感が持続しやすいラインに仕上げられています。

すぐ毛羽立ちやヨレ・コシが失われるラインを使用すると交換頻度も高くなります。それに対し、「ROOTS（ルーツ）」シリーズは交換頻度も低くなるので、お財布にも優しいラインといえるでしょう。

お財布にも優しいラインと触れましたが、「ROOTS（ルーツ）」シリーズはお値段も非常に手ごろ！

オープン価格ではありますが、8本撚りの「ROOTS PE×8」の150mでおおよそ1500円前後、4本撚りの「ROOTS PE×4」の150mで1200円前後と手に取りやすい価格帯。

ライン交換は定期的に必要ですが、それでも地味に痛い出費です。お小遣いアングラーにとっても、「ROOTS（ルーツ）」シリーズは心強い存在といえるでしょう。かくいう記者も、定期的にまとめ買いをしてストックをしております。

「ROOTS（ルーツ）」シリーズは、冒頭でもふれたように汎用性が高く、バランスに優れた設計が特長。

各号数にあわせて、ベストな設計に調整されています。

出典：ゴーセン公式「ROOTS PE×4 釣種対応表」詳細ページ

上記の釣種対応表でも分かる通り、「ROOTS」の対象は非常に広く、マルチに活躍します。

強度や感度、耐久性などバランスがよく、オールマイティなベーシックPEラインとしていろいろな釣りに重宝します。トラウトやバスフィッシングなど、新たにPEラインを使った釣りに挑戦したいときにオススメです。

4本編みと8本編みでそれぞれ釣種対応表が公開されているので、ぜひ参考にしてみてください。

ゴーセン公式「ROOTS PE×4 釣種対応表」詳細ページはこちら

ゴーセン公式「ROOTS PE×8 釣種対応表」詳細ページはこちら

「ROOTS PE×4」のスペック

ゴーセン公式「ROOTS PE×4」詳細ページはこちら

「ROOTS PE×8」のスペック

ゴーセン公式「ROOTS PE×8」詳細ページはこちら

ゴーセン（GOSEN）

1953年設立、大阪府大阪市中央区に本社を置く繊維ブランド。フィッシングラインの開発から始まり、その後テニスやバドミントンのガットなどを手掛け、現在は世界的に注目されているブランド。 すべての製造工程を自社内でトータルに手掛け、「細くて強い糸」の実現に向け、日々研究開発を重ねている。

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