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作り手の思惑を超えた「サビオ」と「サビア」というロッド

連載:加来 匠レオン「ライトゲームマニア」
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表題通りね、全く意識してなかったのですよ…。

何がって?いや実は、「FXB-TS79UL SABIO」と「FXB-TS67UL SABIA」の二本に関して、このところユーザーさん達の間で「タイラバゲームに非常に良い」と言うことが取り沙汰される事が多くなってきているのです。

レオン 加来 匠(Kaku Takumi) プロフィール

加来匠(かく たくみ) 中国&四国エリアをホームグラウンドとし、メバルやアジ、根魚全般の釣りを得意とする生粋のソルトライトリガー。レオンというのはネットでのハンドルネームとして使い始めたが、いつの間にか、ニックネームとして定着。ワインドダートやSWベイトフィネスなどを世に広めた張本人、新たなスタイルを常に模索中! 「大人の遊びを追求するフィッシングギアを提供する」ことを目的としたプライベートプロダクション「インクスレーベル」代表もつとめる。

タイラバに良い?早速検証へ

まあ確かに、サビオは特にですが、双方共にレングスもアクションもテイストもタイラバロッドやイカメタルロッドなどに近いのは間違いないですが、最近「何グラムまで下ろせますか」という質問まで相次ぐので、先日ちょっと検証してきました。

何gまで落とせるのか

使用したのはナッゾジグ45g、ナッゾジグスリム65g、ナッゾジグスリム80g(プロト)、ナッゾジグスリム100g(プロト)の四種。

水深は20m〜65mまで幅広くバーチカルユースで試したところ、なるほど、これは僕自身が思っていたよりずっと向いている。過去の実釣では水深30m前後エリアでナッゾ16g〜35gをアンダーキャストでちょい投げしてボトムまで沈める程度しかやっていなかったが、今回のバーチカルゲーム検証で80g及び100gまでを吊してみて、「あ!これは全くタイラバ感触だw」「マジでイケるなこれww」となってしまった(笑)

 

僕のタイラバ動画は有りませんが、ディープエリアをバーチカルで釣った動画を参考にして下さい

サビオで40m沈めて40cmアカハタを釣ってみた動画

出典:YouTubeチャンネル「INX tv」

サビアでBigオオモンハタを狙ってみた動画

出典:YouTubeチャンネル「INX tv」

…と書くと、耐久性や強度面で心配される方も居られるので改めてココで説明しておきますが、サビオで113g、サビアで104gとライトゲームULロッドとしてはかなり自重のある竿で共に「肉厚ブランク設計」となっており、さらに内側に低弾性カーボン、外側に高弾性カーボンを組み合わせて「曲がり・粘り・反発」の三要素を適切に成立させた丈夫な設計となっております。つまり軽いルアーをバックラッシュさせずに遠くへキャストすることを目的として込めた要素が、図らずもタイラバロッドとしても非常に優秀であったという落ちなのですな。

それでもご心配な方は、Maxキャストウエイト12gと、MAXラインキャパPE1号(強度8〜9kg)の意味をもう一度しっかり考えてください。あくまでULクラスのキャスティングロッドですから「キャストする場合」のマックスウエイトは低く見積もっておりますが、PE1号の使用と、釣る(釣れる)魚のウエイト自体は1〜2kgは想定の上で作ってあるわけで、バーチカルに降ろすリグが100g(レギュラーサイズのメバル程度)あっても大した問題では無いのです。

ということで、ユーザーさん達がサビオ&サビアを使ってタイラバゲームをしたtweetもご覧下さい。

CASE:SABIOでタイラバ

CASE:SABIAでタイラバ