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【春はベイトよりエリアで釣る】クランクを投げる日が年間200日以上。ビッグボーイ上田「春のクランク劇場」

寄稿:上田 直紀
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春のバス釣り特集

どんなエリアで巻く?

では、どんなエリアで釣っていくのか。

エリアで言うとシャローと沖がありますが、いずれもこの時期は特に、なるべく魚のルートとなり得る硬いハードボトムエリアを狙います。地形や地質を把握する必要はありますが、そういったポイントをひたすら巻いていきます。

良いエリアには魚が溜まっていることも多く、一発そのラインでバイトしたなら、何度も流し直すのがベストです。ベイトは条件的に最後くらいで、エリア→濁り→風→ローライト→ベイトという順で考えてください。

魚のルートになり得る良い条件のエリアを優先的に考え、様々な水深を釣っていくのが春の釣りです。使用するクランクベイトはもちろん水深別にシステム化されたコリガンマグナム

水深に合わせて150、250、350、450を使い分けます。

 

具体的なエリアとは

具体的なエリアについては大きく2つに分けて考えていきます。岸よりのシャローか、沖か…です。

まずシャローで狙うのは、基本的に水路の出入り口や河口。常に水流が発生していて、地形の凸凹やハードボトムが形成されているエリアです。

こういった場所が春先から魚がうろつくエリアなんですね。また、このような場所には橋脚やテトラなど魚が身を寄せやすいマンメイドストラクチャーも決まって隣接しているので、ストラクチャー沿いを巻いてやるのも良いです。

【矢橋帰帆島入口付近】シャローは産卵に適したリーズが立ち並び、地質もかなりのハードボトム。 ミオスジの地形の凸凹も有り、春先の魚が上がってくるルートとなり得る場所。コリガンマグナム150や250を巻くにはピッタリ

【人工島水路の奥】岸沿にリーズが立ち並ぶポイント。橋脚、テトラ、杭等もあり、コリガンマグナム150を巻くには良いポイントです

一方、沖では浚渫周りのフラット、もしくは浚渫の中にあるなるべく広いフラット(ハンプ)を巻きます。

春を意識して浚渫から浅いフラットに向け動き出した固体、そしてミドルレンジのフラットに一時的に深い所から上がってきて、ステージングするような魚が狙いです。

特に浚渫が絡むフラットやハンプは、春の魚が産卵行動をするまでのルートやステージングエリアになりやすい為、一度流してバイトがなくても流し直したりもして、しつこく巻きます。

なおかつ、そのような場所は地質も固いため、エビモの根が硬く残っていたり、新芽が生えてきたりするようなエリアになるので、春の長期間にわたり釣れる良いポイントにもなり得ます。

【浜大津漁港一文字】テトラに大きなミオスジと春先魚がうろついたりステージングする絶好のスポット。コリガンマグナム250、350で

【浚渫ハードボトム全般】特にこのエリアはサイドイメージでもボトムロックによる地質の硬さ、新芽などが伺えます。コリガンマグナム350、450で

 

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