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エステルラインと沈むPEライン。トミーさんことトミー敦の「使い分け」の妙

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アジング特集

「JACK BRIGHT ジャック・ブライト」

では、それぞれのラインを詳しく見ていきます。

まずは当日のメインラインとなったJACK BRIGHT ジャック・ブライト

商品名 号数(直強力) 糸巻量 メーカー希望
小売価格(税別)
ジャックブライト 0.2号(1LB) 200m
(100mマーキング)
¥1,680
0.3号(1.4LB) ¥1,680
0.4号(1.8LB) ¥1,680
0.5号(2.2LB) ¥1,680

 

このラインの特長は“しなやかさ”“高い視認性”。ポリエステル製のエステルラインは少しゴワゴワした感じがあり、スプールへの糸馴染みが良くないとされていたんですが、そこに”しなやかさ”をプラス。そして、あらゆる状況でアングラーから見えやすいよう特殊な染料を使って集めた光を放つというカラーリング。トミーさんがジグ単を使用するときのメインラインです。

 

“しなやかで使いやすい”というのがこのラインを選ぶ最大の理由だそうで、実際釣りをしている5~6時間の間にライントラブルは一切ナシ。

もう1つ、トミーさんがこのラインを選ぶ理由は「目が悪いから」。ルアーが飛んだ方向や軌道の確認、またラインでアタリを取るのはもちろん、ノットを組むときなども高い視認性というのは大きなアドバンテージになるとのこと。ちなみに。PEラインに比べ強度は落ちるとのことですが、25cmクラスを3mほどの高い足場から抜き上げたりと強度面も十分なラインみたいです。

 

RHYME ライム

続いては、沈むPEラインRHYME ライム

商品名 号数(直強力) 比重 糸巻量 メーカー希望
小売価格(税別)
ライム 0.3号(4.6LB) 1.35 150m
(10mピッチ
ブラックマーキング)
¥3,200
0.4号(5.5LB) 1.30 ¥3,200

 

最大の特長はもちろん”沈む”こと。一般的なPEラインの比重は、水の比重1.00(海水の比重が1.03〜1.04)よりも軽い約0.98と言われておりますが、「RHYME ライム」の比重は0.3号(4.6LB)で1.35。 水の比重を上回っているためラインが水中に沈むというわけです。

ちなみに、ナイロンラインの比重は約1.14程度で、エステルラインの比重は約1.38程度と言われており、やはりエステルラインに比べると若干比重は落ちますが、それでも今までのPEラインに比べると状況把握能力に長けたラインと言えます。また、極めて真円になるよう設計されているので、ライントラブルが少ないというのも特長の1つ。

潮があまり動かなかった今回こそ使うシーンはありませんでしたが、激流エリアやディープなどヘビーウエイトのジグヘッドで攻めるときやフロートを遠投するとき、またその強度からメバリングやイカメタルなどにも流用できる万能ライン。

トミーさんによれば、近年、PEラインが主流になるつつある渓流ゲームにマストなんだそう。流れのある渓流で従来のPEラインを使えば、表層に浮いてそのまま流れてしまいルアーのアクションが破綻。そこで沈むPEラインがアドバンテージになるという。

 

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