ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

晩秋のサーフは多種多様なターゲットが射程範囲!メガバス中澤新一郎のルアーローテ術

寄稿:中澤 新一郎
  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

サーフゲームのタックル考

使用するロッド

さて、様々な魚種が釣り場に現われる秋のサーフに対応すべく、タックルを選択するわけですが、個人的には少しハードなシーバスタックルくらいが、お手軽かつ万能なのではないかと考えております。

 

といいますのも、サーフという舞台上、遠投性能は必須でありまして、レングスとしては最低でも10ftは欲しい感じで、青物や太刀魚相手にジグ系の使用が想定されると30g近辺のルアーウェイトの扱い易さは確実に必要!

時に40gジグの出番や、ヒラメ用のヘビーシンキングミノー・青物対応のシンキングペンシル等の常用も考えるとMAX40gは安心して投げられるパワーは欲しい!

となるとMLクラスというよりは、やはりMクラスのロッドが適切かなと。

あとは、自分がメインで考えているターゲットに寄せる感じで、青物側をメインに考えている方なら、少し堅めにMHにふるもよしといった感じでしょう!

 

尚、私のおススメタックルとしましてはMEGABASS「Shadow-XXシリーズ、もしくは「ASTELIONシリーズの先重りなく扱い易い10ftにして、どちらも40gまで問題なく背負えるMクラスのもの!

状況によるロッド選択としては、青物寄りな釣り・ジグ系のモノの出番が多く想定されるなら高弾性で固めのShadow-XXを選択!ほぼシーバスかヒラメを想定しての釣行なら、乗せ重視のASTELIONといった感じで使い分けております!

 

使用するルアー

使用するルアーとしては、秋の幅広いターゲットに対応する為、多魚種に渡って流用できるものを準備しておくのが効率的。

トップ系…旬なシーバスをメインに、小型の青物にも対応すべくトップ系の誘いとして「KAGELOU155・124・100」と大中小の3シリーズで!それに、時として独特なヒラ打ちのドッグウォークがシーバスや青物に強烈に効く状況のある「GIANT-DOG-X」を隠し玉に常備!

 

中層~ボトム…シーバスは勿論、そろそろ本格的に接岸し始めるヒラメを考慮すれば、中層~ボトム域の事も意識する必要があり、MARINEGANG140SGENMA110Sといった遠投の効くシンキングミノーやシンキングペンシルは必須!

ちなみに、GENMA110Sは青物相手の表層引き等にも流用可能で、多いに活躍が期待できます!

またボイルはすれど、タダ巻きに口を使わない魚に対しては、小粒で強力なジャークベイトであるX-80LBOが飛距離も十分期待でき、持っていると確実に重宝する場面があります!

 

加えて、夜間やマズメ前後の暗い内は太刀魚の回遊も考えられるのでジグやスピンテールも活躍!グローカラーのMETAL-X WAVINGRIDERX-CREWを用意しておくのが賢明でしょう!

これらは当然、青物・シーバス・ヒラメにコチと他魚種にも大いに効きます!

 

また、アピールと手早い広範囲サーチ用にバイブレーションは常に携帯しておきましょう!シーバスは勿論、ヒラメ・コチ・太刀魚の反応も手軽に得られるので!

飛距離の稼げる鉄板系の「SPARROW(26g)」にシャローから深場までオールラウンドに対応できるBIRAN70(20g)」が活躍間違いなし!

 

そして、何より忘れてはいけないのが…秋にピッタリなルアーであるMAKIPPA

ジグ系らしい圧倒的な飛距離が可能にする広範囲の射程に、レンジを選ばない万能性により、スローにタダ巻くだけで多魚種を魅了し、バイトに持ち込む、お手軽戦闘力!

黙って20~30gのMAKIPPAを投げ倒し、各レンジを巻き潰してしまえば、確実に魚からの返答が得られるでしょう!

 

私自身、秋は固執せず、釣り場で出会った魚に応じて、これらのルアーを混ぜ込み、流用しつつ、柔軟に対応している感じです!

秋は、その日毎に釣り場にどんな魚が接岸しているか分からないので、いろいろなルアーを投げてみるのが楽しく、また実際何かしらの反応が得られてしまうのも秋らしいと思います!

 

これから日を追うごと秋が深まり、気温・水温の低下は、より一層魚達の接岸を促してくれます!

出会える魚種・魚影豊富な秋のサーフの釣りを是非、お近くの釣り場で楽しんでいただきたいと思います!

 

メガバス(Megabass)

1986年8月15日設立、静岡県浜松市を拠点とするルアーメーカー。デストロイヤーをはじめとする各ロッドシリーズ、各種バス、ソルトルアー、リールなど、あらゆるフィッシングタックルを輩出。 同社のCEO伊東由樹氏はアングラー、そしてルアー、ロッドデザイナーとしても有名で、同氏の手掛けるタックル&ルアーは実釣力の高さに加え、優れた機能美、造形美を放ち、国内外で高い評価を受けている。
2 / 2
前へ