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エントリーモデルと思うなかれ。実戦で使うワケがある。「MAX5(マックス5)」シリーズ/那須 大士朗

寄稿:那須 大士朗
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春のバス釣り入門

皆さんこんにちは。

ピュア・フィッシング・ジャパン プロチームの“那須大士朗”です!

巷ではアブガルシアの26年モデルに搭載される電子制御ブレーキシステム「ボルティック」の話題で持ちきりで、プロチームのワタクシも当然それを使うと思ってません?(笑)。ノンノンノン。

もちろんボルティックは使っていきますよ。けど僕がピュアに本気で使いたいとお願いしたリールが別にもう一つあります。それが“MAX5(マックス5)”シリーズ。本気も本気でマジでこのリール良さげやねぇ〜っと思って実戦投入。そして納得の出来栄えだったので間違い無かったと思ってます。

那須 大士朗(TAISHIRO NASU) プロフィール

和歌山県の紀伊半島で、七川ダムや合川ダムなどリザーバーや野池のバスフィッシングをメインに、エギングやアジング、ロックフィッシュなど、海、山、湖を駆け回るインディーズアングラー&ルアーデザイナー 。ピュアフィッシングジャパン(PURE FISHING JAPAN)プロチーム、グレイズ(GRAYZ)チーフデザイナー。

「MAX5(マックス5)」シリーズとは?

まず整理するとアブには大まかに3つのモデルがあると思ってください。

ハイエンドクラス「ZENON(ゼノン)」、セカンダリークラス「Revo5(レボ5)」、そしてあくまで価格帯で言えばその下に今回の「MAX5(マックス5)」シリーズです。

特にレボ5とマックス5は世界戦略モデルとしてコスパに優れ、共通したボディ形状(エルゴノミックデザイン)を採用しています。

そこで僕が声を大にして言いたいのは“マックス5はレボ5の下のクラスじゃねーよ”ってことです。

レボ5とマックス5の大きな違いとは

実はこの2つには大まかに違いがあります。

簡単に言えばレボ5は“遠心力ブレーキシステム(IVCB6ブレーキシステム)”、マックス5は“マグネットブレーキシステム(MagTraxブレーキシステム)”採用ってこと。

遠心力ブレーキシステム(IVCB6ブレーキシステム)

マグネットブレーキシステム(MagTraxブレーキシステム)

これは開発の話となりますが部品点数など含めて遠心力ブレーキはマグネットよりも値段高くなるんですよね。同じくらいの値段で販売しても全然良いとは思うんですけど、そこはピュアフィッシング。ちゃんとマグはマグとしてその適正な定価でお届けしているというわけです。

ということで僕は散々遠心力ブレーキシステムのレボ5を使ってきた中で一つの結論に達しました。やはりマグネットブレーキは必要だなと。特に撃ち物系や中〜近距離ディスタンスでの操作感を必要とするシチュエーションにはマグネットブレーキがマッチしますね。

そしてこのマックス5シリーズは非常に面白いんです。この価格帯で他社に無いギア比の種類の豊富さ。非常にシステマチックに役割を与えられてとても選択の幅が広いんですね。そんな理由で真面目に実戦に使えるモデルとしてMAX5を選んだってワケです。

前置き長くなりましたが、ここからはそれぞれの特長を紹介していきますね。

MAX5 ELITE ROCKET(マックス5 エリート ロケット)【アブ・ガルシア】

まず1つ目は「MAX5 ELITE ROCKET(マックス5 エリート ロケット)」。コイツは僕の打物メイン機種です。

製品名 自重(g) ギア比 最大ライン巻取(cm) 最大ドラグ力(Kg) ボール/ローラーベアリング ラインキャパシティ1 ラインキャパシティ2 本体価格(税抜)
MAX5 ELITE ROCKET 200 9.0:1 93 8 9+1 16lb-100m PE3-100m ¥21,000
MAX5 ELITE ROCKET-L 200 9.0:1 93 8 9+1 16lb-100m PE3-100m ¥21,000

その特長は9,0:1のハイスピードギアを採用したモデルってこと。もうね…打物系は全てコレで良いです(笑)。

10g以上のシンカーを使ったカバーゲームは安定したキャストフィールを実現し近距離でのピッチングなんかにも抜群です。スプールは14〜20ポンドの太めのラインへも対応してくれるのでビッグベイトの高速巻きとかにも使えます。

またボディに採用されたC6カーボンフレームは十分な強度と軽さを実現。ハイエンドクラスだとメタルボディですが僕はこのカーボンフレームは強度的には素晴らしい剛性感がありフルフッキングしてもなんの問題も無し。なんかカーボンって響きカッコイイしね(笑)。

アブ・ガルシア公式「MAX5 ELITE ROCKET」詳細ページはこちら

MAX5 SX(マックス5 SX)【アブ・ガルシア】

次に「MAX5 SX(マックス5 SX)」。これはマックス5のスタンダードモデルと言って良いでしょう。

製品名 自重(g) ギア比 最大ライン巻取(cm) 最大ドラグ力(Kg) ボール/ローラーベアリング ラインキャパシティ1 ラインキャパシティ2 本体価格(税抜)
MAX5 SX 206 6.8:1 70 7 7+1 16lb(0.330㎜)-100m PE3-100m ¥14,000
MAX5 SX-L 206 6.8:1 70 7 7+1 16lb(0.330㎜)-100m PE3-100m ¥14,000

ギア比は6.8:1 のとても扱いやすいギア比設定。言うに及ばずその使い方は僕はテクニカルなキャストを必要とする場面で使用します。

例えば〜10gまでのシンカーを使った遅い釣りやミノー・シャッドの速い巻きの釣り。さらに重めのノーシンカーワーム。冬場のメタルジグ系にも良いですね。とにかく最もバーサタイルに、そしてテクニカルに扱うシチュエーションにはコイツです。

アブ・ガルシア公式「MAX5 SX」詳細ページはこちら

MAX5 SX WINCH(マックス5 SX ウィンチ)【アブ・ガルシア】

次に「MAX5 SX WINCH(マックス5 SX ウィンチ)」。アブガルシアベイトリールにてウィンチと銘打たれたリールはご存知な方は知っています・・・そうローギアリールでギア比は5.6:1。

製品名 自重(g) ギア比 最大ライン巻取(cm) 最大ドラグ力(Kg) ボール/ローラーベアリング ラインキャパシティ1 ラインキャパシティ2 本体価格(税抜)
MAX5 SX WINCH 206 5.6:1 58 7 7+1 16lb(0.330㎜)-100m PE3-100m ¥14,000
MAX5 SX WINCH-L 206 5.6:1 58 7 7+1 16lb(0.330㎜)-100m PE3-100m ¥14,000

まぁぶっちゃけ言いましょう…僕はローギアリールあんまり使って来なかったです(笑)。でもこのマックス5にラインナップされているのであえてもう一度向き合ってみようと思い使ってみました。そして…アリやねコレ。

忖度無しに言いますがメリットは限定的。ズバリ巻物です。何が良いかと言いますと“リズム”です。例えば僕の主戦場であるリザーバーはボートをバンク沿いに流してルアーを打ち込んで行きます。そのスピーディーな展開にボートを流す速度は速まり、ルアーを巻くスピードも必然的に速くなってしまう。

それに対してこのローギアリールを入れるとルアーをしっかり巻き切れない。すると必然的にボートスピードを落とさざるを得ず、しっかり丁寧に巻けるリズムが構築される。

コレは実はオカッパリに最も良いのかもって思ったりします。足場が固定されるオカッパリはともすれば速く巻きすぎてるかも知れない。丁寧さとかけ離れてるかも知れない。それを丁寧なリーリングスピードで抑えてくれる。ローギアリール見直しましたね。

アブ・ガルシア公式「MAX5 SX WINCH」詳細ページはこちら

MAX5 BLACKMAX(マックス5 ブラックマックス)【アブ・ガルシア】

そして最後が「MAX5 BLACKMAX(マックス5 ブラックマックス)」。この4機種の中で最も定価がお値打ちなリールです。

製品名 自重(g) ギア比 最大ライン巻取(cm) 最大ドラグ力(Kg) ボール/ローラーベアリング ラインキャパシティ1 ラインキャパシティ2 本体価格(税抜)
MAX5 BLACKMAX 213 6.5:1 67 7 4+1 16lb-100m PE3-100m ¥9,800
MAX5 BLACKMAX-L 213 6.5:1 67 7 4+1 16lb-100m PE3-100m ¥9,800

あえて言えば先にマックス5はレボ5よりクラスが下のリールと思って欲しくないと書きましたがコイツはそれにカテゴライズしても良いかと思います。

ぶっちゃけギア比6.8:1の「マックス5 SX」こそがマックス5の王道と言えるモデルです。ではこのリールのメリットとは何か?キャストフィールなど「マックス5 SX」と殆ど変わりません(笑)。重さも少し違うけどあまり気にならない。巻き感は少し「マックス5 SX」の方が良いですね。なにが違うかと言うとボールベアリングの数です。

余計なものが付いてないコスパ最強モデルなんです。このしっかりとした作りでアンダー1万円。コレこそ初心者の方に買ってもらいたいですし、そのコスパから上級者の人達にもあまり使わないロッドにセットする究極の控えモデルとしてオススメします。

アブ・ガルシア公式「MAX5 BLACKMAX」詳細ページはこちら

「MAX5(マックス5)」シリーズに共通する特長

そして最後に「MAX5(マックス5)」シリーズは、世界戦略モデルとして各モデル非常に使い心地が似ているのでその共通する特長を解説しますね。

33ミリ径スプールのキャストフィールですね。どの釣りにも対応しやすいスプール径で特殊性は無いものの、とても安定したフィーリングを持っています。ココはリアルにインプレしますが、最高機種のゼノンより少しピーキーなキャストフィールを持っています。ブレーキ設定の強弱の間が狭いイメージ。

コレはスプールの素材が原因だと思うのですが、最高機種のスプール素材より重いスプールなのでブレーキに対してリニアに反応せず慣性が働くのが原因かなと。ゼノンシリーズが異常に扱いやすいというだけで、ピーキーとは書きましたけど十分扱いやすいので悪しからず。僕はメカニカルブレーキを完全にフリーにするセットを好むので、ゼノンに比べてブレーキ設定を強めに設定してます。

まぁ色々書きましたが僕はピュアから頼まれて使っているのでは無く、あくまで僕が実戦的に使えそうなので望んで使ってるだけ。非常にコスパに優れ、尚且つラインナップが興味深い。こんなオモロイリールなかなか無いでしょ?!

皆さんのアブガルシアライフの中でこのインプレッションが役に立って欲しいなと願います。

ピュア・フィッシング・ジャパン(PURE FISHING JAPAN)

アブ・ガルシア、バークレイをはじめ、ペン、サベージギア、プラノ、ハーディなど世界的に有名な各ルアーブランドの企画・製造・販売を行っている総合ルアーメーカー。取扱っているアイテムはリール、ロッド、ルアー、アパレルほか多岐に渡る。
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