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【話題のフライングダウンショットも】オカッパリ野池で例年効果的なパターンとは。

寄稿:安達 裕
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皆様、こんにちは!サンラインプロスタッフの安達裕(あだちひろし)です。

さて、本来なら最高の季節を迎え、GWは仲間と遠方へ釣りへ行く計画をされていた人も多いと思います。…ですが、ご周知のとおり新型コロナウイルスは世界規模で蔓延、日本でも緊急事態宣言が発令される事態に。 釣りさえ自粛せざるを得ない状況となりました。

なかなか不自由な世の中ですが、一刻も早い終息を願うばかりです。

そこで、いま効くパターン…というより、この先有効になってくるパターンをご紹介させて頂き、近い将来また釣りに行けるようになった際に、参考にしていただければと思います。

安達 裕(Adachi Hiroshi) プロフィール

兵庫県在住で生野銀山湖や野池をホームとするJB参戦中の実力派アングラー。 サイトをはじめ、フィネスからハードベイトまで幅広く扱うオールマイティな一面も。

 

アフターバス攻略の3つのキモ

私のホームである関西の野池は、4月上旬から中旬にかけて産卵を終え体力は低下。田植えの代掻きと重なり一時的に活性は悪くなりますが、ベイト(小魚や昆虫)の盛んに活動を始めるGWくらいから、少しづつバスの活性は高くなっていきます。これがいわゆる「アフター」です。

アフター攻略する上で重要なことは…

①ルアーの動きは遅いほうが良い

②捕食しやすいベイトをイメージする

③野池の基本は足元から

この三つ。では、それぞれ説明していきたいと思います。

 

①ルアーの動きは遅いほうが良い

基本的にアフターのバスは体力が無いので、あまり広範囲に動きません。

スポーニングした付近のストラクチャーに腹に付けじっとしている場合が多く、崩れた護岸ブロックの隙間、池の排水部、湖底の沈みもの、池の隅にあるゴミ溜り等を攻めると有効です。

 

広範囲かつ高効率でバスを探すには巻ものが有効ですが、スイムベイトやスピナーベイトのような早い動きにはなかなか追ってきません。

そこで登場するのが、低波動Wスイッシャー系のルアー(ティムコ・ステルスペッパー110S)。いわゆるI字と言われるルアーです。 スローなアプローチなので食わせの時間も十分。

 

使用しているラインは水馴染みのいい、サンラインのシューター マシンガンキャスト12lb。

サンライン公式「シューター・マシンガンキャスト」詳細ページはこちら

足場が高いときは、比重の高いフロロのシューター・FCスナイパー10lbでも問題なしです。

サンライン公式「シューター・FCスナイパー」詳細ページはコチラ

また、ロッドは食わせとフッキングを両立させたMLアクションがお勧め。

私はフェンウィックのリンクス LINKS64CMLJ/ゴールデンウィング GW68CMLP+Jを使用しています。

バスの目線より上をトレースしたいので、ロッドティップを立て、ルアーがギリギリ目視できるレンジをゆっくり巻きます。

アフター後期になると、トップウォーターでも楽しめます。一点でアクションができるポッパー(ティムコ・チャグペッパーRS(プロト))もお勧めですよ。

 

②捕食しやすいベイトをイメージする

体力が無いアフターのバスは、ベイトを果敢に追うこともありません。エビ、脱皮したてのザリガニ、ゴリ系、昆虫といった体力を使わなくてもいいベイトを意識する傾向にあります。

ここで狙うべきは護岸ブロック(チョコレートブロック)。太陽の向きや傾斜角で違うのですが、水温が上昇しやすいこのような場所に、腹を付けて岸の方を向いている時があります。

 

池の隅の障害物にタイトに付いていることもあるんですが、そんなとき使用するのが、最近メディアでも取り上げられている「フライングダウンショット」。

リーダーが1m以上のダウンショットリグのことで、シンカーを何かに乗せたり、引っ掛けたりし、提灯釣りができない場所でも吊るすことができるという、今から10年以上前に発案したサイトフィッシングの新しい釣り方です。

使用するタックルなのですが、勝負は必ず一投で決まります。ラインは水中に付けないので太くても問題なし。また、正確なキャストかつ繊細なルアーアクションを出したいので、ベイトフィネスタックルが有効となります。

使用しているラインは、ラインプレッシャーを排除してくれるサンライン・シューター インビジブル7lb。

サンライン公式「シューター・FCスナイパー インビジブル」詳細ページはこちら

ロッドに関しては、ピッチングでのアプローチが多く、アクションの際、短いストロークで大きく動かしたいので、7フィートクラスがお勧め。私はフェンウィック・エイシス ACES70CLP+J(Bait Funesse Specialを使用。

実はフックにもこだわりがあり、私はDECOYのDS Hook masubari worm123 #5を使っています。リグが簡単でフック姿勢が良いので愛用しています。

ダウンショットシンカーは絶対に1/4ozのストレート形状。ワームの自重に左右されずスムースに飛び、引っ掛けやすく、外れやすい。これがキーとなります。

 

アクションは空中70%、水中30%。不確定なものを確認したい。そして、空中に逃げられるかもしれない…と焦らすことが、この釣り最大のキモとなります。

 

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