“勝利”を意味するトレック121S

トレフルクリエーションより、2026年の新作シーバス用ジャークベイト「トレック121S」が待望のリリースを迎えた。

ルアーネームの「TREC’H(トレック)」とは、同社代表の高橋浩氏が愛するフランス・ブルターニュ地方の言葉で「勝利」を意味する。その名が示す通り、本作は既存のジャークベイトが抱える構造的・戦術的な課題を根本から見直し、アングラーを確実な釣果(勝利)へと導くために開発された意欲作である。

微入力ダートとナチュラルリトリーブの融合
シーバスゲームにおいて、ジャークベイトは極めて強力なメソッドである半面、「諸刃の剣」となる局面も少なくない。強すぎるロッドワークは過度な水押しを生み、それに伴うラインノイズがナーバスな個体に致命的なプレッシャーを与えてしまうリスクを孕んでいるからだ。
「トレック121S」の最大のストロングポイントは、「柔らかい入力で確実に左右へのダートアクションを引き出せる」点にある。
トレフルクリエーション・プロスタッフの大坊重哲氏によれば、強いロッドアクションを必要とせず、ソフトな入力で横方向へ鋭く飛ぶように設計されているという。このレスポンスの高さにより、不要なラインノイズを極限まで排除。「気にはなるが、嫌悪感を抱かせない」という絶妙なアピール力で、スレきったシーバスのバイトを誘発する。

さらに本作は、ジャークベイトでありながら「タダ巻き」での使用も強く推奨されている。リトリーブにおいては、低活性時のシーバスに極めて有効な、艶めかしいナチュラル系アクション(ヌルヌルとした泳ぎ)を発生させる。
「高活性時はジャーキングで仕掛け、低活性時はタダ巻きで食わせる」という明確な使い分けが、本ルアーの戦術的な強みである。
固定重心の常識を覆す飛距離と「着水音」への徹底したこだわり
「トレック121S」は、ハイレスポンスを追求し固定重心システムを採用している。リトリーブの微細な強弱に追従し、多彩なアプローチを可能にするのは固定重心ならではのメリットだ。
一方で、固定重心ルアーの最大の懸念点である「キャスタビリティの低下(飛距離不足)」については、ボディ形状とウエイトバランスの黄金比を導き出すことで完全に克服。誰がキャストしても安定した飛行姿勢を保ち、十分な飛距離を叩き出す仕様となっている。
さらに特筆すべきは、内部構造に隠されたギミックである。
ボディ内部には「骨形状のリブ(内部ボーンリブ構造)」が配置されている。これは、プラスチック製中空ルアー特有の不自然な着水音を抑制するための設計であり、高比重なウッド製プラグに近い、極めてナチュラルな着水音を実現している。
これにより、着水の瞬間からターゲットに違和感を与えず、アクション開始直後からシームレスに捕食スイッチを入れることが可能となった。細部にまで宿るこのこだわりこそが、まさに「TREC’H(勝利)」を手にするためのキーファクターと言えるだろう。

「高活性な時はジャーキング、低活性な時はタダ巻き。そして誰が投げてもよく飛ぶ。この使い分けで、今まで以上に魚を獲っていただければと思います」
これはプロスタッフの大坊さんの言葉。既存の枠組みを超え、アングラーの意図を忠実に反映する「トレック121S」。2026年、シーバスシーンの新たな武器としてフィールドに投入される。

TREC’H 121S(トレック 121S)
全長: 121mm
重量: 24g
タイプ: ジャーキングミノー(シンキング)
構造: 固定重心 / 内部ボーンリブ構造
トレフルクリエーション公式「トレック121s」詳細ページはこちら
























































