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【衝撃走る】規格外の5kgオーバー!出たぞ「5.05kg」の巨大アオリイカ

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こいつが5.07kgの巨大アオリイカ。…それもアカイカ系レッドモンスターではなく“シロイカ系”の。

いやぁ…デカい。エグい。いかつい。衝撃的。ホントに見たことないレベル。

…この触腕、こう見えてエギは3.5号ですから。

このモンスターを仕留めたのは、ガンクラフトエギングモニターの石塚 俊氏。

石塚 俊(Shun Ishitsuka) プロフィール

鹿児島のルアーフィッシングチーム『TEAM GESS』所属。ホームエリアの錦江湾を中心にデカイカを求めて、大隅、南薩など、鹿児島県全域を日夜ランガン中。『GANCRAFT』エギングモニター、鹿児島県在住

どうやって釣ったのか気になりすぎる、というわけで御本人に直接お話を伺いました!

【緊迫の攻防】石塚 俊氏の釣行レポート

当日は21時頃から釣行をスタートするも、横からの強い風でなかなか上手く釣りができない状況。ようやく23時頃にそれまで吹いていた強風が緩み、釣りがしやすい状況に。

若干右から左に流れていた潮が緩み、そろそろ潮止まりかと思っていると…新色「KGトリックオレンジ」「バイオレンスベリー」で500〜800gのサイズが連発、時合い突入。

ここで新色「KG-トラッドブラウン」にカラーチェンジ。

フルキャストから着底、細かいショートジャークを3回入れて潮に馴染ませるよう丁寧にフォールさせていると「パン」と弾くようなアタリ!すかさずアワすもハリ掛りせず。フォローで素早くジャークさせ、フォールさせると…今度は「ヌゥー」ッと覆いかぶさるようなアタリ!

今度はしっかり抱かせるために、少し送り込んでからフッキング!

全く動かない…

掛かった瞬間は根掛かりしたような重さで全く走らず…20m程巻いてきたところでようやくファーストラン!そのファーストランで一気に10m以上走られたので「これはデカい」と確信。その後も、巻いて出されてを繰り返し、徐々に寄ってきます!

そろそろ姿が見える距離だと思い、ライトを照らすもイカの姿が見えず焦ります。さらに巻き続けると足元の底付近に薄ら影が見える。デカ過ぎるせいか全く浮いていなかったため姿が確認できなかったんですね。

普通に巻くだけでは全く浮いてこず。手前は少し瀬が張り出しているのでこのままだと危ないと感じ、少しドラグを締めスーパーバイオレンスジャークの強靭なバットパワーでフルリフト!イカも最後の力で抵抗!一進一退の攻防が3分程続き…ようやくイカも観念したようで海面に浮上!

…デカい!

一緒に釣りしていた友人がギャフを撃ってくれたのですが、少し瀬が張り出しているので角度がついているためか上がらず、さらにもう一本ギャフをいれてようやくランディング!ファイト時間はトータル10分程。上がって来たサイズを見てあまりのデカさに思わず笑ってしまいます。10年前に釣った今までの自己記録の4130gよりもあきらかにデカい!

一通り撮影をすまし、いよいよ検量。…デジタルスケールに表示されたのは5070g(エギを含む)。

まさかの5kgオーバー!予想もしていなかった驚愕の大きさ!興奮のままに帰宅後、再度検量すると…胴長56cm、重量5050g

デカイカの聖地と呼ばれるここ鹿児島でも、白系のアオリイカでこのサイズは見たことも、ショアから上がったって話も聞いた事がなかったのでビックリでした!

餌木邪というエギ

今回、使用したエギはガンクラフトの餌木邪

その特長は、太いノーズで水押しが強く、またファットボディで潮受けが良いのでフォール姿勢が安定します。これが重要で、潮受けによってテンションを掛けやすく、長い時間スローにフォールさせることができるんです。

ゆっくりとしたフォールがキモ

経験上赤イカ系に比べ、白イカ系のデカいサイズは底ベッタリで抱いてくることが多く、またエギを追うというよりはピンポイントでアタることが多い。今回のパターンもまさにそうで、ボトムから浮き過ぎないよう細かいショートジャークを2〜3回、そして食わせの間を長く取るべくしっかりテンションフォールさせながら、ゆっくりさびいていた時のヒット。

ちなみに、今回はアタリをしっかり感じることができましたが、“繊細なアタリが多い”というのも白イカ系の特長かなぁと感じています。

餌木邪の新色

最後にカラーについて少し。

今回、5.05kgのアオリイカが釣れたカラーは新色「KG-トラッドブラウン」。赤ベースの下地に茶色布に杉模様という、あえて伝統的なパターンを採用したカラーです。

KG-トラッドブラウン

またモンスターサイズを釣る前、時合早々に500~800gを連発したカラーは、こちらも新色の「KG-トリックオレンジ」「バイオレンスベリー」。こちらのパターンはUV+グローというパターンで、他に「KG-エメラルドシュリンプ」をの計3色に採用されています。

KG-トリックオレンジ

バイオレンスベリー

KG-エメラルドシュリンプ

UV発光+グロー発光という高いアピール力が魅力で、月灯りではUV発光、暗闇ではグロー発光し強烈にアピール。ホーム鹿児島でモンスターサイズを狙うなら、マズメやナイトゲームが圧倒的に確率が高いのですが、マズメ、ナイトゲームとの相性は良さそうな感じ。またUV発光に加え視認性の高いカラーを採用しているので、デイエギングでも使いやすいカラーです。

2023年の春に餌木邪に登場する新色は、上記に「#36 KG-グラスパープル」「#FM-02 ポイズンレッド」を加えた全6色。どれも魅力的なカラーとなっているので、ぜひローテーションに組み込んでみてくださいね!

#34 KG-トラッドブラウン

#35 KG-トリックオレンジ

#36 KG-グラスパープル

#37 KG-エメラルドシュリンプ

# バイオレンスベリー

#FM-02 ポイズンレッド ※藤井雅之スペシャルカラー

使用タックル

ロッド:GANCRAFT SuperViolenceJerk 7’4″

リール:SHIMANO STELLA C3000S

PEライン:YGK XBRAID Upgrade X8 0.6号

リーダー:Seaguer Grandmax FX 3号

餌木:GANCRAFT 餌木邪 KG-ブラウン3.5号

ガンクラフト(GANCRAFT)

自然豊かな和歌山県田辺市を拠点に、天才ルアークリエイター平岩孝典氏が社長をつとめるルアーメーカー。元祖S字系「ジョインテッドクロー」シリーズやキラーズシリーズのルアーやロッドなどの人気バスアイテムだけでなく、餌木邪やコソジグなど、こわだりのソルトウォーターアイテムを続々と輩出中。