【釣れればロク】琵琶湖に神風が吹いた日

2023年04月21日連載：ガイド前田「琵琶湖デカバス大追跡」

みなさんどーも、ガイド前田です。ビシバシ釣っちゃってますか？

キビしいですな～。普通に釣りをしてるとスーパーに難しい琵琶湖。1日頑張ってもノーフィッシュどころかノーバイトにもなり得る状況なので毎日毎日ヒリヒリしながらガイドさせてもらってます。

なかなか思うような展開で釣れてくれないのですが、それでも懲りずに私のスタイルに付き合ってくださるゲストさんに感謝です！ありがとうございます！

前田純（ガイド前田）（Maeda Jun）プロフィール

マザーレイクでドデスカンサイズを追い求める、ガイド前田の愛称で親しまれる超ベテランガイド。スポンサーはデプス、ダイワ、次元、ハヤブサ、レインズ、ホンデックスなど。愛知出身・滋賀在住。

釣れればロク！？

「お子さまでも素人さんでも誰にでも釣ってもらえますよ～」なんて口が裂けても言えない難しさで、キャスト精度やレンジキープさせるリーリング、ボトムではウィードのどこにリグが在るのか把握できているかなど、ゲストさんにもある程度のスキルがないとなかなか釣ってもらうのが難しい感じです。ただ、何度も書いていますが魚がデカいので、ロクマル率は異常な高さ。言い換えれば「釣れたらロク」って感じになっちゃっております。

さて、ここ最近は天気予報の精度が高く、風の向きや強さ、雨雲の動きなどといった情報がリアルタイムで手に入る時代。狙っているタイミングになるかどうかが昔と比べると分かりやすいので色々な天気アプリを活用してその日その時の状況に合わせていく感じでガイドさせてもらっています。

気持ちよくハマった1日

先日も、最近の琵琶湖では珍しく気持ち良くハメることができたのでその時の模様を少しお伝えしますね～！

その日は大雨から数日経って、濁りが回った穏やかな朝。しかし予報では穏やかなのは朝のうちだけで、南寄りの爆風になる予報。ってことで、穏やかなうちに走り回って釣れそうな良い濁りの入ってるシャロー(1.5m)からスタートフィッシング。そこでゲストさんのクラップクローのライトテキサスリグで2バイト1フィッシュ。めちゃくちゃ太いプリスポーンのメス様。私のクラップクローにも1バイトあり、差して来てると確信。

ただ、予報ではこれから爆風予報。本当に風が強くなったらライトテキサスリグはやりにくくなってしまうので、他のポイントで何をするのかを頭の中でグルグル。この場所が差してるなら、経験上あっちやこっちも差してるだろうな～と読んで、予報の南寄りの爆風が口を使うタイミングになる場所を頭の中でチョイスして風を待つ。

予報ではそろそろ爆風になる時間…って思ってると、吹き出した南寄りの風。急いでエレキを上げ、頭の中で絞っておいたこの風でスイッチが入りそうな場所へダッシュ！ポイントへ着いてゲストさんに釣り方を教えた2投目、ゲストさんに極太のプリメス様。

その後もゲストさんはオタマデラックスなロク超えを含めて連発！爆風の中、操船しながらゲストさんのロッドティップを見ていても、ガンガンアタッてるのが見えるくらいの差さり具合。私も少し投げてみると、1キャストで何度もアタッてくる狂い様で、1発だけ掛かってしまいロク様をゲット。濁りと風向きと風の強さ、そしてポイントの選択がズッポリとハマり、短時間で爆釣を決めることができました。まさに神風と言った感じでしたね～！

ただ、コレは本当に上手くハメれた例で、毎日このようなことをしているのですが、全くハマらずの日が多くて…。しかも、実はこの時も、ゲストさんには釣ってもらいながら私は違うルアーをアレコレと取っ替え引っ替え試していたのですが、ほとんどのルアーやリグに反応は無し。ハマってるルアーでも、少し早く動かしたりレンジがズレるだけで全くアタってこないという状況でした。何を投げても釣れるってくらいにバグってる訳ではなく、差さっていてもめちゃくちゃ難しい、でも使いこなせるスキルがあればロククラス連発みたいな琵琶湖です。

もっと簡単に釣れてくれ～って感じです。