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レオン加来匠【ザ・レンズ/TALEX】を大いに語る

連載:加来 匠レオン「ライトゲームマニア」
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昨年、素晴らしくお気に入りの眼鏡フレームに出会った。

眼鏡産地で有名な福井県のデザイナーズブランドである【NOBA】のH-5033がソレなのだが、釣り用として購入したのでは無く通常使用のために購入したもの。しかしあまりにも気に入りすぎて、これは釣り用にタレックスレンズを入れたものも欲しくなり、全く同じH-5033を馴染みのタレックス認定店グラシーズ白島さんへオーダーして追加。

で、本題。

先日グラシーズさんからできあがったという連絡を貰って取りに行ったら、店主の三宅さんが「加来さんこれ見て、凄く懐かしいです」と何やらプリントを持ってくる。見てみると、なんと21年前僕がタレックスと出会ったその日にタレックスレンズのあまりの素晴らしさに興奮して友人数人へ送信したメールの写しだった(笑)

いやいや、月日の流れは凄いね。あの出会いからもう20年も経過したのかと感慨深く思い、久しぶりにタレックスを語りたくなったのです。

偏光グラスを知る

「偏光グラスなんてどこも同じでしょ」と思う方も多いだろうけれども、タレックスの凄さはフィルムでは無く「レンズ」の方にあるの。「え?」と思ったソコの貴方、ではまず一度下記のPolaroidのサイトを覗いてみてください。

https://polaroidsunglass.com/

そうです、偏光グラスは「偏光フィルム」を貼ったレンズなのです。その偏光フィルムを発明したのがPolaroid社を創設したエドウイン・ランドなのです。

そして、タレックスの凄さは偏光フィルムと言うより、そもそも「レンズの加工技術そのもの」にあるのです。つまり「職人の技術」なのです。これはカメラレンズなど光学機器と同じで、やはりソコは日本が世界一なのです。

前述したメールにもその驚きが書いてあるのだけど、当時Ray-BanやPolaroidやキラーループを愛用していた僕は、レンズをタレックスに入れ替えてみて驚愕したのです。なにがって、まずレンズに全く「歪み」が無い。つまり長時間の使用でも目が疲れないのです。掛けているのを忘れるほどに。もうね、「あ、メイドインジャパンって、ホンモノって、こういう事か!」と思い知った瞬間であり、偏光云々以前にこの時点で惚れ込んじゃったわけで…。

と言うことで、僕のタレックスに関する最大のリコメンドは「レンズ精度」そのものであり、続いてタレックス独自の「雑光フィルター」なの。だから僕はタレックスグラスをネットで買うことは無いの。すべてグラシーズ白島のような「認定店」か、あるいはタレックス本店のショールームへ出向いてしっかりフィッティングしてもらった上で作ってもらうのです。

なので、ここから先を深く知るにはタレックスサイトを(笑)

世界で初めて全面均整の光学的に優れたガラス製偏光レンズの開発に成功

https://talex.co.jp/about/history/

世界で唯一の雑光®カットフィルター

https://talex.co.jp/about/products/

全行程、自社生産へのこだわり

https://talex.co.jp/about/performance/

レンズカラー云々

と言うことで、偏光レンズに関しては21年来「生粋のタレックスファン」で居続けているワケだけど、おかげで眼鏡フェチにもなってしまい、釣り用・ドライビング用・パソコン用・読書用・フォーマル用と、気に入ったフレームを見つけると片っ端から購入、片っ端からタレックスレンズに入れ替えるというヘンタイになっちまって^^;

ともあれ「タレックスレンズはどの色が良いですか?」と良く聞かれるのだけれども、現在僕のレンズ選び(カラーなど)がどうなっているかというと、ほぼラスターオレンジ一辺倒になってしまった。これは「どの色が一番良い」という話ではない。20年前のまだ若い頃?は目も元気で、視力が両眼1.5ありローガンwにもなってなかったので、「トゥルービュー」「トゥルービュースポーツ」をはじめ、シルエットがクッキリする「アクションコパー」「ビスタイエロー」や水色に合わせて「イーズグリーン」など、常時5色くらいをシーンに合わせて使い分けていたけれども、この5年前くらいから乱視が出始め、同時に露出の調節機能が落ちたらしく目に明度が足りなくなって合う色が少なくなったのよ…。

つまり、「どれが」ではなく、レンズカラー選びというのは一人一人見え方が違う(そもそも目の色が違う)事に加え、ファッション的にもミラー加工をブルーにするのかゴールドにするのかシルバーにするのか、はたまた内面に反射を押さえる加工をするかなどなど、やはりちゃんと認定店でフィッティングを試して個人の個性に合わせる物であると言うことと、後とても大事な事なのだけど、写真(SMITHとSWANS)のような、「8カーブなど湾曲の大きいグラスにタレックスは使えない場合がある」と言う事も、最後に添えておきます。

レオン 加来 匠(Kaku Takumi) プロフィール

加来匠(かく たくみ) 中国&四国エリアをホームグラウンドとし、メバルやアジ、根魚全般の釣りを得意とする生粋のソルトライトリガー。レオンというのはネットでのハンドルネームとして使い始めたが、いつの間にか、ニックネームとして定着。ワインドダートやSWベイトフィネスなどを世に広めた張本人、新たなスタイルを常に模索中! 「大人の遊びを追求するフィッシングギアを提供する」ことを目的としたプライベートプロダクション「インクスレーベル」代表もつとめる。