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シビアな状況に強いストレートワーム「フリークワーム」の魅力【フラットフィッシュ・シーバスほか】

寄稿:安倍川の鳶「滑谷 徹」
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滑谷 徹(Toru Naberidani) プロフィール

1997年生まれ、岐阜県出身。現在静岡県に在住するマルチアングラー。幼少期から渓流や本流トラウトに親しむ。静岡に進学後SWフィッシングを本格的に開始する。現在はジャクソンスタッフ

こんにちは! ジャクソン・ソルトウォータープロスタッフの安倍川の鳶こと滑谷徹です。
今年は寒波が襲来しホームの静岡エリアでも氷点下になるかなり寒い冬季シーズンとなりました。
2月に入り徐々に気温が上昇しつつありますがまだまだ厳しい状況は続きそうです。

ただ、そんな状況でも何とか釣りたいアングラーにオススメしたいのがストレートワーム!!

ストレートワームの利点をたっぷり紹介。今回は主流というよりも傍流と認識されがちなストレートワームの実は凄い利点と特長をたっぷりとご説明させていただきます!

 

利点その1
食わせ特化の微波動

ストレートワームの最大の利点と言えばやはりコレ!!
シャッドテールやカーリーテールでは演出する事が出来ない何とも言えないリトリーブした際の「ピクピク感」や、トゥイッチなどのアクションを加えた後の「ピョンピョン」と上下左右イレギュラーにスライドする「抜け感」はストレートワームならでは魅力と言っても過言ではありません。

これらはフィッシュイーターの捕食本能を強烈に刺激してくれます。
僕の中では喰い渋った状況で何度も魚に口を使わせてくれる信頼感があります。

しかし、この【食わせ特化の微波動】は、状況によっては裏目に出るシーンもあります。
それは明確な変化や食わせたい場所が定まっていない状況です。

そのような状況ではシャッドテールやカーリーテールはアピール力が強く水を大きく掻き乱し効率良くサーチする事が出来るタイプのワームに軍配が上がることもしばしば。
主な操作方法もほとんどが、タダ巻きやストップ&ゴーなどサーチするテンポが良いのが特長です。

一方、ストレートワームはスピード感も遅く、ドリフトやフォールを織り交ぜながら探るケースも多くサーチ効率的な面ではテンポが遅いといった側面もあります。

利点その2
明確であれば超有効

とはいうものの、釣り場の状況から「ブレイクライン」や「エグレ」などの地形変化「払い出し」「ヨレ」や「流れ込み」などといった水流変化の他に、「明暗部など、食わせたい場所が明確な場合があります。

そのような状況では食わせ能力が高いストレートワームが圧倒的に有効です。シャッドテールでサーチするテンポとは切り離してイメージし、できるだけ丁寧にじっくりスローに見せるよう心掛けましょう。

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利点その3
抵抗が無い

冒頭でも述べたように、ストレートワームは水流の抵抗を受けるパーツが無くシャッドテールのように水を受けないため手元に情報が伝わりにくいというデメリットがあります。
この点に関しては慣れるほかなく使い込むしかありません。

しかし抵抗が無い分空気抵抗も軽減され飛距離も伸びやすいのも特長です。

またアクションを加えた後の「ピョンピョン」と上下左右イレギュラーにスライドする「抜け感」はストレートワームならでは魅力と言っても過言ではありません。僕の場合フィネスヘッドと組み合わせて使用するケースが多いです。

それではここでJacksonから昨年発売されたフリークワームについて紹介させていただきます。

フリークワームの特長

様々なリグに対応

フリークワームはフリークセットのスペアワームでは!?? と思われる方も多いかもしれませんが、フリークヘッドのほか、ジグヘッドリグの他にテキサスリグなど様々なリグに対応できるよう設計されています。

 

そのためフリークワームにはスリッド(誘導穴)が設けられており、ジグヘッド(フィネスヘッド等)を真っすぐにセットしやすくなっています。

 

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魚種特化カラーあり

フリークワームのカラーラインナップ全7色。ヒラメにオススメな「UTピンク」やシーバスにオススメな「キトキトベイト」、太刀魚に向いている「ヨルダチグロー」の他にロックフィッシュに効果的な「シャイニーシュリンプ」などの特化型カラーも展開しており状況や魚種に応じて使い分けて頂けます。

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フラつく扁平ボディ

フリークワームはボディ腹部の横幅が広めに設計してあり、腹面部で水流を受けやすく設計しています。
そのため水流変化やリトリーブスピードの変化でフラつきやすい特長があります。

一方で、テール部分は細長くかつ扁平にデザインされているため腹部で受けた水流に対して細長いテール部分が反応しピクピクと小刻みに揺れ動きます。
バイト時はテール部分が折れ曲がり魚の口内に収まりやすくなっています。そのため細長いテール形状は魚を誘う上でも貴重なバイトをモノにするうえでも効果を発揮します。

またジグヘッド(フィネスヘッド)に対して腹面部を上向きに使用すると、さらにダートしやすくなりキレのあるアクションを演出することができます。

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以上がシビアな状況に強いフリークワームの魅力でした!!

実際はまだまだ知らない使い方や利点も沢山あると思います。
皆さんもいつもの釣り場で行き詰まってしまった時、新たな引き出しとして、ぜひストレートワームを試し下さい!

参照タックルデータ

ロッド…(ジャクソン)サーフトライブ9062SLS+

MODEL Length(cm / ft) Power Lure Weight Line Action Self Weight Price
STSLS-9062L+ 290cm / 9ft6in Light +POWER MAX30g PE #0.4-1 Fast 148g ¥26,000

リール・・・(ダイワ)セルテートLT2500H
PEライン・・・(バリバス)マックスパワーX8 0.6号
リーダー・・・(バリバス)フロロショックリーダー3号
ルアー・・・(ジャクソン)フリークセット(8g・12g)フリークワーム&フィネスヘッド(10g・12g)等