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【鳴瀬雄太が選んだ3本】SLJ(スーパーライトジギング)ロケに持ち込んだ3本のロッドの使い分けとその意味

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ジギング特集

ソルティガ SLJ 61MS TG(スリルゲーム)

まずはこちら。ダイワSLJロッドシリーズで初めてフルソリッドのブランクスを使用した1本61MS TG(スリルゲーム)

 

美しく曲がり、圧倒的に強い

いわく、フルソリッドを採用することでしなやかに鞭のように曲がることが最大の特長。

このしなやかに曲がるというのがポイントで、アクションさせるときはジグを暴れ(跳ね)させ過ぎず、釣り人側の思い通りの入力が可能に。

ブランクス自体はかなり細身で、しっかり曲がり込み魚に対してテンションを常に掛け続けることができ、やり取りも容易。思っきり曲げ込んで10kgクラスの魚とのファイトも可能というまさにスリルゲームを味わうための1本なんだとか。

20g~80gまでとジグの守備範囲は広く、1本でいろいろできるバーサタイル性も魅力とのこと。

アイテム名 全長
(m)
継数
(本)
仕舞
寸法
(cm)
標準
自重
(g)
先径/元径
(mm)
ルアー重量
(ジグ)
(g)
適合ライン
(PE)
カーボン
含有率
(%)
メーカー希望
本体価格(円)
61MS TG 1.85 1 185 97 1.3/7.9 20~80 0.4~1.0 99 51,000

ソルティガ SLJ 64MLS-SMT

2本目はチューブラーブランクスに、ティップにはSMT(スーパーメタルトップ)を採用した64MLS-SMT。SMTを採用したSLJロッドの中でもっともスタンダードと言われる1本。

リールはルビアスエアリティLT3000-XH

 

この1本でSLJを存分に楽しめる

スタンダードと言われるだけあり、1本で存分にSLJを楽しめると言うこちらのロッド。

こちらも強靭なバットで不意の大物にも対応。またジグのアクション時には、メタルトップがなめらかに曲がり、ベリーがその曲がりを吸収。こちらもジグが暴れすぎない仕様になっているとのこと。

メタルトップ由来の感度の良さも特筆すべき点で、巻き上げるときの操作性も向上するという。

アイテム名 全長
(m)
継数
(本)
仕舞
寸法
(cm)
標準
自重
(g)
先径/元径
(mm)
ルアー重量
(ジグ)
(g)
適合ライン
(PE)
カーボン
含有率
(%)
メーカー希望
本体価格(円)
64MLS-SMT 1.93 1 193 81 0.8/7.9 15~60 0.4~1.0 99 49,000

鳴瀬さん的にはこの2本で、ラインの号数を変えたり、リールのギア比を変えて、攻め方にバリエーションを持たせているとのこと。

ちなみに当日魚探の反応は真っ赤。中層攻めがメインとなる展開で軸になったのはスピニングタックル。

「61MS TG」にはノーマルギアのルビアスエアリティLT3000。ボトムまで落として巻き上げたり、ワンピッチで誘ったりに多用。一方の「64MLS-SMT」にセットされていたのはハイギアのLT3000-XH。リールの早い巻き上げを利用して潮上にキャスト、ラインスラックを素早く巻き取ることでフワフワと中層を同じレンジで攻められると多用されていました。

また、掛けてからしっかり曲げ込んでファイトを愉しむなら「61MS TG」が調子いいそうで、ここはフィーリングで使い分けても良さそうだなぁと。

 

ソルティガ SLJ 60MB-SMT

3本目もチューブラーブランクスに、SMT(スーパーメタルトップ)を採用した1本…なのですが、こちらはシリーズで唯一のベイトタイプ60MB-SMT

リールはカウンター付きのソルティガIC 100Lをセット

 

根魚狙いで多用

水深30mほどのエリアで、中層にベイトが多かったロケ当日。

誘い上げたり、漂わせたりと中層攻略がメインの展開の中「根魚狙いましょうかと」手にされたのがこちらのタックル。

こちらもSMT(スーパーメタルトップ)由来の感度の良さで、着底がわかりやすく、底質までわかるというのがアドバンテージになるとのこと。

加えて、ボトム狙いのバーチカルな展開。ドテラ流していくためジグと船が離れていくことから「こまめにクラッチを切って、ボトムを取り直す」作業がベイトタックルではやりやすいそう。

もちろん、素早く根から離す必要がある根魚狙いでは、力強く巻き上げられるベイトタックルに分があるのは言うまでもなし。

アイテム名 全長
(m)
継数
(本)
仕舞
寸法
(cm)
標準
自重
(g)
先径/元径
(mm)
ルアー重量
(ジグ)
(g)
適合ライン
(PE)
カーボン
含有率
(%)
メーカー希望
本体価格(円)
60MB-SMT 1.83 1 183 97 0.8/7.4 20~80 0.4~1.0 99 50,000

ソルティガ SLJロッドシリーズ

ソルティガ SLJロッドシリーズは、今回鳴瀬さんが持ち込んだ3本+2本の計5アイテムが2021年7月に登場予定。

公式HPよりそれぞれの特長を抜粋すると…

アイテム名 特長
510LS-SMT イサキ・ホウボウ・根魚などがターゲット
10~45g程度のジグでシャローエリアを攻略するためのモデル。そして軽量ジグの操作性と更なる感度向上を狙いショートレングスに設定。イサキなどフォールでの繊細なアタリをキャッチしないと、数を伸ばせないターゲットにおいてはこの繊細さはこれまでにない武器となる。
64MLS-SMT 根魚・マダイ・小型青物などをターゲット
30~60g程度のジグでのスーパーライトジギングに適したモデル。レングスもやや長めにしているので、もし大型魚が掛かってもしっかりブランクをためてファイトが可能なSLJを堪能できるモデル。
62MS-SMT マダイ・サワラ・小~中型青物など様々な魚種がターゲット
操作性、感度、パワーを兼ね備えたMアクションで、やや水深のあるエリアで多用する45g~80g程度のジグに最適。SLJモデルならではティップの繊細さと、いざというときのパワーも併せ持つので青物が多いエリアに最適なモデル。
61MS TG マダイ・サワラ・小~中型青物など様々な魚種がターゲット
操作性、感度、パワーを兼ね備えたMアクションで、やや水深のあるエリアで多用する45g~80g程度のジグに最適。同じMパワーでもSMTモデルよりもしなやかなカーブを描くので、ブチ曲げファイトを楽しみたいアングラーに最適なモデル。
60MB-SMT マダイ・サワラ・小~中型青物など様々な魚種がターゲット
操作性、感度、パワーを兼ね備えたMアクションで、やや水深のあるエリアで多用する45g~80g程度のジグに最適。ベイトタイプならではのボトム感知能力も相まってドテラ流しにも相性抜群、この1本の存在によってさらに戦略の幅が広がる。SLJモデルならではティップの繊細さといざというときのパワーも併せ持つので青物が多いエリアに最適なモデル。

※SMTがスーパーメタルトップ、TGがスリルゲーム。

 

全アイテムのスペックはこちら
アイテム名 全長
(m)
継数
(本)
仕舞
寸法
(cm)
標準
自重
(g)
先径/元径
(mm)
ルアー重量
(ジグ)
(g)
適合ライン
(PE)
カーボン
含有率
(%)
メーカー希望
本体価格(円)
510LS-SMT 1.78 1 178 73 0.5/7.4 10~45 0.4~0.8 98 48,000
64MLS-SMT 1.93 1 193 81 0.8/7.9 15~60 0.4~1.0 99 49,000
62MS-SMT 1.88 1 188 80 0.8/7.9 20~80 0.4~1.0 99 50,000
61MS TG 1.85 1 185 97 1.3/7.9 20~80 0.4~1.0 99 51,000
60MB-SMT 1.83 1 183 97 0.8/7.4 20~80 0.4~1.0 99 50,000

 

落として巻くだけでも、十分魚は釣れます。

それは実際に記者が横で見ていて、自信を持って言えること。

ただしタックル、ひいてはロッドを使い分けることでさらに多彩な攻略が可能になることもまた事実。

流行してまだまだ日の浅いSLJは今がまさに成熟期といえるタイミング。1歩踏み込んだゲーム展開を考えるなら…ロッドセレクトが大きな意味を持ってくるのではないでしょうか。

 

ダイワ(DAIWA)

1958年の創業、リール、ロッド、ルアー、用品などあらゆる釣り物のフィッシングタックルを扱う総合ブランドとして、国内、海外に多くのファンを抱えている。ジャパンクオリティの品質の高いアイテムを日々開発、その過程で、世界初となるテクノロジーも数多く輩出している!

 

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