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【狙うは尺オーバー】メガバス門永 晴記の梅雨メバルゲームの極意

寄稿:門永 晴記
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釣り方

先ずは春パターンのような、潮に付いたメバルを狙ってみることをオススメします。

やはりこのパターンがサイズを選べますね。近距離なら「ジグヘッド単体」、遠投が必要な場合は「フロートリグ」がとても有効です。

 

しかし、春の狙い方と違ってくるのが、春の場合は比較的上のレンジ(トップ〜サブサーフェス)がメインとなりやすいですが、梅雨メバルはレンジが低い場合(中層〜ボトム付近)も多くなります。そのためジグヘッド単体の場合は重ためなものも必要になってきます。

僕の場合、水深や潮流の速さによっては3〜4gの重めのジグヘッドも多用する事が多いです!…それでいて状況によっては表層プラグで爆釣!!なんてこともあるのが梅雨メバルの面白いところなんですけどね!笑

フロートリグの場合は、これもやはりフローティングの飛ばしウキだけではなく、シンキングのものも多用してより広範囲をサーチしていくことが大切です!

 

タックルについて

ジグヘッド用のロッドは、軽いものから重いものまで幅広く使えるものが◎

時にプラッギングもこなせるチューブラーのしっかりとしたロッドがオススメ!メバルもかなりパワフルな時期なので、強い引きに負けない、しなやかかつパワーのあるブランクのモデルが必須です!

僕のオススメは、礁楽ライトゲームモデルのSL-76LS

このロッドの最大の特長は、オーバースペックとも取れるブランクのパワーとは裏腹に、軽量なリグでも一般的なライトゲームロッド以上のキャストができてしまう!…そんな不思議なテーパーデザインにあります!

一見、メバルには強くて投げにくいイメージのブランクですが、絶妙なティップセクションの張りとロッド全体の無駄のない曲がりとでも言いましょうか?とにかく竿自体がブレない!一般的なライトゲームロッドにありがちな、キャスト時に無駄に曲がりすぎてティップが大きくお辞儀してしまい、そこからの反動で今度は上方向に暴れてしまう『スプリングバック』が起きにくいテーパーデザインに設計されています!

それでいてスムーズな曲がりでしっかり振り抜けるので、スイングスピードを上げながらも非常に抜けの良い気持ちいいキャストができるロッドです!メバルゲームで多用する1〜1.5gの軽いリグも遠くに飛ばす事ができます!

よくある飛ばないライトゲームロッドは、このスプリングバック現象が原因の事が多く、結局は投げやすくするために柔らかく設定したテーパーデザインのせいでキャスト時のラインの放出を邪魔しているのです。

 

ちなみに「SL-76LS」のスペックは、【キャストMAX 12g】【ラインMAX PE1号】というライトゲームロッドとしては規格外のスペックのロッドですので、重ためのジグヘッドやメタルジグ、プラグまで幅広く快適に扱えます♪

そんなパワーロッドでも、いつものジグヘッド単体がいつも以上にロングキャストできるわけですから、大型メバルを狙うアングラーにとって絶対的な武器になるのは間違いないです!

デカいメバルほどややこしい場所に居る事が多く、今まで掛けても獲れなかった魚にもっともっと近づく事ができる!!「SL-76LS」は、そんなパワーフィネスロッドなんです!

 

フロートリグにはパワー系のロッド

フロートリグにオススメなのは、礁楽ライトゲームシリーズでは最もパワーのあるモデルSL-82MLSです。

分かりやすく言えば、この82MLは76Lのロングモデルとなります!なので、こちらもまた最高の振り抜け感を堪能できるモデル。

82というレングスも、ジグ単にもフロートにも両方で使いやすいベストな長さだと思います。磯やテトラ帯であまり前に出れないような状況下でも使いやすいパワーとレングスですね。

こちらは【キャストMAX16g】【ラインMAXPE1.2号】というこれまたハイパワーなスペックとなっていまして、尺メバルを狙う方には特にオススメするロッドです!

 

使用ルアーはこちら

オススメのルアー(ワーム)は、今や僕のフェイバリットワームとなってしまった!礁楽ドクターチョロです。

今シーズンもこのワームで、しまなみ海道のデカメバルをもう数え切れないほど釣りました。

1.5インチと2インチの使い分けの他に、「縦セット」と「横セット」の2WAYの使い方ができるので、まさにいろんなパターンが考えられる梅雨時期のメバルゲームにももってこいなワームなんです!

縦セットの特長

素早く狙ったレンジまで送り込むなら「縦セット」がオススメです!フラット面を左右に設ける事でロッドアクションにもフレキシブルに反応してくれるセット方法です!メンディングを兼ねたワインドアクションを入れてからのフォーリングで食わしていくような、緩急を付けた釣り方に適したセッティングです!

 

 

横セットの特長

潮に馴染ませながら、ふんわり漂わすドリフトのイメージで使うなら「横セット」がオススメ!上下にフラットな面を作る事で水平姿勢を保ちやすく、その恩恵でレンジキープ力も一般的なワームよりかなり高いセット方法です。

このドクターチョロは、いろんな季節や状況に応じた使い方ができる万能ワーム!特にフロートリグにとても相性の良いワームなので、まだ使ったことのない方は是非一度!!使ってみて大きなメバルを釣っていただきたい!メガバス渾身のライトゲーム用ワームです。

そんな感じで「梅雨メバル」の魅力をお伝えさせていただきました。

後一月くらいは確実に大型メバルが狙えるシーズンです。他のターゲットも気になる季節ですが…是非!梅雨のメバルの強い引きと脂の乗った最高の食味を味わってもらいたいです^^

 

メガバス(Megabass)

1986年8月15日設立、静岡県浜松市を拠点とするルアーメーカー。デストロイヤーをはじめとする各ロッドシリーズ、各種バス、ソルトルアー、リールなど、あらゆるフィッシングタックルを輩出。 同社のCEO伊東由樹氏はアングラー、そしてルアー、ロッドデザイナーとしても有名で、同氏の手掛けるタックル&ルアーは実釣力の高さに加え、優れた機能美、造形美を放ち、国内外で高い評価を受けている。
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