琵琶湖バス釣りルアーの使い方2-ワイヤーベイト編【琵琶湖-夏秋対応=解説＝松下雅幸、杉戸繁伸、宮廣祥大】

2017年09月03日

解説＝杉戸繁伸Shigenobu Sugito

杉戸船長の愛称で親しまれる実力派ガイド。ラバージグやテキサスリグ、直リグなどでテンポよく釣っていくスタイルを得意としている。1970年３月生まれ。GET NET WEB…getrnet-fp.com

●琵琶湖ガイド情報●
リブレプロガイドサービス=ガイド受付☎077-573-5656（リブレ）
出船マリーナ：リブレ（大津市今堅田3－23－19）
ガイドエリア：全域
ホームページ：http://sugitosencho.com/
ブログ：http://sugitosencho.com/blog/
使用ボート…2016年モデルバスキャット・ジャガー
遊漁船登録番号：滋賀第7号

釣行に役立つオススメ情報サイト＝天気はウェザーニュースまたはマピオンを参考にしており、ほかでは琵琶湖河川事務所のHPで放水量のチェック
琵琶湖オススメランチどころ＝ホテル井筒。ボート係留が可能な施設で、トイレや飲料水の購入でも利用させていただいている。

オススメのお店…上州屋栗東店。土日祝は何と早朝４時から営業。しかも栗東インター降りてすぐの立地なので、ルアーなどを現地調達できるので、とても便利です。栗東市出庭528－1

パターン解説

エビモパッチをテンポよく撃ちマクれ！ピッチングで狙うジグスピナー攻め！

ジグスピナーを使った攻めでの基本的な狙い方は、目で見えるエビモパッチをロングピッチングで狙うことのできる距離から、できるだけスピーディに撃っていくこと。フルキャストは必要なく、あくまでもピッチングのショートディスタンスで確実にエビモパッチの両端をカスめるように通していくのが基本。

さらに、その両端を通過する前にレンジをあげてやると、簡単に魚のスイッチが入ることがある。ようは、巻くスピードに変化を持たせることがキモとなるのだ。端を通過する少し手前から巻くスピードを早くする。それでスイッチが入らないようならば、両端に少し引っ掛かる感じで巻いてみるなどしてリアクションバイトを誘発することを心掛けながら攻めることが重要だ。

具体的に、どんなエビモパッチを狙えばよいのかということだが、夏場なのでやはりカレントが効いたエリアにあるパッチに魚は多く付いている。そこにブルーギルが多くいれば、なおよい。

もう１つ、この釣り方で重要なことが、濁りが少し入っていたり、透明度が高すぎないエリアを狙うこと。そうすることでバイト数も増やすことができる。
また、１カ所に時間を掛けることなく、できるだけテンポよくいろいろなエリアや、ほかのアングラーが撃たないエビモパッチを数多く回ることがヒケツとなる。

シチュエーション解説

南湖の広大なエビモパッチがターゲットゾーン！　ウイードの外をスピーディにサーチせよ！

夏場にかけての琵琶湖、特に南湖を攻略していくうえで、絶対に外せないのがウイードの存在。ウイード攻略の１つでオススメしたいのが、ジグスピナーであるダブルフラッシュスピン＆ジャスターフィッシュの組合せを使用したエビモのパッチ撃ち。これがエキサイティングで面白い。

スピナーベイトよりアピール力が弱く、その代わりソフトベイトによるアピールができるので、魚がスレにくいのが大きな特長。

この季節のエビモのパッチ撃ちでは、主にソフトベイトをウイードの中に撃つ釣り方が一般的だが、スイッチが入っていない魚に対してはなかなか食わせることができず、また魚もスレ気味。かつ、釣りにスピードがでないので、より多くのエリアをカバーできない。
そんなエビモパッチを、このダブルフラッシュスピン＆ジャスターフィッシュでドンドン撃っていくと、ソフトベイトとは異なった反応があり、使い分けることでより多くの魚をキャッチできるようになる。