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今江克隆のルアーニュースクラブR「初公開!IxI THE NEXT 詳細〜ミノー、シャッド、クランクではない新ジャンル誕生!?〜」の巻 第1036回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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確実に4m潜るIxIが欲しい

まず「確実に4m潜るIxI」とは即ち、意外に市場に存在しない、ドラッギング不要で、3mゾーンを極めて長く通せる、ベイトタックルで投げられる小型シャッドだ。

ミノーもしくはシャッド形状で3mゾーンをロングレンジで通せるルアーは、現実的にはボディ長最低60mm以上、具体的には「イーター」や「斬風」等のロングビルの主戦場だ。

その理由は60mm以下のシャッド形状では、4mに到達するためには絶望的に飛距離が出ないからだ。

その常識から「IxI Type-3」はMAX3mに設定した経緯がある。

言い換えればType-3の主戦場レンジは2mゾーンなのだ。

自分が想定したのは、4〜6mボトムにある3〜3.5mのハンプトップ、ブレイクエッジをベイトで確実に叩ける小型シャッドと言う無理難題だった。

本来ならディープクランクのスポットに、ローインパクトのシャッドを通し、先行者でナーバスになったバスを後手で釣るための「シャッド」である。

遠賀川や桧原湖、琵琶湖南湖のウィードチェンネルなど、3mハンプトップ、ウィードトップをみっちりと舐め尽すには、現実的には4mの潜行深度が必須なのである。

そして、この特徴こそが「IxI」に初搭載されたマイクロLBOの飛行性能を限界まで活かせる姿なのではないか…マイクロLBOゆえにオーバーサイズとも言えるビッグリップを背負わしても圧倒的飛距離を出すことが可能ではないか…と、伊東氏にオファーしたのである。

IxI SHAD-TX 完成!

一見、簡単そうに見えるが、現実は4mを確実に10Lb以上のラインで叩くには、何度ものNGを出すことになった。

机上論や桟橋論で4mに到達しても、流れや風、特に動くボート上での現実潜行深度とは差異がかなりある。

最終的に丸1年以上の時間を掛けて、確実に4mを捉える「IxI SHAD-TX」(Type-X)が完成した。

左からType-3、Type-X初期型、Type-X最終型。シャッドならではの軽い引き抵抗で確実に水深4mに到達する「IxI SHAD-TX」。デカいリップだがとてもよく 飛ぶ

派手な特徴こそないが、この「IxI SHAD-TX」の実戦での「驚くべき飛距離と余裕の潜行力」は、ディープゾーン、特にハンプやウィードチャンネル攻略において確実に常在一軍の地位を自分のBOXの中に確保することになるだろう。

「IxI SHAD-TX」のテストは、遠賀川や霞ヶ浦で行っていた。現実的にIxIシャッドのサイズで3mのハンプトップをキャスティングで確実に舐めるのはとても難しい

無論、PEドラッギングを併用すればスモールマウス攻略にも大きな武器となる。

「IxI SHAD-TX」のXとは、明らかに突出し、エッジの効いた性能を示す「EXTREME」のX、「Xtra」のXに他ならない。

イマカツの最強カラー「ストロングチャート」を纏った「IxI-TypeX」、リザーバーはもとより、遠賀川や琵琶湖南湖、桧原湖でも今年強力な武器になるだろう

もう一つのType-2は?

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