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今江克隆のルアーニュースクラブR「初公開!IxI THE NEXT 詳細〜ミノー、シャッド、クランクではない新ジャンル誕生!?〜」の巻 第1036回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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さて、今週も引き続き今江的ルアニューWEBフィッシングショー第5弾公開。

今週は、ようやく情報公開がOKになった、実に足掛け2年にわたるメガバス・伊東由樹氏との合作「IxI THE NEXT」の開発経緯と現状を公開しよう。

「IxIシャッド」の市場デビューから2年にわたる苦難の道のりだったIxIシャッドのType-2。その道のりを初公開しよう

幻のType-2

「IxI」と言えば、すでに2年前に発売されたマイクロLBO搭載の「IxIシャッド」があまりにも有名だが、この「IxIシャッド」にはType-RType-3がデビューしているにも関わらず、幻のType-2なるモノが存在する。

と言うか、このType-2こそが紆余曲折の末に「IxI THE NEXT」に繋がり、現在に至ると言うのが実のところだ。

今までの常識から言えば、この「IxI」、1mダイバーのType-R、3mダイバーのType-3と来れば、Type-2は2mダイバーと言う深度別のシステムシャッドが業界の常套手段だろう。

もちろん、この方向性で「IxI Type-2」は進行していた。

その過程で確かにテストにおいて良い結果を出したプロトも存在した。

通常ならこれでOKとなるところだったのだが、今江的には伊東氏と共に製作するにはあまりもこのType-2は「普通に優秀」過ぎてどうにも心アツくなるものがなかった。

「IxI Type-2」のテスト段階では、早くから優秀なプロトは存在した。しかし優秀なだけでは満足できない、エッジが効きマクってこそのIxIなのだ

本音を言えば、Type-Rで竿先を下げて巻けば1.5m近くカバーできるし、Type-3のリップを少し削れば2mダイバーとしても十分使える。

ゆえにType-2が「IxI」たる所以に乏しく、ただのシステムシャッドになるのが不満だった。

個性的なType-Rも、スキのないType-3も、共に小型シャッドとしてはメガバスだけのマイクロLBO機構を搭載し、突出した飛距離と正確無比なトレース性能を持ち、優秀で使いやすいシャッドでありながら、他に似たもののない造詣、「IXIらしさ」を併せ持つルアーである。

ゆえに自分がただ深度違いでType-2として満足できるはずもなかった。

そこで、自分がType-Rでも、Type-3でもなく、さらなる突出した「エッジ」を持つIxIとして伊東氏にオファーしたのが、まず「確実に4m潜るIxI」そして「全力全開全速で巻いて破綻しない高速シャローシャッド」の2つだった。

伊東由樹氏への2つのオファーが形になる!

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