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メガバス木山弘章のちょっと遅めの夏休み!沖縄・生き物満喫冒険旅行!

寄稿:木山 弘章
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2日目:渡嘉敷島へ!

この日は、フェリーに乗って渡嘉敷島へと渡ります。

 

那覇空港の近くの泊港から高速船に乗って約30分で見えてくるこの島が渡嘉敷島。

 

写真では伝わらないのがすごく残念なのですが、ここ渡嘉敷島を含めた慶良間諸島は国立公園にも指定されていて、海の綺麗さは半端じゃなくダイビングスポットとしてもとても有名です。

通称【慶良間ブルー】と呼ばれるこの真っ青の綺麗な海で、釣りができるというだけでワクワクしますよね!

 

渡嘉敷へ移動してきた初日、本命はリーフエッジまで行ける干潮前後の時刻でしたが思いっきり昼間という事もあってかチェイスやバラシはあるものの思うように魚の食いが立ちません(汗)

初めての場所ということで思ったように釣りはできませんでしたが、翌日にむけてひとまずポイントと状況を見て回りこの日は納竿としました。

 

休憩のち…生き物探しへ!

さて、初日から昼も夜もぶっ通しで遊んでいたので集中力も切れてきたのでここで少し休憩を挟み、夜ご飯を食べてから今度は渡嘉敷島での生き物探しです。

渡嘉敷島にもいろいろな生き物が住んでいて、もちろんハブなども生息しているため十分に注意しながら捜し歩いていると…

ケラマトカゲモドキ

ケラマトカゲモドキです!

沖縄本島で初日にみたクロイワトカゲモドキよりも綺麗な色をしていて、渡嘉敷島と阿嘉島のみに生息している固有種だそうです!

こちらも触ることも捕獲することももちろん禁止されていますが、カメラを近づけても逃げることなくとてもおとなしくてかわいらしい生き物でした!

そろそろ「釣りの記事なのに他の生き物の話が多すぎるぞ!」と思われているかもしれませんが…、釣りだけでなくその周りの自然や環境にもいつもよりちょっとだけ多く目を向けるだけで、もっと充実した楽しい沖縄での外遊びができると思います!申し訳ありませんが、もう少しだけお付き合いください!笑

さらに生き物を探しているとアカマタというヘビやブラーミニメクラヘビという日本に生息する最小のヘビを見ることもできましたが、ここでなんとオキナワヒラタクワガタが!

オキナワヒラタクワガタ

 

子供の頃にカブトムシやクワガタに興味を持った人も少なくないと思いますが、もちろん僕もその一人です! 初めて見たときはめちゃくちゃテンションが上がってしまいました!

ここでこの日は終了し、少しゆっくりと体を休めます。

 

3日目:渡嘉敷島の気になるポイントへエントリー

渡嘉敷島2日目は翌日の下見を生かし、少し早めに気になるポイントへエントリーです!

 

とにかく海が綺麗で、こんなに透明度の高い海で果たして魚を釣れるのかと不安さえ覚えてしまいます(笑)

ポイントに着いて少し足場の高い岩の上に登ると何やら水面がザワザワ。

よく見ていると、小魚が何かに追われて水面付近を逃げ回っています!ですが潮位が下がっていくタイミングということもあり、リーフエッジから内側へなかなか入ってきません(汗)

何度も激しく上がる水しぶき、飛距離を出しつつ小さめのベイトに合わせ、ヒラアジ系に有効なベイトのパニックを連想させるトゥイッチと早巻きをするためにマリンギャング90Sをセット。

 

タイミングを見計らっていましたが、射程圏内ギリギリまで入ってきたのはたったの2回…。

同行者にカスミアジと思われる魚のチェイスがありましたが、しばらくするとボイルは消えてしまいました。

まだ、近くに潮目があったため何かが回遊してくるかもしれないと思いあえて移動せず、しばらく同じポイントで回遊待ちをすることに。

クランクをセットし、根の横を巻く→浮上→巻く→浮上を繰り返していると…浮上でガツン!

ムラサメモンガラ

 

ムラサメモンガラです!

初日のクマドリモンガラよりも鮮やかで南国らしい可愛い魚ですね!なにより、このクランクにこの口のサイズでアタックしてきたことにビックリです!

その後も粘りましたがボイルもなく、さらに潮が引いてきたので移動することに。

海の中を見ながら歩いていると、ふと足元にアオリイカが!

アオリイカ

 

アオリイカの中でもおそらく南方系のクアイカという種類と思われます。この後もちょくちょくアオリイカを見かけたので、エギを持ってこなかったことを若干後悔(笑)

その後、さらに良さそうなポイントを探してランガンしていると、今までよりも明らかに近い場所で潮が走っているポイントが!

よさそうな立ち位置に立ち、一投目でいきなりヒット!

オジサン

 

とてもきれいな発色の“オジサン”です!笑

日に照らされてうっすら青紫のような色味が出ていて、よく見るととてもきれいですね!

さらに下の動画のようなリーフの深くなっている部分やエッジの際などをクランクで誘ってくると…

これまたイシミーバイです!

イシミーバイ(カンモンハタ)

 

このポイントでは、イシミーバイがほんとによく釣れました

やはり、同じような条件がそろっている場所でも、魚影の濃さは潮通しが良いかどうかが重要であることが伺えます。

それにしても清々しいほど青い空に青い海、心地よい風、五感で感じながら外遊びをしている感じが本当に気持ちよかったです!

 

ちなみに釣りをしていた時の服装ですが、沖縄は日差しが強いため上下ラッシュガードを着用し下は海パン、上はTシャツでフェイスマスクにキャップ、地形変化をより正確に把握するため偏光グラスを使用していました。

ライフジャケットに必要なルアーなどすべて詰め込み、手にはロッドのみという格好で歩きやすさ、動きやすさを優先です!本州でいう磯の釣りに近い感じですが、暖かい気候のためウエットスーツやウェーダーではなくラッシュガードに海パンという感じですね!

また、足元はサンゴや岩場もあり足を切る危険性があることや、踏むと危険なオコゼなども生息しているため、水に入る時や磯場を歩く場合はマリンシューズや磯靴を使用することをお勧めします!

 

まとめ

今回の釣り&生き物旅では特にこの魚を釣る!というターゲットは決めずにリーフまわりを中心に釣れる魚を釣ろう!というスタイルで遊んでいたので、途中カスミアジなども回ってきましたが、基本的には可愛らしいサイズの魚が中心の釣果となりました。

ですが、今回の釣果からもわかるように本当にいろんな魚をいろんな狙い方で釣ることができるので、ずっと釣りしていても全く飽きません!笑

 

またメッキなどが回ってくる場所では、トップにもよく反応します。

リーフの上の水深の浅い場所を水砲などのトップや、グリフォンシリーズのクランクなどで誘ってきても反応する魚が居ると思うので、皆さんもぜひ南へ行かれる際はいろんな狙い方でリーフの釣りを楽しんでくださいっ!

 

メガバス(Megabass)

1986年8月15日設立、静岡県浜松市を拠点とするルアーメーカー。デストロイヤーをはじめとする各ロッドシリーズ、各種バス、ソルトルアー、リールなど、あらゆるフィッシングタックルを輩出。 同社のCEO伊東由樹氏はアングラー、そしてルアー、ロッドデザイナーとしても有名で、同氏の手掛けるタックル&ルアーは実釣力の高さに加え、優れた機能美、造形美を放ち、国内外で高い評価を受けている。
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