皆さん、こんにちは!
ダイワフィールドテスターの魚岡 翼(うおおか つばさ)、つんです!
今回は、瀬戸内海で開催されたFLATさん主催の「キジハタ祭 2026 U-35」に参加してきました!
春に開催されるキジハタ祭は年齢制限のない大会ですが、今回は初の試みとなる35歳以下限定の大会。春の大会も大勢のアングラーが集まることで知られていますが、今回のU-35にも多くの参加者が集まりました。
会場に到着すると、目に飛び込んできたのはたくさんの協賛品!大会を盛り上げる準備も万端で、参加者のやる気も自然と高まります。これだけ多くのアングラーが集まると、始まる前からワクワクが止まりませんね!

キジハタ祭 U-35のルールと大会エリア
今回の大会は、キジハタ2匹の合計全長で順位を競うルールです。
エントリーできるのは30cm以上の活魚。検量後にリリースできるルールが設けられており、魚への配慮が感じられる大会となっています。ただし、死魚の場合は全長から5cmの減寸。フッキング位置などによって魚が弱ってしまった場合でもエントリーは可能ですが、できる限り魚を元気な状態で持ち込むことが大切です。
そして、もうひとつ特長的なのが釣り場のルール。フェリーや渡船、ボート、遊漁船、SUP、ゴムボート、フローターなどを利用した釣りは禁止で、ショアからの釣りに限定されています。
大会エリアは瀬戸内海の広い範囲で、愛媛県の佐田岬より南側は対象外、山口県南部までが対象となります。
ホームエリアで勝負するアングラーもいれば、普段は釣りをしないエリアに挑戦するアングラーもいます。エリアが広いため、事前に候補地をいくつか決めておけば、当日迷い続けることなく釣りに集中できるのも面白いところです。

秋のキジハタをどう攻略する?
さて、今回のテーマは初秋のキジハタ。
秋のキジハタを釣るには?これについて、僕なりの考えと実際の釣行を交えながら紹介していきたいと思います。
秋のキジハタ攻略で悩ましいのが、魚の居場所を絞り込みにくいことです。シャローエリアにもディープエリアにも魚はいますし、その日の水温や潮の動き、ベイトの状況によっても反応する場所が変わります。
エリアによってはデイゲームが強くなる時期でもあります。日中にキジハタがボトムから少し浮き、ベイトを追っている状況では、岩礁帯やシモリ周りだけでなく、サーフや一見すると何もないような場所でヒットすることもあります。
いわゆる「食欲の秋」という言葉があるように、ベイトを追って積極的に捕食している魚を見つけられれば、広い範囲でチャンスが生まれます。
一方、ナイトゲームでは、甲殻類や底付近にいる魚類などを意識している個体も狙いどころになります。そうした魚を狙うなら、シモリ周りや敷石、磯場、ゴロタなど、エサを追い込みやすく身を隠せる場所を丁寧に探るのが有効だと考えています。
今回は夕方から翌朝までの釣行。ナイトゲームがメインになるため、広範囲を手当たり次第に探るよりも、地形変化や障害物が絡むシャローエリアに狙いを絞ることにしました。
マップを見ながらエントリーできそうな場所を探し、サーフに隣接した磯やゴロタが絡むエリアを選択。テーマは、「秋のシャローエリアのキジハタ」です!
磯を歩いて地形と流れを把握する
夕方から釣りを開始。タイミングは下げ潮でした。
瀬戸内海の磯場は潮が引くことで歩ける範囲が広がり、普段は狙いにくい場所へアプローチできることがあります。その意味では、今回のタイミングは磯に入るうえで好条件でした。
ただし、マップだけでは正確な水深や潮の流れ、沈んでいる岩の位置までは分かりません。実際に現場へ入り、自分の目とルアーを使って確認していくことが重要です。
もちろん、磯で釣りをする際は安全装備も欠かせません。磯靴、フローティングベスト、手袋、帽子、ライトなどを準備し、潮位や帰り道も確認したうえで釣りを楽しみましょう。
今回使用したタックルはこちらです。

・ロッド:HRF SX GR 85HB
・リール:25HRF TW PE SP
・ライン:PE 1.5号
・リーダー:フロロカーボン6号
・シンカー:5〜14g
・フック:1/0〜3/0

・ストレッチキャップ DC-6726W
・フローティングベスト DF-4026
・磯靴 DS-3100TG
・防水ソックス DS-1022R
まずは14gのシンカーに「フラットジャンキー ダックフィンシャッド」をセットし、地形の把握からスタート。

大きなシモリを探しながら、ルアーを巻いて障害物にコンタクトさせていきます。ボトムの変化を感じ取りながら探ることで、どこに岩があり、どの方向に地形が変化しているのかを把握しやすくなります。
夕マズメは残念ながら反応なし。しかし、魚が釣れなかったからといって無駄な時間だったわけではありません。シモリの位置や白く濁っている水質、潮が流れる向きなど、次の展開につながる情報を得ることができました。
暗くなってからはシンカーを軽くし、シモリ周りをより丁寧に探る作戦へ切り替えます。
GRクローで引き出した初場所の良型キジハタ
しばらく探っていると、まずは同行者にヒット!上がってきたのは30cmちょっとのアコウでした。魚がいることを確認できたのは大きな収穫です。期待を持ちながら、さらに歩いてポイントを探していきます。
すると沖に、瀬がきつくなっているエッジを発見。こうした地形変化は、流れが当たることでベイトが集まったり、魚が身を潜めたりする場所になります。ただ岩がある場所を狙うのではなく、潮がどちらから流れているのかを考えながら、エッジに沿ってルアーを通し直します。
ここで投入したのが、ハタ専用設計のワーム「HRF GRクロー」。カラーはオレンジです。

エッジに差し掛かったところでルアーをステイさせ、ラインテンションを少し抜いて流れに乗せます。ルアーを無理に動かすのではなく、潮の力を利用して自然に漂わせるイメージです。
すると、手元に伝わったのは「ん?」と思うほどの小さな違和感。明確に「ゴンッ!」と出るバイトではありませんでしたが、こうしたわずかな変化を見逃さないこともロックフィッシュゲームでは重要です。
魚だと判断し、思い切ってフッキング!
ロッドに伝わる重量感と、何度も強く叩くような引き。最初は真鯛かと思うほどのファイトでしたが、足元まで寄せて姿を確認すると、なんと良型のアコウ!フッキング位置を確認してから抜き上げ、無事にキャッチすることができました。


情報のない初場所で、自分たちで地形を調べ、流れを読み、狙う場所を決めて獲った1匹。狙いがハマったときの喜びは、やっぱり格別です!
しかも、今回のキッカーフィッシュを連れてきてくれたのは、自分が監修したGRクロー。ルアーの動かし方や流れの使い方を考えながら獲れた魚ということもあり、喜びはさらに大きなものになりました。

その後はワンド内のシモリや岬周りも丁寧にチェック。30cmちょっとのアコウを2匹追加することができました。
釣り場を絞り、最後までやり切ること
その後は潮が止まり、反応が途絶えてしまいました。それでも魚を探して歩き続け、気づけば歩数は15,000歩を超えていました(笑)。
夕方には25℃ほどあった気温も、夜中には13℃まで低下。体感的にも大きく変化する一晩となりました。
水温や潮の状況が変われば、魚の活性や反応する場所も変わります。シャローエリアで反応が遠のいたのも、潮が止まったことや環境の変化が影響していたのかもしれません。
それでも、せっかく選んだエリアだからこそ、最後までやり切ることを意識しました。ワンチャンスを求め、短時間だけ下津井の堤防へ移動。しかし、こちらも流れが無く、潮が効いていない状況でバイトは得られず、そのまま終了となりました。
今回、改めて感じたのは、秋は狙えるエリアや釣り方の選択肢が多いからこそ、迷いすぎないことが大切だということです。
シャローにもディープにも魚がいる時期だからこそ、事前に仮説を立て、自分で選んだエリアをしっかりやり込む。その過程で地形や潮の変化を把握できれば、たとえ釣れない時間があっても次の釣りに生かせます。
もちろん、状況によっては見切りや移動も必要です。しかし、何となく場所を変え続けるのではなく、移動する理由を持つことが釣果につながると感じました。
合計80cmで5位入賞!
検量時間が近づいてきたため、少し余裕を持って会場へ戻りました。今回の釣果は46cmと34cm。2匹の合計は80cmです!
無事に検量を終え、あとは結果発表を待つだけ。帰宅することも考えながら少し横になりましたが、なかなか眠れず(笑)。それでも、少し体を休められたことで体力を回復することができました。
そして午前7時、いよいよ結果発表!5位から入賞者が発表されるなか、早々に自分の名前が呼ばれました。結果は、合計80cmで5位入賞!

初場所を自分たちで開拓し、秋のシャローエリアに狙いを絞って獲った魚で入賞できたことは、本当にうれしかったです。大会という限られた時間のなかで、自分の考えた釣りをやり切り、結果につなげられたことは大きな自信になりました。
その後は、参加者のお楽しみでもあるじゃんけん大会がスタート!今回は協賛品としてダイワ様から提供いただいた「GRクロー」を、12名の方にお渡ししました。
自分が監修したGRクローを、これから多くのアングラーに使っていただけると思うと、とてもうれしいです。実際に使っていただき、釣果につながれば最高ですね!
ぜひ、GRクローで釣れたアコウの釣果報告もお待ちしています!

キジハタ祭 U-35を終えて
こうして、キジハタ祭 2026 U-35は無事に終了しました。
大会を開催してくださったFLATの皆様、協賛いただいたメーカー様、そして参加されたアングラーの皆様、本当にありがとうございました!
普段の釣行とはまた違い、限られた時間のなかで自分の組み立てた釣りを試し、その結果を競い合えるのが大会の面白さだと思います。今回も学びの多い、充実した釣行になりました。
そして、帰りには超絶おいしいラーメンを食べて、無事に帰宅(笑)。

秋のキジハタは、エリア選びも釣り方も悩ましい時期ですが、自分なりの仮説を立てて釣りを組み立てることで、思いがけない良型に出会えるチャンスがあります。
皆さんもぜひ、秋のシャローエリアを攻略してみてください!それでは、また次回の釣行記事でお会いしましょう!

























































