夢中になったチャビング。だから欲しかった「粋凛」。開発の裏側
皆さんはじめまして。スミススタッフの引地です。
今回のルアーニュースRでは、スミスから4月されたばかりのチャビング専用ロッド「粋凛(すいりん)」について触れていきたいと思います。

発売から早くも全国各地で反響の高いチャビングロッド「粋凛」。今回は開発に携わった引地さんにご寄稿を頂いた
粋凛は、私がチャビングに出会い、その魅力に触れ夢中になっていく中で開発に携わることができたロッド。私自身にとって非常に思い入れの強いロッドでもあります。

引地 勇(Yuu Hikichi) プロフィール
今ではチャビングを始めて3年ほど経ちましたが、始めた当時は5フィートのトラウトロッドで釣りをしていました。

長さとしては及第点。しかしながら、肝心の釣り味がいかんせん…。どうしてもトラウトより小さな魚がメインターゲットとなるので、アタリや掛かった後の引き味が気持ちよく伝わってこなかったのです。とはいえ、身近な小魚に夢中になれるチャビングはやはり趣深く、せっかくならこの素晴らしい環境で思う存分に楽しみたい。そう思うようになりました。

「この釣り楽しいですよ!」と会社の同僚たちに伝え続けていたところ、地道な社内広報活動が実を結んだのか(笑)それが伝播し、とうとう専用ロッドを作るところまで来てしまいました。
チャビングロッドらしさとは?こだわった点
まず1~3gぐらいのルアーで、10~15cmの魚を狙う。これを前提として竿の設計を開始しました。
最初にこの条件で思いついたジャンルの釣りがアジングのジグ単の釣りです。
まずはアジングロッドで釣りをしてみたのですが、ガイドが小さかったり、狙った場所にルアーを投げづらかったり問題がいくつかありました。
一方で、アタリがわかりやすかったり、何より引きもダイレクトに伝わる点は魅力的だと感じ、その要素は入れていこうと思いました。

エリアトラウト用ロッドも試しました。
ルアーはアジングロッドより投げやすい。しかし、こちらもまた一長一短でアップに投げるとどうしても竿が衝撃を吸収し、アタリがわかりにくかったのです。また、魚の引きが手元に伝わりづらく、チャビング向けロッドとしてはいまいちでした。

このことから、アジングロッドのように張りがあり、アタリやルアーの動き、魚の引きがわかりやすく、軽いルアーも投げやすいブランクにしていくことに。
ブランクのテイストが決まり開発は進んでいったものの、どんな外観にするのかはなかなか良い案が出てきませんでした。
私はチャビングをタナゴ釣りやネイティブトラウトのようなかっこよくて渋い釣りにしていきたかったので、和竿テイストかネイティブロッドのようなコルクとウッドのグリップで作りたいと思っていました。
そして会社の先輩たちと相談しているうちに、今回のような「和竿(継竿)」をルアーロッドにするデザインへと辿り着きました。
ついにデザインとブランクの方向性が決まったのでデザインを起こし、企画室で色々なブランクにソリッドティップを挿して、イメージに一番近いブランクで1stサンプルをオーダーしました。
ついに1stサンプルが上がってきたのですが…。
デザインの竹模様は何とも言えない出来で、さらにブランクはパワーが強すぎて尺のトラウトでも余裕なくらいでした。

画像はプロト時のもの
何回か釣りをした後にすぐ次のサンプルを依頼しました。デザインは大きく方向転換をして飾り巻きを入れた雅な感じに。

問題の強過ぎたブランクから、パワーダウンした2種類のサンプルを挿し替えながらテストを繰り返すこと、「粋凛」のパワー設定・アクションはベストなところに辿り着きました。

今後もチャビングの魅力、発信していきます
いよいよ発売された「粋凛」。すでに手にされチャビングを楽しまれているユーザーさんもいるかと思います。私、引地もルアーニュースRにて引き続き「チャブ達の魅力」を発信していきたいと思いますのでお待ちいただければ幸いです。
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| ROD No. | length | weight | lure | line | power | action | grip length |
pack length |
tip dia | price¥ |
| SR-S455UL-BR | 4’5″ | 62g | ~3.5g | ~4lb. | Ultra Light | Regular Fast | 180mm | 30cm(5pcs) | 0.8mm | ¥22,000 +税 |
スミス公式「粋凛」詳細ページはこちら























































