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舞い踊るフラットサイドジョイントクランク「ジュリー5インチ」

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新製品総力特集2026

gamakatsu・ラグゼブランドのルアーデザイナー、赤松拓磨さんが温めていたフラットサイドジョイントクランク「ジュリー5インチ」が公式にも発表された。

その存在自体は昨年からSNSなどでアップされていたが、無事閉幕したフィッシングショーOSAKAでも展示され、いよいよ発売を待つばかり。

ジュリー5インチ

スペック

自重 全長 フック 本体価格(税別)
25g  150mm  #5 2,500円

フックはトレブルRB-M。ハイパーシールド、トーナメントグレードワイヤーが採用される錆に強く超実績のトレブルだ

gamakatsu公式「ジュリー5インチ」詳細ページはこちら

リップ付きだからこそできること

ジュリー5インチは、ご覧の通りリップ付きのジョイントボディ。

なぜジュリー5インチを必要としたのか?

そのカギは、実は赤松さんが手掛けたリップレスルアー「ラフィン」シリーズにあったという。

ラフィンシリーズは、リップレス構造により多彩なスライドやヒラ打ちを出せるスイムベイト(ビッグベイト)だ。この手のルアーはリップ付きである場合も多いが、リップ付きの場合、前方へは水を押せるが下方向への水押しがどうしても弱くなると感じていたそうだ。

ラフィン170

そこでリップレスかつ自由度の高いジョイント構造を採用したラフィンは、横だけでなくヒネるような動きで下方向へも水を押せる。そしてこれが一段下のレンジにいる魚を呼び込むキーとなっている。

そして、厳密にはラフィンには前方にちょこっと出たボディと一体型の超極小ショートリップがあるが、これは自由度が高いがゆえにアクションが破綻してしまうのをコントロールする部分。このバランスゆえに、下方向にも水を押せる操作系スイムベイトとなっているのだ。

速い連続した点での誘い

さて、ジュリー5インチ。

リップ付きである理由は、ドッグウォークの移動距離を抑えること。リップが抵抗となるだけに、ひとつひとつ大きくではなく小幅で細かなドッグウォークアクションを数多く出せること。

ここで活きてくるのがシングルジョイントパーツ。ラフィンでもおなじみのこの構造は可動域が柔らかく、なおかつ体高のあるフラットサイド面を持つことで簡単にヒラを打つドッグウォークアクションを出せる。それでいながら、移動距離は短い。

つまり、速く連続したそんなアクションを点で出せる。動き続けるが手前へと急がない。これがジュリーの特長のひとつだ。

また、五三川をホームとするラグゼ・プロスタッフ大津乗彦さんから、元々「シェイク巻きで使えるフラットサイドクランクが欲しい」という要望があったのだそうだ。やはり高速なのに定点で誘える要素を必要としていたからだ。

フラットサイドクランクより簡単、かつ高速ヒラ打ち可能なジョイント構造のジュリーはドンピシャ。ここに大津氏の理想とするボディ側面を水面に向けるほど大きく倒れこむヒラ打ちアクションを求め、リップの角度やラインアイの位置を試し完成に至ったという。

高速リトリーブでの緩急

もう一つの狙いは高速リトリーブでもアクションが出せて、なおかつ破綻しないこと。

リップレスのスイムベイトは高速リトリーブにてS字を描くか、アクションそのものが破綻してしまう。しかし、リップ付きのジュリーはバイブレーション並の高速リトリーブでもアクションが破綻しないという。ゆえにストップ&ゴーという緩急も使える。これによりリアクションバイトを誘発することが可能。

ただし、大きなヒラ打ちを出せる自由度の高いジョイント設計は、リトリーブ時に安定性を欠きそうなもの。

そこを調整するために重心位置をルアーの中心に設定し、テールをしっかりと水をつかむ硬度にすることで暴れを軽減させリトリーブ時の安定感を高めた。このあたりのテールの硬軟は、もうひとつ赤松さんが手掛けたアヴィックとも異なる。アヴィックはテールが水にたなびくような設定にしているそうだ。

計算されたフックアイ

フックアイにも工夫がなされている。

これまでも述べてきた通り、速い高速アクションを出せるのがジュリーの強みのひとつ。しかし、それゆえにフックがボディやラインを拾ったりする現象が起きたという。

フックサイズを小さくすれば…と思うのだが、体高のあるフラットボディゆえに今度はフッキングの妨げとなる。

そこで、ジュリーはフック同士が大きく干渉する位置にフックアイを設けた。大雑把にいうと干渉はするが、動かせばほどけるような位置にアイを設けたのだ。

さて、公式の特設サイトにはこんなことが綴られている。


ラフィン、アヴィックに続いてジュリーが登場したことで、私のスイムベイトゲームの構築図は完成された。『ピンスポットを攻めきれる操作性を持つラフィン』『リトリーブで魚をバイトさせる集魚力を持つアヴィック』『操作、リトリーブの両方を兼ね備えながら、更にスピードを最大限使えるジュリー』大袈裟な言い方をすれば、この3種のルアーだけを使い分けることで、1年を通して魚を釣ることが可能である。

GAMAKATSU(がまかつ)

1955年創業。大阪府大阪市に本社を置き、シンガポールに本店を置く。釣り竿、釣り針、ウェアなどをメインに製品を開発・製造・販売を行っており、ルアー部門では「ラグゼ シリーズ」が有名である。
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