掛けることに特化した、ブリゲイドトバリ25追加機種

テンリュウのイカメタルゲームロッド「ブリゲイドトバリ」。

その中で今年追加機種となった3モデルは「掛け」をテーマに徹底的に追求した。この3モデル、全機種にカーボンソリッドティップを採用し、繊細なアタリを確実に捉える。でありながら、絶妙なブランクスの張りとのバランスで瞬時に掛けやすい。これが共通する特徴である。

その中で、ショートレングスのベイトでMLのT5103B-MLS、ヘビーな鉛スッテ＆オモリグにも対応するベイトモデルの BT662B-MHS、同様にオモリグ対応のスピニングでキャストから明暗を攻めることも可能なBT6102S-MHSという3モデルにそれぞれ個性がある。

BT5103B-MLS
ショートレングスで攻めのゲームを展開

全長5フィート10インチのコンパクト設計が特徴の3ピースベイトモデル。船上での取り回しの良さはもちろん、ティップが視界に近いため、夜間でもアタリを視認しやすいのが利点。

マグナフレックス製法を活かし、カーボン素材を低弾性から中弾性、バット部には高弾性＋CNT（カーボンナノチューブ）と段階的に変化させた設計は、誘いのしなやかさと掛けのパワーを両立。

対応ウェイトは鉛スッテ8～30号、オモリグ10～35号。スピーディーな展開が求められる高活性時にこそ、真価を発揮するロッドだ。

 BT662B-MHS
重量リグ対応、深場を攻略するベイトモデル

水深があり、潮流が速く、風で船が流されやすい状況でも安定した釣りを可能にする1本。鉛スッテは最大40号、オモリグは50号まで対応し、山陰や東北日本海側など重量リグが求められるエリアで頼りになる存在だ。

ベリー部には自然な曲がりを生むマグナフレックス製法を採用しつつ、バットはシリーズ中でも強めに設計。バーチカルに探るスタイルにマッチし、オモリグとの相性も抜群だ。
レンジをきっちりトレースし、わずかなアタリも逃さない高感度が魅力。

 BT6102S-MHS
明暗部へのキャストに強いスピニングモデル

ベイトモデルBT662B-MHSと同じく、重いリグに対応したスピニングモデル。キャストで明暗部を狙いたい場面や、潮流のあるディープエリアで特に活躍する。

繊細なカーボンソリッドティップは、水深が深くなりアタリがぼやける状況でも視覚的に変化を捉えやすく、特にオモリグとの相性は抜群。20号ほどから50号オモリグで攻めたい時は超快適。ちなみにだが、レンジが浅い時や軽めのリグならもうひとつのスピニングBT642S-Mが選択肢となる。

状況に応じた“選択”が、イカメタルの面白さ

同じイカを狙う釣りでも、フィールドによって状況は大きく異なる。水深や潮流の変化、ラインの角度や船の動きに応じたタックル選びが、イカメタルの奥深さであり楽しさでもある。

『ブリゲイドトバリ』は、そんなゲーム性を深く味わいたいアングラーにとって、理想的な選択肢となるだろう。今回ご紹介したのは25追加モデルだが、そのほかにも、いわゆる乗せの3モデルもあるブリゲイドトバリ。シーンに応じた最適な1本を選び、イカメタルの世界をさらに掘り下げてみてほしい。