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早春の三寒四温メジャーリザーバーはこう攻める。JBTOP 50有里拓のケース。

寄稿:有里 拓
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皆さんこんにちは!
兵庫県生野銀山湖、東条湖をホームにJB TOP50シリーズに参戦しております有里 拓(ありさと たく)です。

いよいよ3月を迎えようとしていますね。

例年、2月後半から3月始めからスポーニングに入るまでが早春だとすると、「三寒四温」という言葉通り暖かい日と寒い日が交互にやってくるこの時期は、1年で一番難しいタイミング。

しかし、Xデーなんて言われ方もあるように、水温が1度上昇するだけで最高の釣果が訪れるかもしれない最もラッキーチャンスなタイミングとも言えます。

リザーバーにおいてそんなチャンスを効率よくモノにするにはどんな釣りをしたらいいのか、タックルの紹介を交えてお話しさせていただきます。

 

有里 拓(Arisato Taku) プロフィール

兵庫県の生野銀山湖、東条湖をホームにJB TOP50に参戦している実力派トーナメンター。 兵庫県在住の35歳。トップウォーターフィッシングやエギング、ライトソルトフィッシングなどもこなすマルチな一面も持ち合わせる。

 

早春のリザーバーはカバーを撃て

狙うポイントは水温が上昇しやすい場所となります。

具体的には魚が上がりやすそうな、ワンドやクリーク、バックウォーターなど。

 

リザーバーは他のフィールドに比べ急深なので、冬の水温から表水温が少し上がるだけでバスが目視できるレンジまで上がってくることがよくあります。上がりたてのバスは警戒心が異常に高く苦戦してしまうのもよくある話。

そんな状況で最も簡単に狙えるのがカバー撃ちです。

 

カバーの中にいるバスを狙うのが難易度も高くなくて、一番効率が良い方法ですね。

良い条件が重なったカバーともなると、次から次にバスが入ってくるなんてこともよくあります。

リグはテキサスリグやパンチショットを使い、デカい魚が掛かりやすいのでラインはカバーフィッシングに最も適していると考えているシューター【サンライン】の14Lb~16Lbを使います。

 

カバーが少ないリザーバーでは…

さて次は、減水傾向のダムにありがちな「カバーが極端に少ない場合」で、点ではなくストレッチとして広範囲にバンクや岬を攻略する場合について。

このような場合、私がよく使うのがサスペンドミノー。

ただし、サスペンドミノーは使い方に少しキモがあります。 水温が上がりきる前の早春の場合、クランクやジャークベイトじゃ強すぎる状況でロッドを弾いて激しくダートさせるのではなく、ソフトなトゥイッチでボディーのロールさせる動きで操ると極端に効くことが。

 

そのときに私が大好きで使うのがX-80【メガバス】なのですが、きっちり操るためには使うラインが重要でFCスナイパー【サンライン】の8LBか10Lbが最もルアーを綺麗に動かしてくれます。

 

シャッドやジグヘッドのミドストとの使い分けが◎

同じストレッチをシャッドやジグヘッドのミドストもありなので、状況に応じて使い分けるとより良い釣果に繋がるはず。

で、最後にクリークの奥やストラクチャーの周りでバスが見えている場合に投げるのが、I字系と表層ピクピク。

I字系はワームとハードルアー系のどちらも使いますが、警戒心が高いのでできるだけ飛距離を出したいのと、場合によってはルアーを吊して誘うため、PEラインSIGLON PE×8【サンライン】の0.6号か0.8号に、トルネードVハード【サンライン】1号前後をリーダーに組んで使用します。

 

今回紹介した釣り方以外にも狙い方はたくさんありますが、共通して言えるのは状況変化とタックルセッティングが重要だということ。

上記を参考にぜひ早春のリザーバーを攻略してみてくださいね。

 

シューター(Shooter)

シューターはサンラインのバスフィッシング専用ラインブランド。フロロカーボンライン「FCスナイパー』シリーズや、ナイロンラインの「デファイアー」シリーズやマシンガンキャスト、そしてPEラインのステューターなどが特に人気を集めている。

サンライン(SUNLINE)

1977年設立、山口県岩国市を拠点とするラインメーカー。 独自技術の開発力が高いだけでなく、大手材料メーカーや大学研究機関との連携・共同研究 により、最新テクノロジーを駆使したライン開発も進めている。また各分野に約400人強のフィールドテスターがおり、現場からのフィードバックも豊富。 最新テクノロジーが導入されたあらゆるジャンル(バス、ソルト、トラウト、鮎、へらぶな、渓流など)のラインを続々と輩出中!