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今江克隆のルアーニュースクラブR 第986回「今春に即投入するべきフックシステムとビッグベイト」の巻

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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いろいろとヤバい「レプリケーターDSF」がデビュー!

と言うことで、実は今週はイマカツ2020年新作初荷リリースウィークになっているので、製品情報を紹介しておこう。

まずは、まさに今週市場デビューとなるのが「レプリケーター」のファクトリーチューニングバージョン「レプリケーターDSF」だ。コイツは一見「レプリケーター」のリップ付きに見えるが、ボディ金型から一新された全くのベツモノである。

バスロイドJr.」型の非常にカバー回避力の高いデルタリップを装着し、1.5mダイバー、デッドスローフローティングが基本性能だが、これは低水温期の「超デッドスロー弛ませ巻き」やナイトフィシングで見えないカバーを安全に回避したい時に使うのが基本。しかしながら、この「レプリケーターDSF」の狙いは、実はむしろ着脱式リップをハズし、これからの春先~アフターのスポーニングを意識したメスバスにとって最凶兵器となる激ヤバ仕様なのである。

「レプリケーター」ではなく、「ジャバロンモンスター200ハード」と言った方が相応しい「レプリケーターDSF」。 2種類のテールが付属し、縦テールは高速巻き、横テールはデッドスロー巻きに。 様々な使い方できるが、大本命は「リップレス仕様」で「顎リグ縦落とし&シェイク」だ

もともと、オリジナルの「レプリケーター」は「SG+アンドロイド180 」などの兄弟的存在であるS字ダート系多関節ビッグベイト。左右への意志通りのダートやリアクションが主たる使い方だ。

一方で今週リリースされる「レプリケーターDSF」は、オリジナル「レプリケーター」とは全く違った金型設計で、最大の特長は各関節可動域をMAXまで広げてあることだ。その動きはハードベイトとは思えないほど非常に柔軟で、付属の縦横2タイプのテールを使い分けることで、超デッドスローから超高速まで対応可能だ。

「レプリケーターDSF」はまさに「ジャバロンモンスター200」のハードベイト版として使う時が、最凶のポテンシャルを発揮する。

その「ジャバロンモンスター200」はすでに当の昔に廃盤になっているが、池原ダムをはじめ各地のビッグバスハンターからは再販希望が今も絶えない元祖ビッグバス多関節ソフトベイトだ。

しかしながら、そのデカさゆえの耐久性の低さとフッキングの難易度から様々な解決策を模索したが、未だ解決策が見えていない。

すでに数年前から「ジャバロンモンスター(ジャバモン)200」マニアなビッグバスハンター達は、「ジャバモン200」のフッキングの難しさを解決するため、様々なトライ&エラーをしてきた。そこからヒントを得て、さらに七色ダムのTOP50戦での経験を通じて出した答えが「ジャバロンモンスター200」と同等の威力を持つハードベイト、「レプリケーターDSF」の「バッファローホーンフックセッティング」である。

一昨年早春、青野ダムで見事なロクマルを仕留めたヒロ宮本氏。 この時の「ジャバロンモンスター200」のサイドフックシステムも「バッファローホーンフック」セッティング開発のヒントになった

したがって、この「レプリケーターDSF」、一見「バスロイドJr/TD・DSF」や「ネコソギ」などの低水温でデッドスロービッグベイトと思われがちだが、「レプリケーターDSF」が最凶兵器となるのは実は「リップレス仕様」でこそ、と断言しておこう。

この「レプリケーターDSF」は、これから3〜7月までのスポーン絡みで、特に「縦へのアクション」をタイミングを見て活用した時、ビッグママキラーには天敵とも言えるほど最凶な存在となると断言しておこう。

低水温期のスーパーデッドスローな弛ませ巻きが有効な「レプリケーターDSF」。ジャークすると腹を見せ、キレのある左右ダートも得意なので、早春のジャークベイト的使い方もアリ!

「ギルロイドjr.」が2020年モデルにアップデート!

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