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【アングラーなら押さえておきたい】エリアトラウトから考察するラインの使い分け方と4種の特長を深堀り

寄稿:礒野 寛之
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皆さんこんにちは!サンラインフィールドテスターの礒野寛之(いその ひろゆき)です。

管理釣り場でのトラウトフィッシング=エリアフィッシングは、シーズン的にもまさに今盛り上がっている真っ最中。

「トラウトが放流されている」

この大前提を基に、釣りをしたことがない方でも気軽に楽しめる反面、エリア歴15年近くの私はというと…さらにハマり続ける奥深さがある釣りなんです。

管理釣り場のトラウトは、やったことに対して必ず答えを返してくれるので、その分さまざまな検証をしながら釣りのスキルを高められます。

そして、この釣りで覚えたことは、バスやソルト…様々な釣りで役に立つこと間違いなしですよ。

礒野 寛之(Isono Hiroyuki) プロフィール

1993年3月生まれ、神奈川在住。釣具メーカースミスの企画開発として釣り具の開発を手掛けながら、サンライン、メガテックリブレ、ストリームトレイルのテスターも務める。エリアトラウト暦は約15年。エリアトーナメントには古くから参戦し、トラウトキング選手権大会でも優勝や上位入賞多数。大手釣り具量販店のスタッフを経験していた経緯もあり、釣具の知識に富み幅広いジャンルの釣りに精通している。また、メディア出演の他、釣り教室の講師・イベント運営等を通じて、釣りに関する発信や普及活動にも意欲的に取り組んでいる。

 

エリアトラウトゲームにおけるライン活用術

さて今回は、エリアトラウトゲームにおける「ライン活用術」について、少し突っ込んだところまでお話ししたいと思います。

 

ラインと組み合わせるエリアタックル

まず本題へと入る前に…

スミス社のフィールドリームというブランドのご紹介をさせてください。

実は2019年秋~冬にフィールドリームブランドは大幅リニューアルを行い、新製品が大量投入されました。

ローテーションに欠かせない機軸的なスプーン「エッセンシャル1.6g/1.9g」

トラウトを魅了する基軸的クランクベイト「シボクラMR-F」

「シボクラDR-F」

タフコンディション専用スリムエリアクランク「カルモMR-F」

感性に響く高感度ロッド「フィールドリーム ブラックカスタム」

これらの道具達も、ラインの使い分けに対してしっかりと応えてくれるように開発設計されています。

そして、テスト中で発売を控えているものもまだまだありますので、今後の動向にご期待くださいね!

では、本題のラインについてお話していきたいと思います。

 

ラインを使い分ける“意味”

ルアーフィッシングでお馴染みの「ナイロン」「フロロカーボン」「PE」「ポリエステル」の4種類のライン。

エリアフィッシングではその“全て”に活躍の場があります。

追及すればするほど狙い方も細分化されてくるので、それだけ現場でラインに求めることも増えてくるわけです。

ラインに求めること。

それは「切れない」「ルアーを動かしやすい」「魚を掛けやすい」「魚をバラさないで取り込める」「ルアーを遠くに飛ばせる」「耐久性がある」「感度が良い」「視認性」など…

言い出したらキリがありませんのでこれ以上は割愛します(笑)

相手は自然。現場で求めることは刻々と変化するもの。

これらを全て完璧に兼ね備えているラインがあればそのラインへ一辺倒になってしまいますが、実際には1日の中でラインへ求めることには相反する要素も出てくるわけで。

「求めること」をカタチにするのに、最も近道なラインはどれなのか…。

これを考え”使い分けていく”ことが、+αの釣果へと繋げるための特に重要なキーポイントとなってきます。 そして、これから紹介していく各ラインですが、「沈降速度(比重)」についても触れていきます。

 

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