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12回 東京湾ボートアジング

連載:家邊克己の「週刊!アジングマニアックス」
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家邊克己 Yabe Katsumi プロフィール

サーティフォーCEO、製品開発責任者。全国津々浦々、アジが釣れると聞けば、ドコへでも足を運び、実際に釣って、アジングの楽しさを広く世に伝える、まさに「アジングの伝道師」というべき人物。かなり頻繁に全国各地で参加費無料のアジングセミナーも開催中! 釣具メーカー「34(サーティフォー)※社名は[みんな幸せに!]に由来」を立ちあげ、自身のノウハウを詰めに詰め込んだ製品開発に没頭中。京都府出身、福岡県在住、1958年9月生まれ。

東京湾ボートアジング

最近だいぶボートアジングが流行ってきた。

僕らは、Sタッチを使ったAR(オールレンジ)メソッドで攻略していくのですが、いわゆるバチコンとはまったく違うアプローチになります。

Sタッチ

バチコンはダウンショットリグで基本リーダーの一番下にシンカーを付けて、途中エダスを出しその先にジグヘッドを付けるのでエダスの長さによりますがボトム中心の釣りになります。

対してARメソッドはリーダーにシンカーをスイベルを介して取り付けるのでレンジは自由自在になります。

アジほど餌によって浮き沈みの激しい魚は珍しく、5mぐらいは簡単に浮いたり沈んだりするのでその浮き上がりなどの変化に瞬時対応できるようにしてあるのです。

AR(オールレンジ)メソッドではボトムも中層も釣り方は同じ

ARメソッドにおいてはボトムも中層も釣り方は同じになります。

東京湾で僕がいつも利用する遊漁船“アングラーズスタッフ”の高橋船長は18mまでのシャローゾーンに船を流し時に止めて操船してくれるのでそれに合わせて釣っていきます。

アジはエサにより浮いたり沈んだりするのでレンジがコロコロ変わるのですが、スピニングリールやカウンターなしのベイトリールをメインで使っているのでボトムからの巻き上げの際のハンドルの回転数でそのレンジを確認していきます。

すなわちローギアタイプの1000番クラスのハンドル一回転の巻き上げ量は60〜65cmなので3回巻けば180〜195cmの上げていることになります。

そのようにして魚探反応に仕掛けを合わせるようにしております。

先日も東京湾へ釣行

先日も東京湾でアジを釣りに行ったのですが、今の時期気温が高いのでそれに伴い表面水温も30度近くになりシャローだけに底の方の水温もそんなに変わらない状況。

夜明けから7時くらいまでが勝負の短時間集中の釣りになりました。

その日は特に東京湾のアジを食す会が夜にあるので絶対に食材を釣らないといけないという妙なプレッシャーの掛かる釣りで、特に無風・ベタ凪の状況で果たしてこの高水温で釣れるのか若干不安になりながらポイントまでのボートの中で考えていました。

ここで東京湾でのタックルと釣り方を解説しますとロッドはリマーカブル62、ガイドポストEMR―64かCER―64bにラインはサーパス0.175号。

リマーカブル CER-62

ガイドポストEMR-64

リマーカブルCER-64b

サーパス

ラインは粘性抵抗が増すので細い方が圧倒的に有利ですが、東京湾の場合は水深がないので0.25号でも大丈夫で、リーダーはジョイントライン1.7号。

ジョイントライン

一番頻繁に変えないといけないのはジグヘッドです。

基本はストリームヘッドの0.3gで状況に合わせて重さを変えます。

ストリームヘッド

最近効果があるのがゼログラヘッド。

ゼログラヘッド

シンカーから下のジグヘッドを漂わせる部分が重要で、長さと重さで釣果に差が出ます。

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