フリースライドWF(ウォブリングフォール)
フリースライドWFのWFはウォブリングフォールの略です。
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このヘッドは下部を支点に上部を船の挙動でいうローリングしながら落ちてゆく形状にしています。
フォールでは、ローリングの動きはその動きでネクタイ、ワームを激しく揺らしながら落ちてゆき、巻きに変えるとSFヘッドほどではないが、左右にS字を描きながら推進してゆきます。
このようにこのヘッドでも2つの効果を持ち合わせたヘッドになっています。
フォール時には他にない効果で、真鯛の興味を引くことで同船者とは違うアピールをすることでしょう。
また、直進性の高いヘッドに比べて、フォール速度は遅くなりますが、敢えてそれをデメリットとは考えていません。
フォール時間が長いということは、それだけで真鯛の回遊レンジを長く滞在するということ、すると真鯛からこのWFヘッドを見つけてもらう可能性が高くなると考えています。
さらに、巻きに変えるとS字の動きを示すということは、ハヤブサラインナップのロングストレートネクタイの組み合わせでは、バチ抜けしたゴカイのようなクネクネした動きが再現できる。
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ドテラ流しのような横に長く引く釣りでもWFヘッドは有効です。
ドテラ流しのような、船を風または潮流の流れに任せながら、横に長く引くような時にも大変効果が高いと思います。
角度の効果で、有効レンジを長く、さらに左右に動くことでもっと長く、引けるのは他にない効果になるでしょう。
重さも180gまでラインナップしているので、DEEPドテラ流しでも、充分その効果を発揮します。
上部に潮を受け、さらに流す形状になっているのは、浮きあがりを抑制するためです。
多面体で構成された形状の各コーナーはエッジが効いています。このエッジを利かせると引き重りしやすくなりますが、それは潮嚙みを優先するために必要な選択でした。
この潮嚙みが、細かに動くウォブリングの動きを演出しています。
全国のタイラバフィールドでは、ドテラ流しの釣りが多くなっています。
私が経験したところでは、北から茨城日立沖、千葉外房、東京湾内、静岡御前崎、福井、京都舞鶴、三重紀伊半島、瀬戸内西部長島、周防大島沖、福岡、佐賀、玄界灘、響灘、長崎、壱岐沖、野母半島、五島灘、熊本天草沖、鹿児島錦江湾と、どのフィールドでもドテラ流しが主流となっています。
ロングドテラではラインを出せば出すほど、真鯛の回遊レンジを長く引けます。
200m以上先のタイラバに真鯛が喰ったとき、ガツガツというバイトはほぼ伝わってきません。
経験の浅い人はなんか重くなったとよく例えます。
そういった状況でより長く回遊レンジに滞在できるタイラバは、必ず釣り手の力になるでしょう。
WFヘッドの使い方はその日の状況に応じて使います。
WFヘッドもその日の使い方は真鯛次第。
フォールに反応するときは、ウォブリング効果で、巻きで反応するときはS字効果でこれも同じヘッドで対応できる。それがWFヘッドです。
このような新たな2種類のヘッドは、タイラバシーンにおいて、それぞれ、その特徴を把握した使い手の意思を反映して、真鯛へアプローチしてゆくと思います。
それは決して、希望的観測ではなく、実釣に基づく経験により皆さまに自信をもって提案できます。
波動という要素、それを複数持ち合わせるルアーとしてご紹介いたします。
是非ともフィールドで活躍させてください。