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今江克隆のルアーニュースクラブR 第954回「規格外!イマカツ・オリジナルロッドが復活!?」の巻

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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あの「ロデオライド」が復活する!?

さてそんな今週は、昨年からメキメキと頭角を現してきた三原直之プロを中心に、昨年から水面下で試行錯誤を繰り返してきた、あるプロジェクトがようやく実現味を帯びてきた。

それがかつて一世を風靡した幻のイマカツ・オリジナル限定ロッドシリーズ「ロデオライド」の復活計画である。

「暴れ馬乗り」の名で限定生産販売された「ロデオライド」は、当時イマカツの若手最強選手だった馬淵利治の右腕として、限定生産で製作したイマカツ初のバスロッドシリーズであり、全ての機種が一瞬で売り切れ、今でもなお根強い愛用者が多い幻の限定ロッドである。

特に馬淵の超攻撃的スピニングスタイルは「ファイティングフィネス」と呼ばれ、現在のTOP50最強選手たちと互角以上の結果を出していたことは記憶に残る出来事だった。

残念ながら馬淵は、家庭の事情でバスプロをキッパリと引退…トーナメントとは無縁の世界に自ら飛び込み、今は一人前の社会人として新たな道を歩んでいる。

「100年に一人の逸材」だった馬淵利治。その才能の切れ味は剥き身の日本刀の如し。そして引き際の潔さも日本刀の如し

もしも馬淵が現れた時代が10年早ければ、とてつもない戦績を残したであろうことは間違いなく、自分自身、馬淵を「100年に一人の逸材」と称したことは、決して大袈裟な言葉ではないと今も思っている。

それだけに「ロデオライド」には一方ならぬ思い入れと、馬淵を育てられなかった無念の思いが宿っていた。

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