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【主原剛が解説】がまかつ・ラグゼ「桜幻」シリーズNEWアイテムと3種のフックの使い分け

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タイラバ特集2019

第三のフック「ファインマスター」登場

今回、フックにも新たなモデルが追加されました。

ノーマルの「サーベルポイント」、太軸ストレートポイントの「サーベルポイント・フッキングマスター」に続いて、第三のフック・細軸小針カーブポイントの「サーベルポイント・ファインマスター」が発売されました。

これで、がまかつタイラバフック三部作が一応の完成となりました。多様化しているアングラーの皆さんのそれぞれのスタイルに合わせることが可能となりました。

3種のフックの使い分けは?
ドラグ値によるセレクトが大切

ここで、このフック3種の使い分けの一例を説明させていただきます。

■サーベルポイント

出典:がまかつ

まずはノーマルのサーベルポイント。がまかつ的タイラバフックの王道です。全てにおいてベストバランス、これで大概いけるはずです。

出典:がまかつ

■サーベルポイント フッキングマスター

出典:がまかつ

そこから高強度掛け針として出したのがフッキングマスター。特長は高強度ストロングワイヤーとストレートポイント(針先が真っ直ぐ)。ストレートポイントなので針先の掛かりがよいことと、刺さってしまえば肉を深く捉えるので抜けにくいのです。

出典:がまかつ 通常材料と比較しフトコロ強度25%以上強化。シャローからディープまで、そのストレートポイントで掛かってしまえば深くとらえる

注意点として、ストレートポイントはラインを引っ張る方向と針先が向かうベクトルが違うので、強めのドラグ推奨なこと。タイラバによくあるユルユルドラグでは刺さりにくい針になってしまいます。強めのドラグでガッチリファイトをしたい方のためのフックです。

出典:がまかつ

■サーベルポイント ファインマスター出典:がまかつ

最後に今春発売のファインマスター。こちらは細軸小針が最大の武器。これを高強度ファインワイヤーで作成しています。

このフックはカーブポイント(針先が内向きにカーブ)なので、ラインを引くと針のカーブ通りに針先が進むのでドラグが緩くてもフッキングしやすいです。

出典:がまかつ 新たに追加となったサーベルポイントファインマスター

注意点として、カーブポイントは肉を浅く捉えるので(針先も魚から外に出ることが多いです)強めのドラグだと身切れしたり、高強度とはいえ細軸なので変形する恐れがあることです(まぁ5〜6kgの青物ならグイグイ巻いても大丈夫ですが)。

もちろん、糸付きフックもリリースされている

個人的には一般的に言われている「乗せ」や「掛け」と言ったファイトスタイルによる分類分けではなく、好みのドラグ値などのセッティングスタイルで使い分けて頂きたいなと考えています。

がまかつ(がまかつ)

1955年創業。大阪府大阪市に本社を置き、シンガポールに本店を置く。釣り竿、釣り針、ウェアなどをメインに製品を開発・製造・販売を行っており、ルアー部門では「ラグゼ シリーズ」が有名である。
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