Galápagos連載「Galápagos SALT WATER」

みなさんこんにちは。Galápagosソルト開発担当の瀧本です。
ここ数年、大きな盛り上がりを見せるサワラキャスティングゲーム。ヒットの瞬間の強烈なアタックとスピードのある引き味。 大型のサワラになればバターサワラと呼ばれる程、脂が乗っていて釣って良し、食べて良し!の魅力的なゲームにハマる人が続出中。…私もその魅力に憑りつかれた一人です。
サワラはそのゲーム性も魅力!肩を並べてキャストしてもルアー選択やリトリーブスピードなど、釣り方次第で釣果に大差が出る繊細さも秘めており、難しさゆえの楽しさもあります。
今秋も大阪湾サワラが絶好調!
2025年の釣れっぷりも凄かったですが、今年は昨年に比べひと回り大きなヤナギ~サワラサイズの当たり年!

ようやく本格的な秋シーズン。水温も少しづつ落ちついて来て、ショア・インショアと呼ばれる岸寄りにベイトが接岸し、フィッシュイーターも岸寄りで釣れるシーズンになってきました。このまま水温の低下と共にどんどん大阪湾奥の方に魚が入ってきて、例年12月中頃~下旬まで楽しめます。
この時期のメインベイトはカタクチイワシ・サッパ・カタクチイワシの幼魚などのマイクロベイト。これを食っているサワラをミノープラグやブレードジグで狙い、好釣果が期待できるタイミングです。
サワラの習性と釣り方
釣り方は大きく分けて2つ。表層付近をプラグで誘い出し、あるいはナブラを直接撃っていく“ジャーキングの釣り方”。そして、ボトムから中層の深いレンジを巻きで狙うブレードジギングの二大釣法がメインとなります。

個人的には、どちらの釣法も“スピードがキー”になっていると感じています。
みなさんはサワラの引き釣り漁(トローリング)はご存じでしょうか。弓角やタコベイトなどの疑似餌を沈行板やビシ糸で沈めて、船速5~8ノット(秒速2.5m~4m)前後のスピードで船で引っ張りサワラを獲る漁のことです。
ここで注目したいのは“引くスピードと疑似餌の種類”。船で引っ張る訳ですから、手巻きの釣りではなし得ないスピードになります。そして弓角(回転しながら魚を誘うタイプ)とタコベイト(アクションがあまり無いタイプのもの)いずれかの疑似餌にヒットが偏る事があるようです。
ブレードの釣りでは「煙がでるぐらい速く巻け!」と言われたりしますよね。実際に昨秋のサゴシ爆釣時、群れの中をスローリトリーブで巻くと反応がなく、高速リトリーブではバイト多発の経験もしました。また、ジギングのフォール中にバイトが多いというのもあります。つまり、基本的にサワラはスピードのあるものに反応しやすく、また早いスピードの中でも状況によってアクション次第で反応が異なると考えています。

実際の釣りでは、キャストして探れる距離の中で“どうルアーに喰いつかせるのか”が重要だと。ブレードジギングであればリトリーブのスピードとリトリーブに変化をつけたりする。一方ミノープラグのジャーキングでは、プラグのスピードと緩急のある左右へのダートで食いつかせる、というテクニックでサワラを誘い出せているのではないか。総じて、いずれの釣り方もサワラの習性に合った釣り方ではないかと考えています。
サワラの習性と言えば、牙族…などと言われるように歯が鋭いことも特長的。

サワラの歯を良く見ると、包丁で例えるなら鋭い刃の部分が前に向いています。これは襲いかかるターゲットに突っ込んで小型のベイトは丸呑み、大型のベイトは切り刻んで捕食していると考えています。切れ味抜群の歯によって、一瞬でルアーが切られることも多く、私はルアーが切られるのはある程度仕方が無いと割り切っていますし、釣りに行くときはルアーが切られてもカバーできるように複数個準備。また、ランディング後も歯は大変危険です。フックリリーサーを使うなど十分気をつけましょう。

①サワラのミノージャーキング
ここからは、それぞれの釣りを深堀していきたいと思います。
まずは、ミノージャーキングで使用するプラグについて。私が愛用している三大プラグ、まずミノーはメガバス「X80マグナム」と、シマノ「ラウドジャーク」。そしてシンキングペンシルのタックルハウス「イーノ30」です。


ミノープラグは独自のしっかりとしたウォブリングアクションのアピール力と、ジャーク時の左右へのキレのあるダート性能が高いモノがサワラの誘い出せる確率が高いと考えています。
なお、ジャーキングのアクションはこちらを参照ください。
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もう1つの切り札的プラグはボトムから中層をカバーするシンキングペンシル。愛用している「イーノ30」は昨年から使用しているのですが、驚くほどに反応が良くて可能性が広がるプラグです。独自のアクションがミノープラグとはまた違ったキレのあるスライドアクションを演出、サワラを誘い出してくれるプラグという印象があります。
リーダーとプラグの接続にはスナップを使用していて、“小型で強いもの”がオススメ。ミノープラグはバランスが繊細で大型のスナップやベアリングスイベル、ワイヤーリーダー等はプラグのアクションやバランスに悪影響となり釣果に影響が出るのでオススメしません。

私は「鉄腕スナップ」の#00、もしくは#0を使用しています。
②ブレードジギング
続いてはブレードジギング。こちらは個人的にタイラバに似たような性質があると思っています。

「投げて巻く」というシンプルな釣法で、初心者にも人気が高い釣りですが、まだまだ自分でも正解が分からない部分も多く釣行すると新しい発見もあり、その過程も含めて楽しんでいます。
現在ブレードジグは様々なものが発売されています。良く釣れると人気のブレードジグも多数あるので、それを選択するのも手だと思います。実際、私はルアーメーカーの人間なので、沢山あるブレードジグを購入して試したりもします。その中で、形状・アクション・ジグサイズ・ベイトサイズ…等、その日の状況にマッチするか否かは複数の要素=ジグの特長に左右されるのではないかと考えています。

例えば代表的なモノだとこんなジグがあります。
回転するものと回転しないもの(波動や水押しのアピールが強いものと弱いもの)どちらが釣れるという事ではなく、状況によりどちらかに釣果が偏ると言った方が良いかもしれません。これは、先述したサワラ漁の弓角とタコベイトのアクションの違いに近いと思っています。

回転しにくいタイプのジグ:ジグが非対称型のものや低重心タイプのものに多く、リトリーブ時にブレードの回転に負けないジグ本体の安定を狙ったものが多いです。高速リトリーブが得意なものも多く、水押しも弱めでサワラ系に人気が高いです。
回転するタイプのジグ:ジグ本体がブレードの回転に負けてジグ本体も回転する事からアピール力が強く、一概には言えませんが引き抵抗も強く感じます。リトリーブ時の巻き抵抗もありますが、本体が丸い形状のエッジの無いタイプのジグは引き抵抗が少なく、高速リトリーブ向きのものもあります。

ブレードジギングでは高速リトリーブが基本。ロッドとラインの角度は極力少なくし、直線的にブレずに巻くのが理想です。低水温期のサワラ狙いや青物狙いでは、やや遅めのリトリーブが効果を発揮することもあります。リトリーブスピードの違いで当たったり、当たらなかったりする事も良くあるので、ヒットしている方のリトリーブスピードに合わせるのが良いと思います。
ヒット後は巻きアワセ。サワラは遊泳力が高くスピードのあるファイトでラインが緩まないよう、常にテンションを掛けるイメージのファイトを心がけています。
オススメジグとセッティングについて
ブレードジギングでオススメしたいジグはGalapagosの「Gaショアメタルブレード」。

私が開発したブレードジグで、どちらかと言えばアピール力のあるタイプのジグになります。ジグ本体にエッジがあり、ブレードのフラッシングとジグ本体のウォブリングや回転による波動で魚を誘えるため、遠投して広い範囲をスピーディーに効率良く誘うことができます。
また、リトリーブのスピードの変化で不規則にスライドするなど、バイトチャンスとなるアクションを人為的に出せるのも特徴。サワラ以外にも青物・マダイ・根魚とあらゆる魚に対応したブレードジグに仕上げています。


もう一つ、“リバーシブルチューニング”ができるというのも、このジグの特長。ジグの前後を入れ替えて逆向きにセットすれば、引き抵抗が少ない(波動の弱い)細かなロールアクションになります。これは高速リトリーブにも相性が良く、1本で2通りのアクションを演出することができます。


ウエイトの使い分けは、水深や潮の速さだけではありません。シルエットが大きい=アピールも強くなる。つまり、アピールの強弱という視点での使い分けでハマる場合があります。実際、同じタイミングで40gではなく30gばかりヒットする事例も経験しています。
アピールの強さは上から順に以下の通り。

40gノーマルセット→40gリバーシブルチューニング→30gノーマルセット→30gリバーシブルチューニング
それぞれのウエイトとチューニングでアタリを出せる事もあり、ノーマルセッティング後にリバーシブルチューニングでアタリを出すなど、魚の反応を見つつローテーションして釣果を出していきます。
サワラは水面でバレることが非常に多い魚。キャッチ率を上げるには、ダブルフックへの交換をオススメします。オススメフックはヴァンフック社の「ブレードワークス/BGダブル」。

このダブルフックはフックの角度が約60度前後に設定されていて、2本のハリが同時に口に刺さりこむことでフッキング後の保持力が非常に高いのが特徴。バラシを軽減できるフックです。
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サイズの目安は、Gaショアメタルブレード30g・40gには#2を。それ以外で60g以上など比較的大型のジグには♯1/0を多用しています。
タックルについて
続いてはタックルです。ミノージャーキングとブレードジギング、2タックル必要だと思いますよね。1本でできると手軽で便利だと思いませんか? 私がオススメするロッドは、Galapagosの「BladeJerkingStick (ブレードジャーキングスティック)GBJS-74M」。

このロッドは、ブレードジギングとジャーキングという二大釣法に対して、どちらかの専用ロッドだともう片方がやり辛い!というジレンマを解決するために作ったロッドです。
ソフトなティップでブレードジグの高速リトリーブの強烈なカウンターアタックやミノープラグのジャーキングでのフッキングを受け止め、張りのあるベリーと粘り強いバットはジャーキングの操作性とキャスト性能をUP。またブリクラスとのやり取りも安心の強度があります。

キャスティングで長過ぎず、短か過ぎない絶妙な長さに仕上げていますので、サワラゲームを1本で賄いたいというアングラーの方には、ぜひ手に取っていただきたい1本です。
関連情報
関連情報としましては、10月初旬にTV番組「ルアルアチャンネル」の撮影で大阪湾サワラキャスティングに行ってきました。
前日まではミノーのジャーキングで調子良く釣れていたサワラも、ロケ当日は水面付近の反応が少なく、ブレードジギングにチェンジし時合で連発!紹介した「ブレードジャーキングスティック」も大活躍!リポーターのあやみんもGalapagosフィールドスタッフ康晴も時合でサワラ・ブリが連発でした!


ジャーキングの解説や新製品アルミニウムプライヤー・PEシザーⅡ等の使いやすく小物も紹介していますので、是非ご覧ください!
遊漁船:大阪湾サワラキャスティングのパイオニア:シーマジカル角井船長
放送予定日:サンテレビ11月6日22:30~
この記事を書いた人
























































