皆様、初めまして!
オールグーフィッシング・テスターの“hanabusa”こと「狩谷英二郎」と申します。
今回は普段私が取り組んでいるオフショアビッグゲームのサポートギア「MAX-POWER GIMBALシリーズ」について実際に複数魚種で使用し、従来のギンバルやサポートベルトと比較して感じた特長やメリット、そして気になった点を実釣インプレッションを交えて解説させていただきます。 私自身開発に携わり、細かな修正も含めいくつものサンプルを作り直し改良を重ねてきました。 今年の釣りフェス2026でも気になられた方も多いと思いますので、ご参考になれば幸いです!
最後は「体力勝負」のオフショアビッグゲーム
GT、ヒラマサ、超大型を含むマグロ類。
タックルの進化によってアングラーが大型魚に挑むための選択肢は広がっています。 オフショアビッグゲームの魅力といえば、何といっても大型魚との強烈なファイト。 ロッドやリール、ライン、ルアーの操作は釣果を左右する重要な要素です。しかし、どれだけタックルが進化しても、最後に魚の強烈な引きを受け止めるのはアングラー自身。


大型魚とのファイトでは、強烈な負荷が長時間にわたって身体にかかり続けます。 そんなビッグゲームにおけるファイトのあり方に、新たな選択肢を提案するのが、 オールグーフィッシングの「MAX-POWER GIMBALシリーズ」です。

大物とのファイト、本当にキツイのはどこから?
大型魚とのファイト。
握力、腕や肩だけでなく、腰や背中、脚にも大きな負担がかかります。


特に高負荷のドラグ設定や長時間のファイトでは、疲労によって姿勢が崩れ、思うようにロッドを操作できなくなることもあります。特に長時間に及ぶファイトでは、魚を浮かせたいのに身体がついてこない。あと少しのところで踏ん張りが利かない。 そんな経験をしたことのあるアングラーも少なくないのではないでしょうか。
この問題に対して、オールグーフィッシングが着目したのは“骨盤まわりの安定性”でした。 腰まわりの安定性は、ロッド操作や姿勢の維持に大きく関わってきます。強烈な引きに耐え、ロッドを操作し、魚を浮かせる。そのためにはアングラー自身の身体をいかに安定させ、効率よく力を伝えるかが重要になります。


医療用腰ベルトの技術を応用した「新しい発想」
「MAX-POWER GIMBALシリーズ」の大きな特長…。
それは、“医療用腰ベルトの技術を応用した骨盤サポート構造”です。

オールグーフィッシング公式「マックスパワーギンバル」詳細ページはこちら
一般的なファイティングベルトとは異なるアプローチで、腰まわりを広く支え、ファイト時の姿勢を安定させやすい設計を採用しています。 目指したのは、単に身体を締め付けることではなく、腹圧を上げアングラーが本来持っている力を発揮しやすい状態をつくること。 大型魚の強烈な引きを腕や腰だけで受け止めるのではなく、脚や背中、体幹を使ったファイトをサポートするという考え方です。

注目したいのが、独自の滑車機構を利用した締め付けシステム。
ベルトに備えられた“マックスパワーリング”を片手で引くことで、腰まわりのフィット感を調整できます。ウエアを脱ぎ着しても片手でリングを引きシッカリとフィットする機構はベルトが腰まわりで回転したり位置がズレたりしない副次的な効果もあります。

特にキャスティングゲームでは常にロッドをギンバルに刺した状態で釣りをするわけではありません。 魚を掛けた後ファイトの状況に応じてロッドをギンバルに差したり抜いたりする場面があります。こうしたロッドの抜き差しが多い状況でも、ベルト位置を直したり、ギンバルの位置を探したりする動作が少なく、スムーズに行える点も大きなメリットです。 一見すると小さな違いですが、瞬間的な判断や動作が求められるビッグゲームではこの使い勝手の良さが非常に重要だと感じました。
身体を支える大型バックプレート
背面には、腰まわりを広く支える大型バックプレートを配置。
長時間のファイトや高負荷がかかる状況でも、身体の軸を保ちやすい構造を目指しています。 特に、魚が船の真下に入ってからのリフティングは、アングラーにとって厳しい場面のひとつ。ファイト終盤でのロッドを立てて曲げ込んだ状態のファイトやストレートでのリフティングはアングラーにとってもジワジワとした高負荷がかかってきます。

こうした状況で、腰まわりを安定させることで魚の引きを背中から腰にかけて受け止めるような感覚があります。身体の一部だけで負荷に耐えるのではなく、ベルトに体重を預けるような状態でファイトでき、腰への負担が軽く感じる点が印象的でした。
各社ギンバルとの組み合わせで、より実戦的に
「MAX-POWER GIMBALシリーズ」は、骨盤サポートベルトとギンバルを組み合わせて使用するシステムです。
専用の「ギンバル」には、高強度ポリカーボネートとABSの混合材を採用。 キハダ、ヒラマサ、GTなどの大型魚を想定したミドルサイズ設計で、専用カラビナによってベルトと接続します。 さらに、超大型マグロに対してはベルト単体の「骨盤サポートベルト」は専用ギンバルだけでなく、フック式であれば他社製ギンバルにも対応します。


ビッグゲームアングラーの中にはギンバル形状に強いこだわりを持つ方も多いと思います。従来から使い慣れているギンバルを活用しながら、腰回りのサポート性能を取り入れられる点は、幅広いアングラーにとってメリットとなるでしょう。( ※他社製ギンバルとの接続は適合確認や対応するオプショナルパーツが必要になる場合があります。)
実際に使って感じたデメリット
メリットを紹介してきましたが、実際に使う中で気になった点もあります。
まずひとつは“暑い時期の蒸れ”です。

「骨盤サポートベルト」はメッシュ構造が採用されており、使用後の水洗いや通気性にも配慮されています。 それでも腰回りを広く覆う構造上、真夏のキハダやGTなど気温が高い状況では蒸れや暑さを感じることがあります。これはシッカリと身体を支える構造とのトレードオフなので致し方ない部分ではあります。
もうひとつは、遠征時の収納性です。 一般的なコンパクトファイティングベルトと比較すると、どうしても嵩張るため、飛行機を利用した遠征ではパッキングに工夫が必要になります。
どんなアングラーにオススメ?
実際に複数の魚種で使用し感じたのは単に大型魚とのファイトを補助するだけでなく、ファイトの動作をよりスムーズにし、綺麗なファイト姿勢へと導くためのギアだということです。アングラーへの負担軽減は釣行後の疲労感の軽減にも繋がります。
特に次のようなアングラーには注目して頂きたいと思います。
・未知の超大型魚に挑む方
・高負荷ドラグで大型魚とファイトする機会が多い方
・従来のファイティングベルトの使い勝手やサポート性能を向上させたい方
・腰痛など身体の負担が気になる方
・使い慣れたギンバルを引き続き使用したい方
・体力や筋力に自信がなく、ギアでそれらを補強したい方

ファイトの根底を支える。装備にも、もっとこだわりを
ビッグゲームではロッドやリールの性能に注目が集まりガチです。
しかし、どれだけ高性能なタックルを使っても、それを扱うアングラー自身が安定した姿勢を維持できなければ、タックルの性能を十分に活かすことは難しくなります。 これまでギンバルを単なるロッドエンドの受け皿として考えていたアングラーにとってはファイティングギアの選び方を見直すキッカケになる製品だと思います。

大型魚を掛けるためのタックルだけでなく、掛けた魚とどう向き合うか。 そのファイトを支える道具にもこだわってみてはいかがでしょうか? オールグーフィッシングは「釣りフェス2027」にも出展予定です。MAX-POWER GIMBALシリーズ向けに、実際の使用状況に近い形の体験コーナーもご用意しておりますので、皆様のお越しをお待ちしております!
この記事を書いた人
























































