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【偏光サングラス基礎講座】偏光サングラスとは。基礎知識と選び方について

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「偏光サングラスなんて、眩しさが防げたらいいんでしょ?」

…本当にそうでしょうか? 1日のうちで、もっとも近くに、もっとも長く身に着けているタックル。それが偏光サングラスだと考えると、話は変わってくるんじゃないか。

ロッドやリール、ルアー。私たちがそれらにこだわるのは、ただ魚を釣るためだけではなく、「もっと」魚を釣るため。素材や作り、デザインの細部にまでこだわることで機能が高まり、それが価格にも反映されている。

偏光サングラスも、まったく同じ「魚を釣るためのギア」。水中の地形の変化、ラインのわずかな動き、魚のチェイス。これらを「なんとなく」ではなく、「はっきり見える」状態で捉えるために欠かせないのが偏光サングラス。いわば、アングラーに与えられた“第3の眼”。

だからこそ、レンズを、フレームを、そもそもの偏光サングラスをもっと知るべきではないか。

ZEQUEは、そんな”見え方”に30年こだわり続けてきた偏光サングラスブランド。今回はZEQUE社の協力の元、偏光サングラスとはなんたるかをあれこれ取材してきた。

なぜ釣り人に「偏光」が必要なのか? ~乱反射と偏光膜のメカニズム~

私たちが普段目にしている太陽からの自然光は、あらゆる方向(縦・横・斜め)に振動しながら進む。しかし、この光が水面や建物などの平面に特定の角度でぶつかって反射すると、一方向(主に水平方向)にのみ強く振動する光の波に変わる。

つまり“偏った光”。すなわち偏光。 …これがアングラーの視界を強烈に妨げる「ギラつき」や「乱反射(グレア)」の正体。

この偏った光をブロックするのが、そう偏光グラス。

色付きサングラスでは防げない

色の付いた普通のサングラスは、光の量を全体的に減らして眩しさをやわらげているだけ。横方向のギラつきそのものを取り除くことはできない。つまり、「暗くはなるけれど、ギラつきは残ったまま」の状態。

ZEQUEのレンズには、薄さ30ミクロンの「偏光フィルター」という特殊なフィルムが挟み込まれている。これは、いわば“ブラインドカーテン”。視界を邪魔する偏った光だけを、物理的にシャットアウトしてくれるという仕組み。

ギラつきカット率(偏光度)と明るさ(可視光線透過率)を兼ね備えているのがZEQUEが採用するレンズ。一般的な偏光グラスの可視光線透過率が12〜18%程度と暗めなのに対し、ZEQUEの人気カラーである「TRUE VIEW SPORTS」はノンコート状態で可視光線透過率30%、偏光度99%を実現。さらには全モデルに施された両面マルチコートにより、実際の透過率はそこからもう一段明るくなっている。だからこそ、視界の明るさを保ったまま、光が届きにくい水中の深い場所までクリアに見える。

結果として、水面のギラつきが抑えられ、潮目やボトムの様子、ウィードの濃さ、魚の動きまで、これまで想像するしかなかった水中の景色がクリアに見えるようになると。

レンズの科学 ~「可視光線透過率」と「偏光度」のジレンマ~

偏光サングラスのレンズを選ぶとき、知っておきたい基本的な指標は2つ。

明るさ(可視光線透過率): レンズがどれだけ目に光を通すか。数値が高いほど視界は明るく、低いほどレンズの色は濃くなる。

ギラつきカット率(偏光度): 水面の反射をどれだけカットしてくれるか割合。数値が99%に近いほど、水面のギラツキを消します。

※偏光度の数値はレンズメーカー各社の準拠する規格によって異なる。同じ偏光度の数値でもメーカーにより水面のギラツキの取れ方が違うのはこれが理由。

「ギラつきカット率が高ければ高いほど良い」わけではない

ここに、光学的な難しさがある。

レンズを明るくしようとする(色を薄くする)と、ギラつきカット率を高く保つのが技術的にとても難しくなる。海外製のサングラスで「暗いだけで水面が見えない」「明るいけどギラつきが残る」ということが起こるのは、このバランスをうまく取れていないことが理由。

例えば、前述の“ブラインドカーテン”を偏光フィルムと想像してみてほしい。薄く透ける“ブラインドカーテン”の場合は部屋に光を通す。すなわち透過率が高くなる。ブラインドカーテンが濃くなると部屋に入る光が少なくなる。すなわち透過率が低くなる。

朝夕マヅメの薄暗い時間帯、日中の強い日差し、フィールドによって違う水の色。釣りをするシチュエーションはさまざま。…だからこそ、「ギラつきカット率が高いレンズ=良いレンズ」ではなく、その日のフィールドに合わせてバランスが取れているレンズこそが、釣り人にとって本当に良いレンズだと言える。

またZEQUEの採用するレンズカラーは色により見え方が変わる。…これは次の記事で。

レンズだけじゃない。フレームも大事な理由

実は、レンズの性能をフルに引き出すには、「フレームの設計、セッティング技術」も同じくらい重要。

レンズの歪みや撓みが疲れ目の原因に

レンズのカーブとフレームのカーブ、レンズのサイズとフレームのサイズがマッチしていないと良い偏光サングラスとは言えない。

レンズがフレームに対して大きいと、レンズにテンション(圧)が掛かり、歪(ひずみ)の原因になる。また、厚みが薄いレンズの場合であればレンズが撓(たわ)む原因ともなる。レンズが歪んだ箇所は、正常な偏光機能が発揮できなくなってしまう。市場でよく見かける安価なサングラスは薄いレンズを採用していることが多く、レンズが撓(たわ)んだ状態のサングラスをよく見かけると言う。こういったサングラスを掛けると頭痛や目の疲れ、距離感の狂いの原因になることがある。

ZEQUEのサングラスは、全モデルでレンズとフレームのカーブを設計段階から一致させた上、フレームに合わせてレンズカットを1本1本職人の手作業で仕上げられている。

例えば、STELH/ステルスのフレームは、フレームのカラーによってレンズサイズを変えるほどのこだわりよう。こうした見えない技術で釣り人をサポートしているのがZEQUEであると言える。

アイウェアは「身に着ける釣具」

だからこそ、偏光サングラスは、もっとこだわっていい。

釣果を伸ばしたいなら、ロッドやリール、ルアーと同じくらい、あるいはそれ以上に「見え方の質」にこだわる価値がある。ギラつきを抑えながら明るさも確保したレンズ、歪みのないフレーム設計とセッティング技術。長時間のフィールドでも集中力を切らさないアイウェアは、もはやアクセサリーではなく、確かな理由に基づいて作られた「最重要ギア」だ

ZEQUEは30年間、その「最重要ギア」であり続けるために、レンズとフレームを作り続けてきた。

掛ければわかる

きちんとした理由に基づいて作られた“本物の偏光サングラス”を掛けて水面をのぞき込めば、これまで見えなかった水中の景色が、きっと広がるはず。

もっと魚を釣りたい。だから、偏光サングラスを掛ける。こだわる。

魚への一番の近道は、実はそこにあるのかもしれない。

取材協力…SALOO

ZEQUE(ゼクー)

1996年にアイウェア専門ブランドとしてZEAL OPTICS(ジールオプティクス)が創立。特に光学性能・軽量性・フィット感など高い水準が求められたフィッシングシーンにおいて、それらの要求に応えるべく日本国内で偏光サングラスの開発をスタート。 現在では多くのプロフェッショナルアングラーに支持され「身に着けるアイウェア」として高く評価されている。また、海外進出を視野にZEAL OPTICS(ジールオプティクス)からZeque(ゼクー)へブランド名が刷新されている。

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