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【開発に携わった髙橋 洋一に訊く】 実釣で差が付く「カラーライン」という選択肢

寄稿:髙橋 洋一
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夏のバス釣り入門

ブラックバスフィッシングにおいて、ロッドやリール、ルアーにはこだわるものの、「ライン」に対してはそこまで意識していないというアングラーも少なくありません。

しかし、ラインはアングラーとルアー、そして魚を繋ぐ唯一の接点です。

近年、バスフィッシングの世界ではカラーラインを選択するアングラーが増えていますが、その理由は単純な「見やすさ」だけではありません。今回は、私が開発スタッフとして携わらせていただいたサンラインBMS AZAYAKA FC」「BMS AZAYAKA NYを例に、カラーラインが実釣においてどのようなメリットをもたらすのか、「見える糸」の魅力についてご紹介したいと思います。

髙橋 洋一(Youichi Takahashi) プロフィール

神奈川県在住。片倉ダムをメインに房総フィールドを主戦場とする元JBトーナメンター。中学生時代に目にしたフィッシングトーナメントプロに憧れ、ローカルトーナメントへ多数参戦。その後12年間プロトーナメンターとして活動し、2009年に引退。現在は各メディア媒体への執筆やスポンサーメーカーの商品開発、企画立案を行う。

ラインは“情報伝達装置”である

バスフィッシングにおいて、ラインは単なる糸ではありません。

魚からの情報を伝えるセンサーであり、ルアーの位置を把握するための視覚情報であり、アングラーがルアーを操作するための重要なコントロールツールでもあります。

従来、ラインの性能というと「感度」や「強度」に注目が集まりがちでした。もちろんそれらも重要な性能です。しかし実際の釣りでは、手元に伝わる感覚だけでなく、「目で得られる情報」が釣果を大きく左右する場面が数多く存在します。

特にバスフィッシングでは、バイトのすべてが明確に手元へ伝わるわけではありません。

ラインがわずかに横へ動く。
フォールスピードが変わる。
テンションが抜ける。

こうした変化は、手元よりも先に目で確認できるケースが多くあります。つまり、ラインが見えるということは、釣りの情報量そのものが増えるということなのです。

BMS AZAYAKAシリーズの進化

「見えるバスライン」として長年支持されてきたのがサンラインのBMS AZAYAKAシリーズです。

2026年5月、このシリーズは大きな進化を遂げました。従来からラインナップされていたフロロカーボンモデル「BMS AZAYAKA FC」が原糸からリニューアルされ、新たにナイロンモデル「BMS AZAYAKA NY」が登場。

さらにカラー設計も刷新され、ブラックマーキングを採用したハイコントラスト仕様へと進化しました。このブラックマーキングによって、水面の反射や逆光、木陰などの視認性が低下しやすい状況でもラインを追いやすくなり、実釣時の情報認識能力が大きく向上しています。

単に派手な色で見やすくしたのではなく、「どのような状況でも見やすい」を追求した結果が、この新しいAZAYAKAシリーズなのです。

カバーゲームでこそ発揮される“見える”性能

カラーラインの恩恵を最も体感しやすいのがカバーゲームです。倒木やブッシュ、レイダウン、アシ、ウィードといった障害物周辺には大型魚が潜んでいることが多く、バスフィッシングの醍醐味のひとつでもあります。

しかしその反面、ルアーがどの位置にあるのか分かりづらく、初心者はもちろん上級者でも判断に迷う場面が少なくありません。

例えばテキサスリグをブッシュの奥へ送り込んだ時。ラインが見えていなければ…

・ボトムに着底したのか
・枝に掛かったのか
・魚が触ったのか

その判断は感覚頼りになります。しかしカラーラインであれば、ラインの角度や動き、テンション変化から状況を視覚的に把握することができます。

わずかなラインの横移動や沈下速度の変化が、そのままバイトサインになることも珍しくありません。

BMS AZAYAKA FCが活躍するシーン

フロロカーボンライン最大の特徴は「沈む」ことです。

比重が高く、感度に優れ、伸びが少ない。そのためテキサスリグやラバージグ、フリーリグなどのボトム攻略に非常に適しています。

カバーの奥へルアーを送り込み、フォールさせる。
その瞬間にラインがわずかに走る。
あるいはフォールが途中で止まる。

こうした変化は、手元よりも先に視覚から伝わってきます。特にBMS AZAYAKA FCは高い視認性によって、これまで見逃していたバイトを捉えることが可能になります。

まさに「撃つ・落とす・掛ける」というカバーゲームの精度を高めてくれるラインと言えるでしょう。

BMS AZAYAKA NYがもたらす新たな可能性

一方、ナイロンラインであるBMS AZAYAKA NYは巻き物との相性が抜群です。

浮力があり、しなやかで扱いやすく、適度な伸びによってバラシも軽減してくれます。クランクベイトやスピナーベイト、トップウォーターなどで使用すると、ルアー本来のアクションを損なうことなく性能を引き出してくれます。

さらにカラーラインの視認性によって、「どのコースを通ったのか」「どこでバイトが出たのか」「障害物をどうかわしたのか」という情報が把握しやすくなります。

 

これは再現性のある釣りを組み立てる上で非常に大きなアドバンテージになります。巻き物の釣りは感覚的になりやすいジャンルですが、カラーラインを組み合わせることで、よりロジカルな釣りへと変化していくのです。

見える情報は釣果を変える

バスフィッシングは決して偶然だけで成立する遊びではありません。

魚の行動を理解し、状況を読み取り、適切なアプローチを選択する。

その積み重ねが釣果へと繋がります。

カラーラインは、そのための情報量を増やしてくれるツールです。「なんとなく釣れた」を、「なぜ釣れたのか分かる」へ変えてくれる存在とも言えるでしょう。

BMS AZAYAKA FCとBMS AZAYAKA NYは、それぞれ異なる特性を持ちながらも、「見える」という共通の武器によってアングラーの釣りをサポートしてくれます。

まだカラーラインを使ったことがない方は、ぜひ一度試してみてください。きっと今まで見えていなかった情報が見えるようになり、バスフィッシングがさらに面白くなるはずです。

サンライン(SUNLINE)

1977年設立、山口県岩国市を拠点とするラインメーカー。 独自技術の開発力が高いだけでなく、大手材料メーカーや大学研究機関との連携・共同研究 により、最新テクノロジーを駆使したライン開発も進めている。また各分野に約400人強のフィールドテスターがおり、現場からのフィードバックも豊富。 最新テクノロジーが導入されたあらゆるジャンル(バス、ソルト、トラウト、鮎、へらぶな、渓流など)のラインを続々と輩出中!
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