非中空ソフトボディーがもたらした衝撃
非中空ソフトボディーを採用したキャタピーソフトが発売されたのは2018年のこと。ミスバイトをした魚が再度ルアーへのアタックを続けるその威力に大勢のアングラーが驚くこととなり、瞬く間にキャタピーソフトは店頭から消えてしまった。
ナマズにとっても、アングラーにとっても、ソフトボディーのプラグが持つ威力は革新的だったのだ。

スミスのナマズ用品開発担当の谷中洋一さんによると、キャタピーソフトの開発にはとても苦労したという。それはその構造の複雑さに理由があった。
金属カップやフックハンガーはソフトボディーには直接固定できない。ソフトボディーの内部にPP製のコア(ポリプロピレンの骨組)が埋め込まれているのだ。そして特殊な素材の使用や複雑な造りといった高いハードルをクリアできる生産工場も限られていた。
初代のキャタピーソフトは2025年からカタログ落ちとなってしまった。決して需要が落ちたわけではなく、生産上の都合で生産出来なくなってしまったのだ。キャタピーソフトの再販を望む声がスミスに数多く届けられたのは言うまでもないだろう。
キャタピーソフトの進化版へ
大勢のユーザーからの要望を受けて、そして何より自身がナマズフリークである谷中さんの熱意によってキャタピーソフトの再生産プランは進められていった。従来の生産工場での製造が不可能となり、新たな生産工場を探すところからのスタートとなったそうだ。

スミスのナマズ関連商品の開発を手掛ける谷中洋一さん。谷中さん自身が鯰人(なまんちゅ)であることは言うまでもない
複数の生産工場での可能性を模索した結果、ようやくキャタピーソフトの再生産の目処が立てられる段階になってきた時の事。谷中さんは従来のキャタピーソフトを超えられる可能性があることに気付く。
以前のキャタピーソフトでは出来なかった設計、新しいボディーマテリアルの優位性に気が付いたのだ。単なるキャタピーソフトの再販ではなく、より進化したキャタピーソフトの開発に舵を切ることとなった。こうして開発されたのがキャタピーソフトの進化版「キャタピーソフト60」だ。


こちらが進化した「キャタピーソフト60」。キャタピーソフトを超えるのはキャタピーソフトなのだ
キャタピーソフト60
それではここで従来のキャタピーソフトと比較してキャタピーソフト60は何が違うのか、どう進化しているのかを説明しよう。

従来のキャタピーソフトがボディー長67mmだったのに対し、キャタピーソフト60はボディー長60mmにサイズダウン。ボディーが一節分短くなったと思えば良いのだが、これによってキャタピーⅡ、キャピークリッカーⅡと共通のサイズ感となった。キャストフィールが同等となるためルアーローテーションした際にも違和感なく釣りが続行できる。

従来のソフト素材と比べキャタピーソフト60の素材は耐久性が一段と向上している。その一例として、使い込んだルアーに刻まれるフックサークル。フックサークルはボディとフックポイントの度重なる接触により発生する傷であるが、このフックサークルが旧モデルと比較して圧倒的に付きにくくなっているそうだ。より気兼ねなく酷使できることだろう。
特徴
キャタピーソフト60はアイホールにφ2.9の発光体(ルミカ社ケミホタル25)を装着することが出来る。通常のABS製プラグだと発光体の直径にシビアだがソフトボディーの場合は多少の許容があるそうだ。

なお、構造上の関係でキャタピーⅡ、キャタピークリッカーⅡのような頭部のホールは設けられていない。
カラー
01:フルルミナス

02:ブラックイモムシ

03:ピンクイモムシ

04:チャートイモムシ

05:タレブラック

06:タレピンク

07:ルミナスアオムシ

08:タレラスタ

09:マットブラック

10:ブルーバックチャート

11:チャートブラック

12:オレンジカモ

| 全長 | ボディー長 | 自重 | フック | 標準小売価格 |
| 68mm | 60mm | 14.5g | ダブルフック#1装着 | ¥2,000+税 |
スミス公式「キャタピーソフト60」詳細ページはこちら
5月発売予定
復活、さらなる進化を遂げて
キャタピーソフトの復活を待っていたアングラーは多いはずだ。ソフトボディーの進化も含めて、新しいキャタピーソフト60もきっと多くのナマズフリークが満足できる釣果をもたらしてくれることだろう。
























































