【週刊ルアーニュース創刊1000号突破-特別企画】
バス釣りトレンド大研究-20年を振り返る–第3回
「JHワッキー&2004年発売フリックシェイク誕生秘話」
いろいろ、面白い釣りが登場していた年代だったのが2004年前後。
その中でもキョーレツな印象が残っているのがジグヘッドワッキー、インチワッキー、そしてその後のフリックシェイクの誕生という流れのロケ。
ちなみにジグヘッドワッキーの威力を日本のアングラーに伝えた張本人となったのは俺達。秦クン。秦クンがオーストラリアと韓国で行われた親善トーナメントで出会ったアングラーから教わったのが、ジグヘッドワッキーだったようです。
そしてそのジグヘッドワッキーのセッティングを秦クンが突き詰めていってできたのが、ショートシャンクのジグヘッド「インチワッキー」と細長いストレート系ワームを使った通称インチワッキーセッティングができたのでした。
出展:週刊ルアーニュース(2004年)
この時、ジャッカルのテスターだった秦クンから、ジグヘッドワッキーの効きっぷりがスゴいという話が小野俊郎さん、加藤誠司さんに伝えられ、そこからは3人それぞれが現場で試行錯誤を行い、のちのフリックシェイク誕生へと繋がっていくというわけなのでした。
ではフリックシェイクはどうやって生まれたの?ということなんですけど、それは何とすごい偶然がフリックシェイク誕生へと向かわせたようです!
というのも、秦クンが、ジグヘッドワッキーに合わせるワームとして、ガルプ!ワッキークローラーを愛用していたんですが、その中で、たまたま、曲がってしまったワッキークローラーをそのまま使ったところ、バカ釣れだったよう!
この爆釣れには理由があるハズ!ということで、いろいろと現場で試していき、加藤さん、小野さんも加わり、曲がるワームのジグヘッドワームについての研究が本格化!
その研究がフリックシェイクが商品として完成したということだったんです!!
出展:週刊ルアーニュース(2004年)
で、そんなフリックのデビューから12年ほどが経過しますが、驚きなのが、いまなお、多くのアングラーの一軍ルアーとして残り続けていること。
やっぱり、人間が意図しない動きがでるルアーやアクションってバスに学習されにくいので、釣れ続けるんでしょうね! ラバジ、スモラバもそんな感じがします!