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異常気象の2018年を降り返る「下半期」②

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12月・寒波の遅い冬

12月の水位はマイナス50㌢と大減水。雨が降らない10月、11月が影響した。この影響で浚渫パターンが好調に

11月から全国的に暖冬となり、全国的に野菜の値段が下った。野菜の価格は、豪雨で高騰、猛暑で高騰、台風で高騰と6月から10月までは高値で続いたが、11月からは安値となった。だいたい野菜の生育とウイードの生育というのは一致するもので、野菜価格が上昇するような年はウイードが生えないことが多い。
この暖冬の影響で、寒波の到来が遅れており、例年ならば11月中に寒波到来で伊吹山、蓬莱山の山頂が白くなるのだが、2018年は12月8日になってようやく山は白くなった。

ウイードの減ったシャローは11月から12月にかけてバイブレ祭

寒波の到来が遅れると水温低下が遅れて、12月上旬で南湖の水温は12度、北湖の水温は15度となっており、湖は秋の状態が長く続いている。
特に暖かい日が多かった影響でバスはシャローに戻りだして、シャローのバイブレパターンは好調が長続きした。越冬モードに入らずにメタルバイブ、アラバマ系などのパターンは不発となっており、このあとの本格的な冬となる1ケタ水温までお預けの様相である。

氷魚(アユの稚魚)などベイトの量が増加。北湖もシャローにウイードがなくて、ディープが好調に

また、ここ2年ほど不調だった氷魚(アユの稚魚)のエリ漁が好調で、12月1日の解禁初日には約6㌧の水揚げを記録している。特に堅田、中主では1㌧近い水揚げとなっており、全体的に氷魚(アユの稚魚)の量が多い初冬となった。
この氷魚(アユの稚魚)の多さと暖冬によって、バスの目線が上に向くようになると、ボトム系の釣りへの反応が鈍くなり、中層のライトリグ(ミドストなど)、ジャークベイト、ビッグベイトなど目線が上なのでルアーを浮かせる釣り方が有効となっていた。

11月から氷魚(アユの稚魚)の量が増加。12月には漁も好調で、バスも上目線となり、リグもルアーも中層が好調に

 

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