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新感覚タイラバ「カチカチ玉」と「ゆらゆら玉」【トモ清水のガッ釣りソルト】

連載:トモ清水「ガッ釣りソルト」
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WEB連載「トモ清水のガッ釣りソルト」
第215回 新感覚タイラバ『カチカチ玉」と「ゆらゆら玉』

トモ清水(Shimizu Tomo) プロフィール

20年以上ロッド開発者として釣り具業界に携わるスーパーマルチアングラー。ロッド開発を手掛けたブランドは、国内、海外、自社、OEM問わず、20社にも及ぶ。現場主義、実績主義をモットーに全国各地、世界各地、釣りに飛び回るガッつり系。常に自然と魚をリスペクトし、次世代の楽しいものづくりに挑戦し続け、世界トップクラスのロッド開発者を目指す。1977年9月生まれ。本名は清水智一(しみず・ともかず)

こんにちは、トモ清水です。Tシャツ1枚でいいくらい一気に気温が上昇した日本。こうも暖かいと釣り人としては、じっとしてられませんね(笑)!

さて春と言えば、乗っ込みマダイ♪
あの綺麗なサクラ色のマダイをみたくて、前回は飯岡へ一つテンヤの記事を書きましたが、今回はより身近な東京湾へ、今度はスタイルを変えてタイラバに行ってきましたので、その模様をレポートしたいと思います。

一日3便?の巻

タイラバ釣行といっても、今回はタイラバだけにあらず。
まずはボートシーバスで、初のボートシーバスのビギナーさん2人に釣らせる、楽しんで頂く、というミッションからスタート。

横浜の有名なガイド&チャーター船「アイランドクルーズ」さんにお世話になりました。6、7年ぶりかな?

前回は韓国のゲストでしたが、今回は台湾からのゲスト♪
この日は、前日の強風が午前中まで残り、昼くらいから風が弱まる予報。キャプテンと相談し、午前はシーバスをメインに、午後はタイラバポイントまで走るプラン、という贅沢なリレー船。

そんな中、釣友の金ちゃんも、私も最初は苦戦。その中で台湾のボートシーバス初のスコットさんが絶好調!
本の釣りを、まずは楽しんで頂けてホッとしました。

その後、シーバスの活性も上がったのか、ちょっとポイントを変えたのもあって、コンスタントに全員ヒットの連続に♪

台湾ゲストのスコットさん、金ちゃん後輩の裕谷さん、二人の初ボートシーバスチャレンジも無事成功!
この歳になると、自分が釣るより、この初々しい釣った時の喜びを見ている方がなにか幸せ(笑)

そして初ボートシーバスを楽しんで頂いた後は、風も弱まりタイラバポイントへ♪

 

昼からはタイラバポイントへ!

タイラバポイントへ移動した昼12時、予報通り、北風も収まり、海上は穏やかに。
タックルはそのままで、ルアーだけスキッドブレードからアブガルシアの新作タイラバ「ゆらゆら玉」に交換。
まずは水深20mのシャローのポイントから探ってみます。

ちなみにアブガルシアのタイラバとしては「カチカチ玉」が登場していましたが…2024年NEWタイラバ「ゆらゆら玉」が登場!

その2つを見比べると…
「おっ!カーリーがダブルになってる♪」とカチカチ玉との変更点を発見。新しい「ゆらゆら玉」は、ストレートとダブルカーリーをミックスしたネクタイが生み出す波動は強すぎずナチュラル。スリムタイプなので水流が緩くてもしっかりアクションしターゲットを誘えるのが、メリットとして加わりましたね。

【ゆらゆら玉】アブガルシアから食わせ系の新型タイラバルアーが登場したゾ

船の中でちょっと携帯をチェックしていると、7年前も同じ時期に東京湾でタイラバを楽しんでました。

この時はカチカチ祭り。
本命のマダイだけでなく、春らしい多彩なゲストが釣れてくれてましたね。

 

今回は、実質2時間の短時間勝負! はたして結果は?

さて、そして今回! 実質2時間の短時間勝負での釣り!
結果は? というと…。

まずはじめに、本命のマダイを掛けたのは金ちゃん。サクラ色の綺麗なマダイ。このくらいが食としてはベストサイズ♪「釣れるじゃん!」と船中やる気が出ます。

その後、「ガツガツ」っと、気持ちよいアタリがあり、わたくしトモ清水にもヒット!
あがってきたのは、初めましてのカナガシラ!?

最初、ホウボウかと思いましたが、似ているカナガシラくんでした。初ゲストはいつでも嬉しいものです。

 

そのあともアタリ多発!

その後、タイラバも初となる、祐谷さんにバイト!
いきなりのアタリに、何と言ったか忘れましたが、船中全員が振り返るほど、とてもいいリアクションしてくれました!

そんなリアクション出来る祐谷さん、なんか羨ましい。
なにせ20年間近くタイラバを経験してくると、そんな驚きのリアクションはなかなか出来ないですからね~

釣れたホウボウは高級魚。
今回の釣行では短時間ながら、良型が連発してくれました!
大きいサイズは、マダイと合わせて、刺身、手巻き寿司で頂きました♪
中型サイズは、塩麴漬けで5日間寝かして焼いて食べると、これが最高。
息子もパクパク食べてました♪

そしてわたくしトモ清水にもラストに、本命のマダイ様が釣れてくれました。
その他にも良型トラフグなど。

基本アタリの数はそれほど多く東京湾のタイラバ。今回、短時間で釣果をもたらしてくれたのは、船長のポイントの流し方、あとは新作「ゆらゆら玉」のお陰でした~!
全てに感謝!

▪️スピニング使用タックル
ロッド:7ftプロトロッド
リール:AbuGarcia ゼノン3000MSH
ライン:ナノフィルカラード0.7号
タイラバ:ゆらゆら玉40~80g

▪️ベイト使用タックル
ロッド:6ft7inchプロトロッド
リール:AbuGarcia ゼノンBEAST
ライン:スーパーファイヤーラインカラード0.8号
タイラバ:ゆらゆら玉40~80g

 

さらに3便目!?

この日は気温も上昇し、風も穏やかになったので、ちょっと気になるターゲットが。
1人、神奈川に残り、三浦方面へメバリングとアジングの3便目⁉ に突入(笑)。

メバルの新規開拓は見事に失敗しましたが、ポイントを変えて狙いのアジはしっかりゲット。
小アジサイズをポツリポツリと拾っていく展開。

足元を探るとカサゴが遊んでくれます。

さすがに1日3便、アジ5匹とカサゴ1匹、美味しく頂ける数が釣れたところでストップフィッシング。
いやぁ~、今日も1日たくさん遊びましたね。
自然と魚に感謝、ほんとリスペクトでございます。

 

今回の本命の釣り「タイラバ」では
新作の「ゆらゆら玉」が活躍

さて、今回の本命のタイラバについて振り返ると…。
今回持ち込んだ新作の「ゆらゆら玉」が活躍してくれました!

ゆらゆら玉の特長は⁉

「ゆらゆら玉」が、どんなタイラバなのか? 私が感じた特長を簡単に紹介すると…

ゆらゆら玉は、カチカチ玉の以下の良い点を全て引き継いでいる感じ。具体的には…

・親玉と子玉の遊動式
・ゆらゆら、コトコト、擦り合って音を出す仕組み
・孫針も付いた3本フック仕様
・ガルプなどトレーラーワームを簡単に装着出来るネジ式付き
・繰り返された実績のラインの入射角度になるライン穴(これが実はかなりキモ)

それでいて、ダブルカーリーの採用や、親玉のこれぞタイラバというヘッドデザイン変更。
カーリーのラメ入りデザインなど、さらにパワーアップした印象を受ける「ゆらゆら玉」。

左が「カチカチ玉」、右が「ゆらゆら玉」

正直、私もまだまだ、ゆらゆら玉とカチカチ玉の使い分けが分かるほど、やり込んではいないので、使い続けて研究していきたいと思います♪

5月に山陰で大型マダイを狙うので、そこで使うのが今から楽しみです。

今回お世話になった人気のアイランドクルーズさん、ホームページはこちら→東京湾フィッシングガイド&チャーターボート「 icfc 横浜」

 

これからが真鯛本番の季節♪

やはりマダイは海の王様。その憧れの魚種が狙えるのが、これからが本番。一つテンヤで狙う真鯛も良し、タイラバで狙うも良し、是非ともお好きなスタイルで、海の王様、綺麗なサクラ色の真鯛を狙ってみましょう。

トモ清水でした!
See you next time!