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【推したいコンパクトギンバル】実際見ると〝メチャ良い〟が分かる「ファルクラムパッド」

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顔色は白く、表情はない。が、確かに見つめられた気がした。そんなフィッシングショーOSAKA。

ファルクラムパッド。ラグゼのNEWアイテムにして、いわゆるギンバル。コンパクトサイズだ。

これがスタッフさんに話を聞くほどに、すこぶるよく考えられていて。

もっと、がまかつ・LUXXE公式サイトでも推してもイイのになぁ~なんて余計なお世話を思ったり。

ファルクラムパッド

出典:ラグゼ公式

ファルクラム。意味は、「支点」とか「要(かなめ)」ということらしいです。アングラーとターゲットの支点となるコンパクトタイプのギンバル。パワーファイターでファイトをアシストし、オフショアでもロックショアでも対応する。

価格:9,800円(税別)
ファルクラムパッドLE907詳細ページはこちら

水抜き穴!

まずパっと見で「おっ!」だったのが穴。ロッドエンドを保持するカップの底面に穴がある。すごく、なるほどなぁと思ったのがまずココ。水抜き穴なのである。

もしかするとオフショアだとそれほどでもないかもしれませんが、ロックショアではしぶきを浴びたりでファイト中はもちろんなんだけれど、そもそもファイト前からカップに潮(水)が溜まっていた…という経験はありませんか?

これが結構不快なのもあるのですが、瞬時のフィット感だったり、思わぬトラブルを生む可能性もあるわけで、水分を排出できる穴が設けられているのがナルホドなところ。

抜き差しのスムーズさ

次に、これは実際に使用すると体感できる点としてスタッフさんが教えてくれたのは、グリップエンドのホールド性というか収まりというか。

ここが最大の特徴で、ホールドする時にスっと収まりしっかりホールドする。そして抜く時も素早く抜ける。そんな形状にテストを繰り返しながら辿り着いたんだそう!

これもリアルに、収めようとした際にどこかにぶつけてマゴついている間に…という事を経験したことがある方もいるのでは?

差し込みのスムーズな移行というのは、大型魚に必要なギンバルだからこそ重要なファクター。

△スムーズにロッド保持、また抜くこともしやすい形状、ファイト時のロッド確度などを繰り返しテスト。全体としてRの美しさもコダワリのひとつだ

また、それだけではなくて、実際にロッドを差してファイトした時に最大限ロッドポテンシャルを発揮できる角度も、最大公約数的に最適な設定にしているのだとか。

自由度が高い

さらに付属するベルトでの固定はもちろんなんだけれど、実はベルト穴だけでなくもうひとつかなり大きめな径の穴が設けられていて、これはカラビナなどを装着できる。

△胴当てベルトを外した状態

状況によっては、例えばライフベストのD環などにカラビナを介してファルクラムパッドを装着できる。何がメリットかというと、少し下気味にギンバルを構えたい…そんな場合にも非常にフレキシブルに対応できちゃう!

ベルトでの装着だけでなく、自由度が高いのだ。

ベルトが便利!

ちなみにこのベルトもかなり便利でDカンが搭載されているだけでなく、モールシステムになっていて、こちらはオフショアビッグゲームで小物系を収納しておくのに重宝しそうでした!

細部のコダワリと隠れオシャレ

また、そのベルト部。触って初めて気付いたのですが、結構硬めでメチャ耐久性がありそう。実際、この硬めの素材にすることでヨレなどを抑えることが可能なんだとか。

また、最後に「アレ?LUXXEのロゴってどこにあるんですか?」とスタッフさんにお尋ねしたところ…。

裏側にワンポイントで(写真はプロトで、まだLUXXEと正確に入っていないものですが)。

△製品版はこのようになるそうです!

あえて前面に押し出さないことで、何にでも合わせやすいし、なんかこう「見せないオシャレ」を感じさせてくれたのも個人的にはうれしいポイントでした。

オフショア・ロックショア問わず、自由度も高いファルクラムパッド。注目しておいて損ナシですよ!

がまかつ(がまかつ)

1955年創業。大阪府大阪市に本社を置き、シンガポールに本店を置く。釣り竿、釣り針、ウェアなどをメインに製品を開発・製造・販売を行っており、ルアー部門では「ラグゼ シリーズ」が有名である。