ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

フルモデルチェンジが発表されたネイティブトラウト用ロッド「エゲリア ネイティブパフォーマンス」!その違いを風間 俊春さんに聞いてみた!

  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

2024年、フルモデルチェンジが発表されたパームスのネイティブトラウト用ロッド「エゲリア ネイティブパフォーマンス」。

第四世代となる今作では、新たにカーボンマテリアル採用モデルの全ての機種で中弾性マテリアルが採用。

今回は、そんな一新された「エゲリア ネイティブパフォーマンス」について、監修した風間俊春さんにお話を伺ってきました!

釣りの幅を広げる中弾性マテリアルのファーストテーパー設計

フルモデルチェンジにあたり、一番の注目ポイントといえば、カーボンブランクモデルの中弾性マテリアルの採用。

これまでは高弾性の素材が使用されてきましたが、今作ではブランクも素材から一新され、全く違う使用感に仕上げられているとのこと。

なぜ中弾性マテリアルを採用したのか、その理由について伺いました。

風間さんによると、一番はキャストやルアー操作の楽しさをより多くの方に体感してほしかったそうで、今回あえて中断性をチョイスしたとのこと。

もちろん高弾性のブランクにもメリットは多数あるのですが、キャストする際にリリースポイントが狭く、ルアーを上手に飛ばせない…、ルアー操作が難しい…といったテクニカルな部分がありました。

それに対し、中断性はルアーのウエイトも乗せやすく、ピンポイントでのキャストも決まりやすい。さらには、ルアーの操作性も向上しており、これまでのモデルよりも大幅に扱いやすくなっているのだそう。

また、アクションに関してはこれまでのモデルと同様、ファーストテーパーが採用。

中弾性のカーボンとの相乗効果で、これまでファーストテーパーが苦手な方にも扱いやすい仕上がりとなります。

今作では“扱いやすさ”に注力した設計となっており、高弾性やファーストテーパーが苦手だった方も「エゲリア ネイティブパフォーマンス」を手にすることで、より釣りの幅が広がる、楽しみが増えるロッドに開発されています。

ネイティブトラウト入門の方はもちろん、これまでのシリーズを愛用していた方にもオススメ!

ここまでの話を聞くと、今作はこれからネイティブトラウトをはじめる方や、比較的ビギナー層に向けたモデルのイメージが強いかと思います。

逆にこれまでの「エゲリア ネイティブパフォーマンス」を愛用していた方には、やや物足りないイメージを持たれてしまうのでは…?そんな不安に思う声もあるかと思います。

今回はあえて正直に、風間さんにそうした疑問を投げかけてみたところ、“これまでの高弾性のエゲリアを使っていた方にも、今作はぜひ手にとってほしい!”との返答が!

というのも、従来の中断性にありがちなダルさなどは一切なく、ブランクの張りはしっかり残しつつも、しなやかさが存分に発揮されているのだそう。

これまで高弾性を使っていた方も違和感なく使用することができる出来栄えで、むしろ長年のエゲリアファンにこそ手に取って、その違いを感じてほしいと語っておりました。

高弾性よりも扱いやすく、それでいて従来の中弾性とは一味違う、今作の「エゲリア ネイティブパフォーマンス」は長年のファンの方も納得してもらえるそんなロッドに仕上げられています!

全19機種、ビギナーへのオススメは?

カーボングラファイト13機種、グラス6機種の合計19機種と非常に豊富なラインナップが登場となる「エゲリア ネイティブパフォーマンス」。

ビギナーの方にも手に取りやすい設計とのことでしたが、実際どの機種を選べばよいのか?その点についても風間さんに伺ってみました。

ネイティブトラウトのビギナーの方ならカーボングラファイトモデルから…

エリアトラウトなど経験がなく、これからネイティブトラウトゲームにチャレンジする方へオススメなのが、「EFNS-51UL」。

「EFNS-51UL」は、カーボングラファイトの中でも、特にスタンダードなパワーのアキュラシーロッド。

パワーもULクラスで軽快にキャストすることができ、テンポよく渓流のルアーフィッシングを楽しむのに最適な一本とのこと。軽量ルアーからヘビーシンキングミノーと幅広く楽しむことができ、ビギナーの方はもちろんベテランの方も長く楽しめるロッドとなります。

生まれ変わった「エゲリア ネイティブパフォーマンス」の魅力が凝縮されているので、初めて手にするモデルとしても非常にオススメとのこと。

ちなみに、初めての方はカーボングラファイトのモデルがオススメで、そこからキャストやルアー操作を学んでいき、よりロッドを曲げる楽しさを知ってからグラスモデルを手にした方がよりロッドの魅力を知ることができるのだそう。

今回ピックアップしたのはスタンダードな「EFNS-51UL」でしたが、釣りに行くエリアが決まっていればその地域に合わせたスペックを選ぶのもオススメです!

Model Length Piece Power Lures Line Rod Wt. 本体価格
EFNS-51UL 5ft.1inc. 2pc. UL 1~8g 1-4lb 72g ¥23,600
エリアトラウト経験者なら「EFVS-50L」

近年は、エリアトラウト経験者がネイティブチャレンジしたいという方も増えているのだそう。

そんな方にオススメなのが、グラスコンポジットのライトアクションモデルの「EFVS-50L」。

というのも、エリアトラウト経験者はスプーニングの経験を積んでいる方が多く、「EFVS-50L」はそう言った軽量のスプーンと相性の良いロッドとなります。

グラス独特のベンドカーブが生むフィーリングで、ショートバイトを逃さない繊細さも備えた一本となります。キャスティング時に感じる持ち重りを軽減しつつ、ポイントへの微調整も効くのでルアーをソフトに着水させたい…といったときにもオススメ。

それでいてグラスロッド特有のダルさもなく、ファイト中もグラスならではのネバリ強さと曲がりが楽しめるロッドになっているとのこと。

Model Length Piece Power Lures Line Rod Wt. 本体価格
EFVS-50L 5ft. 2pc. L 2~9g 3-6lb 86g ¥24,500

以上、「エゲリア ネイティブパフォーマンス」について紹介しました。

登場は5月予定とのこと。

イベントなどで手にする機会がありましたら、ぜひその違いを体感してみてください。

PALMS(パームス) プロフィール

神奈川県平塚市に本拠地を構えるタックルブランド。 “フィールドでの実釣からコンセプトを得ること”をポリシーに製品開発を行う。 真の道具として、フィールドとファクトリーという2つの現場に立つことでプロダクトを実現。 神奈川を中心に全国で多くのアングラーに支持されています。